はじめて写真展を開きたい方へ① 〜会場選択編〜

これまで展示会(写真展やエッセイ展)を4回行ってきました。

なにを準備すればいいの?
どこで開催するのがいいの?
なにが必要なの?
写真はどうやってプリントするの?
なにに額装するの?
どう宣伝すればいいの?
お金はいくらかかるの?

2015年にはじめて写真展を開いた僕は、まさにこんな状態でした。

市民ギャラリー、私設ギャラリー、大手企業ギャラリー。
なにもわからない状態から試行錯誤を繰り返しながら様々な展示会場で写真展を開催してきた中で、いくつかのノウハウを得ることができました。

そして、展示会を開催するようになり、僕はこれまで大小合わせて10程度の写真コンテストで賞を頂くようになりました。
その中には新宿のギャラリーで個展を開催させて頂けるコンテストや、200人に1人しか受賞しないというニッコールフォトコンテストで2回受賞することができました。

写真展を開きたいんだけど、なにから始めればいいのかわからない。
そんなあなたの背中を押したくて。

このブログがヒントとなって、あなたの初めての写真展の開催に繋がれば幸いです。

写真展を開きたいんだけど、なにから始めればいいのかわからない。
そんなあなたの背中を押したくて。

このブログがヒントとなって、あなたの初めての写真展の開催に繋がれば幸いです。
今回はその第1回。「会場選択編」です。

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第2回:はじめて写真展を開きたい方へ② 〜写真のセレクト編〜
第3回:はじめて写真展を開きたい方へ③ 〜額装編〜
第4回:はじめて写真展を開きたい方へ④ 〜宣伝編〜
第5回:はじめて写真展を開きたい方へ⑤ 〜会場レイアウト編〜
第6回:はじめて写真展を開きたい方へ⑥ 〜当日持参する道具編〜
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【フォトコンテストで入選するために】

フォトコンテストで入選するために①-よい写真を撮る-

フォトコンテストで入選するために②-コンテストを選ぶ-

フォトコンテストで入選するために③-写真をセレクトする-

初めての写真展。あなたはどんな写真展を開きたいの?

写真展を開催しようと思ったときにまず最初に考えることは「どんな写真展を開きたいのか」ということです。
そのゴールによって、これからのアプローチが大きく変わることになります。

最も大きな要因は、場所ですね。

写真展を開催しようと計画したときに、まず最初にやることは会場をおさえることなのかと思います。会場さえ決まれば、あとはもうそれに合わせて一つひとつ準備を進めていくだけですから。

会場にはいろいろな種類があってメリット・デメリットがあるので、少し解説していきましょう!

あなたは、どんな会場で写真展を開催したいですか?

写真展会場の種類を徹底解説

会場には大きくわけて4つの形態があります。

① 企業ギャラリー
② 私設ギャラリー
③ 市民ギャラリー
④ カフェや古本屋併設のギャラリー

それぞれ長所・短所とあって選択は自由。
あなたの希望にあった展示会場は、どこでしょうか?

① 企業ギャラリー

企業ギャラリーというのはNIKONやCANONなど企業のギャラリーが主催する審査に応募し、採用された方が使用できるというものです。
誰でもやりたい!と言ってできるものではないのですが、写真に自信のある方やチャレンジしてみたいという方は、まずは企業ギャラリーが主催する公募展にチャレンジしてみてもいいかもしれません。

カメラメーカーだけではなく、求人情報のアイデムが所持するギャラリーが新宿にあり、そちらも年に1回プロキオンフォースという公募展を開催しています。
40点以上の作品を提出し、採用されれば新宿の一等地に無料で展示会を開催することができるという夢のような企画です。

自分には無理かも…と感じる方も多いかもしれませんが、これが意外に通るのでぜひチャレンジすることをオススメします。

アイデムフォトギャラリーシリウス

銀座ニコンサロンの場合にはコチラをご覧ください。
アイデムフォトギャラリー・シリウスの場合はコチラをご覧ください。

◎ メリット
◎ ギャラリーの立地や知名度が抜群で、写真好きな固定客が来場してくださる。
◎ 費用無しで開催できる場合が多い。
◎ ギャラリーのスタッフにアドバイスを頂ける。

▲ デメリット

△ 審査を通るのはなかなかハードルが高い。
△ 年齢制限がある場合が多い。

② 私設ギャラリー

私設ギャラリーというのはその名の通り個人のギャラリーです。利用料を払えば誰でも借りられる場所がほとんどです。
都内だと銀座や新宿等が写真ギャラリーのメッカとされていて、狭いエリアにかなりの数のギャラリーが点在しています。代官山や恵比寿などのオシャレなエリアにもギャラリーは多数あり、自分の好みにあったギャラリーを見つけるのも楽しいかもしれません。

