【読書感想文】米沢敬さん著『信じてみたい 幸せを招く世界のしるし』本の内容・感想

この記事では、創元社から出版されている「米沢敬さんの著書『信じてみたい 幸せを招く世界のしるし』の書評記事」です。創元社のシリーズ本は、挿絵もとても美しくて好きな本のシリーズです。

どこよりも詳しい読書感想文の総まとめ|読みたい本が見つかる

米沢敬さん著『幸せを招く世界のしるし』とは?

幸せを招く世界のしるし|米沢敬


信じてみたい 幸せを招く世界のしるし

人気のシリーズ本『世界を旅するイラストブックシリーズ』

世界を旅するイラストブックシリーズとは?
創元社が出版している本の人気シリーズ。ことばとイラストで豊かな世界を教えてくれるシリーズで、他の著書として「翻訳できない世界のことば」、「誰も知らない世界のことわざ」、「なくなりそうな世界のことば」、などがある。
美しいイラストと知らなかった世界の言葉が合わさって、正に旅をするようなイラストブック。
https://www.sogensha.co.jp/special/sekaiwotabisuru/

僕は「誰も知らない世界のことわざ」と「なくなりそうな世界のことば」を持っている。

世界各国に伝わることわざや、古くからの言葉を、優しき魅惑的なイラストで紹介してくれる美しいシリーズで、とても気に入っている。

娘と一緒に読むこともあって、娘もその優しいイラストに引き込まれるのか、何度も読み返している。

今回は「幸せを招く世界のしるし」というタイトルで、幸福を呼ぶ前兆や習慣について書かれた本書を読んだ。

『信じてみたい 幸せを招く世界のしるし』に書かれた名言・名文

僕は本を読んだら気になった文章をノートに書き記す習慣を、もう15年近く続けている。

インプットの吸収率が圧倒的に上がるし、なにより目に見える形で記録されていくことが自分の自信になる。

本書から気になった文章を紹介する。

茶柱が立つ(日本)
湯呑みの中に茶柱が立ったからといって、喜んですぐに飲んではいけません。
じっくりと、茶柱が倒れるのを待つように。倒れた方角から幸運はやって来ます。煎茶でも焙じ茶でも上等なものほど、茶柱が立ちにくいもの。

例えば、こんな感じ。
茶柱が立つっていうのは、有名な幸福のサインですよね。

こういう何気ない日常のサインの世界のバージョンです。

虫がとまる(バングラデシュ)
バングラデシュをはじめ、世界各地で虫がからだにとまるのはラッキーなサインだとされています。とくに欧米ではてんとう虫が吉兆。北欧では願いが叶う前触れ、中央ヨーロッパでは、女性の髪の毛に止まったら、その年のうちに結婚するとされています。
猫が顔を洗う(日本)
世界各地で、猫は天気用法をする動物とされています。
トルコでは猫がくしゃみをすると雨、欧米では伸びをするとやっぱり雨。東北地方では耳の上をなでると晴れるとされています。さらに猫が耳のうしろまで顔を洗うと、何かいいことが起こる前兆です。
両隣が同じ名前(トルコ)
パーティーや宴会では自分の両隣に誰が座るかはかなり重要。でも、好き嫌いよりも、その人の名前のほうがもっと重要です。両隣が同じ名前の人だったら、近々幸運が舞い込む前触れになります。

おもしろいですね。
世界の広さがこの本には詰まっているような感覚になります。

米沢敬さん著『信じてみたい 幸せを招く世界のしるし』を読んだ感想・まとめ

ずっと飾っておきたくなる本。
娘がもう少し大きくなって、なんとなく本棚に置かれているこのシリーズの本を読んでくれたら嬉しいですね。

ということで、本棚にそっと忍ばせておこうと思います。

created by Rinker
¥1,760 (2023/10/25 13:21:36時点 Amazon調べ-詳細)
この本の評価
面白さ
(4.0)
吸収できた言葉
(4.0)
デザインの美しさ
(4.5)
総合評価
(4.0)

書評記事」をカテゴリーで分類していて、様々なジャンルの本を紹介しています。本が好きな方はぜひ読んでみてください。

どこよりも詳しい読書感想文の総まとめ|読みたい本が見つかる
これまでの読書感想文一覧

1)角幡唯介|エベレストには登らない
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし←今回の記事
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
23)内山崇|宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
24)近藤雄生|まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること
25)岸田奈美|家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
26)玉樹真一郎|「ついやってしまう」体験のつくりかた
27)村本大輔|おれは無関心なあなたを傷つけたい
28)小松由佳|人間の土地へ
29)服部文祥|サバイバル家族
30)石川直樹|地上に星座をつくる
31)加藤亜由子|お一人さま逃亡温泉
32)沢木耕太郎|深夜特急
33)ブレイディみかこぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2
34)沢木耕太郎|深夜特急第1巻・第2巻
35)沢木耕太郎|深夜特急第3巻・第4巻
36)いとうせいこう|国境なき医師団を見に行く
37)ちきりん|「自分メディア」はこう作る!
38)村上春樹|村上T 僕の愛したTシャツたち
39)鈴木賢志|スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む
40)沢木耕太郎|深夜特急第5巻・第6巻
41)落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書|
42)早坂大輔|ぼくにはこれしかなかった。BOOKBERD店主の開業物語|
43)小永吉陽子|女子バスケットボール東京2020への旅
44)辻山良雄・nakaban|ことばの生まれる景色
45)岡田悠|0メートルの旅
46)トム・ホーバス|チャレンジング・トム
47)長谷川晶一|詰むや、詰まざるや 森・西武VS野村・ヤクルトの2年間
48)田中孝幸|13歳からの地政学
49))国分拓|ガリンペイロ
50))サトシン・西村敏雄|わたしはあかねこ
51))林木林・庄野ナホコ|二番目の悪者

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です