キューバには二度と行かないと思っていた

2016年にキューバを一人で旅した

2016年にキューバを旅した。
その時の写真を評価してもらい、世界旅写真展で入選することができた。

世界旅写真展に入選しました

それがきっかけで、キューバの写真をまとめようと本気でセレクトしたところ、うーむ…、自信をもって発表できる写真がちょっと少ない。

これはまあ、セットにして一緒に組むならいけるかな…

そんな作品がけっこうな数あり、どうにも妥協しているようで気持ちがわるい。

セレクトをきちんとやらないと作品群としてのレベルは落ちるし、セレクトをきちんとやりすぎると作品の数として少々物足りない。

うーむ。

旅の後に感じた思い「キューバには二度と行かないだろう」

私が撮影したキューバの写真群を自分の中で昇華させるには、展示なり写真集なり、きちんと作品群として形にすることが必要になる。

ただ、今のままでは、それをするにはちょっと不完全燃焼で終わりそうな気もする。

そんなことをグルグルと考えた結果、もう二度と行かないだろうと思っていたキューバに、もう一度行くしかないだろうという結論に至った。

 

正直、旅先としてのキューバには、もうあまり興味がない。
ただ、写真としては前回の滞在では天候や日程の関係から撮りたくても行けなかった町もあって、もうちょっと撮りたい。

そんなことを思い、前回は日程の都合で行けなかった町へ行こうと思う。

生まれて初めて写真を撮るための旅をしに行くことを決意した。

 

後日談:キューバで写真を撮る旅をしてきた

写真を撮るためにキューバへ行ってきた

キューバを旅して発見した10の情報を共有する【2019年版】

キューバで実践したスナップ撮影のマイルール

キューバを旅した2016年は、僕が写真に対して本格的に向き合い始めた頃だった。

どうにか素晴らしい写真を撮りたい。

そう思い、あらゆる工夫をしていた時期でもあった。
今思えば、そこから撮影におけるマイルールがいくつか確立していったように思う。

 

例えば、望遠レンズを使わないこと。

望遠レンズを使ってアップになったり、広い写真になることで、一枚の素晴らしい写真は撮れるようになるかもしれないけれど、写真群になった時は視点がガチャガチャするのではないかと考え、望遠レンズを使わないことを試した。

 

デジタルカメラの良い点から敢えて逆のことをしてみようと思い、液晶モニターに黒い紙を貼り付け、撮った写真をその場で見ないこともやってみた。
キューバで撮った写真はまさにその時期で、帰りの経由地であるメキシコシティの空港で初めて撮影した写真を見た。

いくつかの良い作品を撮れたことに安堵したのを覚えている。

デジタルカメラの良さは他にもあって、枚数をほぼ無限に撮ることができることも挙げられる。
ただ、私自身はそれと相反するように、枚数を撮りすぎることに疑問を持つようになったのもこの時期だ。

一枚撮って、ちょっと動いてまた撮って、露出を変えてまた撮る。
そういう絶対的な無限性が、自分の能力を高めるこを阻害しているように思えた。

いくらでも写真を撮れることが一枚への集中力を削ぎ、大袈裟に言うと適当に撮ってしまっている要因なのではないか。
だから、基本的には同じ構図では一枚しか撮らないことをマイルールとしてキューバでは撮影した。

一枚に集中し、一枚で仕留める。

そうやって、入選作品は撮影された。

だからこの写真の前後には、同じ場所で写された写真は存在しない。

不自由さが能力を高めてくれる。
そんな思いをもって、写真に取り組んだ。

結果として、今見ても納得のいく一枚を撮ることはできたけど、いかんせん写真の枚数が足りなかった(笑)

全くもって当たり前である。

キューバには二度と行かないと思っていた

キューバには二度と行かないだろうと思っていた。

だけどまあ、様々な流れがキューバ行きを促している。きっとこの流れには乗っかったほうがきっといいのだろう。

そんなことを考え、キューバ行きの航空券を購入した。

夏。
僕にとって生まれて初めて写真を撮るための旅に出る。

 

後日談
その後、キューバで写真を撮る旅をし、写真展を開催することになり写真集を出版することになりました

写真を撮るためにキューバへ行ってきた

僕の写真展「Quiet Cuba」が東京・神楽坂で2月22日から開催されることになりました

写真集「SEEKING QUIETNESS」を出版することになりました

6 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です