佐藤優|「人生のサバイバル力 」を読んで考えた

書評記事を書くことを続けてみる

このブログの読者から「たくさん本を読んでいるのでオススメの本を教えてほしい」と伝えられたことがある。

いろいろ考えた結果、読み終わった後の記憶が新しい状況の中で、記事を1本書くことを続けてみることにした。

決意してから17冊目は、このブログでもおなじみの17歳の特別教室シリーズ・佐藤優さん著書の「人生のサバイバル力 17歳の特別教室」について書いてみる。

佐藤優|人生のサバイバル力

人生のサバイバル力|佐藤優

人生のサバイバル力 17歳の特別教室

「17歳の特別教室」 とは?
高橋源一郎、佐藤優、瀬戸内寂聴、岸見一郎、京極夏彦、磯田道史の6人の人気著者が、現役高校生を対象に、現代を生き抜くうえで必要な知恵を伝える「特別授業」をおこない、その内容をもとに書籍化したシリーズ。

17歳の特別教室シリーズの1冊目である高橋源一郎さんの「答えより問いを探して」が面白かったので、その他のシリーズ本である「哲学人生問答 17歳の特別教室」を読み、この本を手にとった。

高1の夏休みにソ連・東欧一人旅をした頃のことを描いた「十五の夏(上)」「十五の夏(下)」の著者である佐藤優さんが、母のルーツである久米島の高校でこれからの生き方について特別講義をした様子を書籍化した一冊。

「人生のサバイバル力」に書かれていた言葉を紹介する

僕は本を読んだら気になった文章をノートに書き記す習慣を、もう15年近く続けている。

15年前から私が本を読んだら必ず行っている2つの習慣

インプットの吸収率が圧倒的に上がるし、なにより目に見える形で記録されていくことが自分の自信になる。

本書から気になった文章を紹介する。

 

「損得にかかわること」になると、人間は非常にアンテナが働くわけだ。手紙を出したいときにはポストが気になる。そういうふうに物事には、自分の利益と関係することが必ずなにかあるのだと。自分で意識していないところにも必ず利害関係が隠れている。人は自分に利害関係があるものだけを情報として引っ張ってくる。

 

重要なのは、対話です。心の中で考えていることを察してくれというのは無理で、人間は言葉を持っているんだから、言葉にする努力をお互いにするということ

 

だから、私にできる事は、歴史の節目になる年号を覚えることが、君たちの将来にとってどれほど重要かを教えることだ。そう言うと、みんなそこから勉強し直して、3週間後に再試験をやると90点位の平均点になる。学生から今でも時々メールをもらうよ。「あの時ああやってショックを与えてもらってよかった。頭への入り方が全然違った」と。
だから大学に入る時点で面倒な科目をすり抜けて、その後も試験を適当にこなせばいいと思っていたら、何の知識も定着しない。みんなはそのことをよく覚えておいてほしい。

 

人は危機感を持ったときにインプットの質が飛躍的に上がる。
僕は大学生のときに人生で一番勉強をしたのだけれど、それはこれからの就職に向けて、このままではマズイと純粋に思ったから。

主体的に「学ばなければまずい」と思えるようになることがインプットの質を高めることは明白で、佐藤さんはそうやって学生を焚きつけて学習を促す。

同じ学習時間・同じ学習方法でもきっと意識が異なるだけでインプットは大きく異なって、最大限取り入れることができるかはそんなきっかけ1つなんだろうなあと改めて感じた。

「人生のサバイバル力 」を読んで思ったこと

相変わらず佐藤優さんの知識力には驚く。
そして、自分の言葉で話していることがよくわかる。

本書は先述したように佐藤優さんの母のルーツである久米島の高校で講義をした際のやり取りを本にしているのだけれど、活字から「自分の言葉」で話している佐藤さんの表情が伝わってくる。

自信がある人の話は、文章からも伝わってきて、読んでいて気持ちがいい。

17歳の特別教室、とてもいいシリーズです。

この本の評価
面白さ
(4.0)
吸収できた言葉
(3.5)
デザインの美しさ
(4.0)
総合評価
(3.5)

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