知名度が高いギャラリーもあって写真好きな方がフラっと入ってくることも考えられる反面、人通りがほとんどない場所で集客が期待できないギャラリーもあります。

展示スペースは写真に特化しており、心地良い空間と、ちょっと狭いくらいのちょうどいいスペースが提供されます。
また、宣伝も系統化されていて、プレスリリースやダイレクトメール等の手厚い支援をしてくださるところも多くあります。

費用は高い場所が多く、都内だと1週間で10万円くらいする場所がほとんどです。

新宿Place M 6日間貸し11,0000円(@新宿)
ギャラリーNIW 6日間貸し59,000円(@江戸川橋)

東京都内だと1日1万円~1.5万円くらいする場所がほとんどですね。
NIWは都内では最安レベルの値段だと思いますが、人通りはほとんどなく、ふらっと入ってきてくださることはほとんど期待できないというのが正直な感想です。

私設ギャラルーは、料金と集客力でのバランスを考える必要がありますね。

ギャラリーNIW

◎ メリット
◎ お金さえ払えば誰でも利用することができる。
◎ 個人で場所を借りるため、自分の好みにあった展示ができる。
◎ 年中展示会をしているため、宣伝や展示が系統化されていてオーナーが支援してくださることもある。

▲ デメリット

△ 費用が高い。
△ 会場によってはほとんど人通りのないギャラリーがあるので下調べが必要である。

③ 市民ギャラリー

市民ギャラリーとは、市町村が運営しているギャラリーです。
公的な施設のため、料金はダントツで安く、横浜市民ギャラリーを例に挙げると5日間で19,000円となります。
初めての写真展ではプリント・額装などでけっこうなお金がかかるのでトータルの出費をおさえることができます。

また、申し込みさえすればば誰でも自由に展示することができます。
加えて会場がかなり立派な建物が多く、広いです。反面、あまりに広すぎる空間であるため、写真が小さく感じる場合があります。

マイナス面を挙げると、料金の安さから予約がかなり取りずらい場合が多いです。写真だけではなく、おじいちゃんおばあちゃんの俳句の発表会や、絵画展などをしていることも多いようで、都内近郊では1年先までずっと予約が埋まっており、抽選ということもよくあるようです。

また、場所も離れた場所にあることが多く、写真展巡りをしてたまたま入ったというようなお客さんはほとんど見込めません。
宣伝はギャラリー側がプレスリリースやDM配布等をしてくれることはなく、全て自分でしなければいけません。

初めての写真展ということで、料金を抑えながら、色々なことを自分で体験して知っていきたいという思いの方にはいいかもしれません。

横浜市民ギャラリー

◎ メリット
◎ 料金が安い。
◎ 空間が広く、立派な建物であることが多い。
◎ 申し込みさえすれば、誰でも利用することができる。

▲ デメリット

△ 予約がかなり取りづらく、1年先まで埋まっていることがある。
△ 立地がよくないことが多く、ふらっと入ってくるお客さんはあまり期待できない。
△ 宣伝は全て自分でしなければいけない。

④ カフェや古本屋併設のギャラリー

カフェや古本屋などに併設されているギャラリーでも展示会を開催することはできます。
ギャラリーのある古本屋としては根津のタナカホンヤや、駒沢のSNOW SHOVELINGなどがあります。

料金は私設ギャラリーと比べると安い場所がほとんどかと思います。
カフェを含めた飲食店は交渉次第では無料で壁を貸して頂けるかもしれません。

コーヒーを飲みに来たり本屋に行くフラっと入ってくださった方が、作品を見てくださることは大きなメリットですね。

問題点としては、展示面積が狭い場合が多いことですね。
ギャラリーがメインではないので、展示する環境が整っていなかったり、自由な展示設計をしづらいかもしれません。
まあ、お店によるんでしょうけどね。

タナカホンヤのギャラリー

◎ メリット
◎ 料金が安い。
◎ 展示目的ではない方がフラっと見てくれる。
◎ 店舗と展示の相性が良いと、相乗効果が生まれる。
▲ デメリット

△ 展示がメインではないので、環境が整っていないことが多い。
△ 飲食店の場合、ゆっくり作品を見ることができにくい。

会場が決まれば全てが動き始める

お金を安く済ませたいのならば、③市民ギャラリーや、④カフェや古本屋併設のギャラリー。
しっかりとした写真展をしたいのならば、①企業ギャラリーに作品を持っていってみよう。
そこで縁がなかったら②私設ギャラリーに行ってみてもいいかもしれません。

「写真展を開きたい」

せっかくそんな感情を抱いたのならば、この文章を読んでピンときた会場に、ぜひ足を運んでみてほしい。

そしてその会場を眺め、自分が展示会をすることを想像してみてほしい。

もし、あなたが想像できたならば、思い切って会場を予約してみよう。

会場さえ決まれば、全てが動き始めるのだから。

 

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第1回:よい写真を撮る
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