戸田和幸|「解説者の流儀 」を読んで考えた

書評記事を書くことを続けてみる

このブログの読者から「たくさん本を読んでいるのでオススメの本を教えてほしい」と伝えられたことがある。

いろいろ考えた結果、読み終わった後の記憶が新しい状況の中で、記事を1本書くことを続けてみることにした。

決意してからの4冊目は戸田和幸|「解説者の流儀」について書いてみる。

解説者の流儀|サッカー元日本代表・戸田和幸

解説者の流儀|サッカー元日本代表・戸田和幸


解説者の流儀

戸田和幸とは?
2002年日韓ワールドカップでレキュラーとして活躍。赤いモヒカン頭をしていた姿を覚えている人も多い。引退後は、徹底したリサーチと情報収集に基づいた的確な戦術分析を得意とする解説者として国内外のサッカー中継で活躍。
youtubeチャンネルも開設している。「SHIN_KAISETSU

30代以上の方は、2002年日韓ワールドカップの盛り上がりも、日本代表の勇姿も、そこで躍動していた赤い髪の男の記憶もある人が多いだろう。

容姿やポジションの役割から荒々しいイメージをもたれやすいが、実は論理的で解説者にめっぽう向いている。

そんな戸田和幸が、どうやって解説者という職業をつかみ、準備し、評価を得て、地位を築いたのかが書かれている。

僕はそこに興味があって本書を読んだ。

「解説者の流儀」に書かれていた言葉を紹介する

僕は本を読んだら気になった文章をノートに書き記す習慣を、もう15年近く続けている。

15年前から私が本を読んだら必ず行っている2つの習慣

インプットの吸収率が圧倒的に上がるし、なにより目に見える形で記録されていくことが自分の自信になる。

本書から気になった文章を紹介する。

しかし、不思議と僕には自信があった。「戸田和幸」という解説者をいかにブランディングするかと考えたとき、1つのスタイルがイメージできた。他者とは違う「色」を出せると思えるのだ。

 

引退をするより遥か前から持っていた、将来的に自分が置かれるであろう状況、立場に対する認識が間違っていなかったこと。自ら動き機会を作りにいったこと、そして目の前の一つ一つの仕事に、自分のそれまでとそれからの全てを託し全力を尽くしたこと。そして思いもよらぬところから援軍が現れたこと。
自分を知り、できるだけ正しく自分を見せることに努め、覚悟を持って物事に臨んだからこそ道が開けたのだと、改めて振り返り強く感じている。

本の前半部分は、どうやって解説者になり、どういう心持ちで仕事をし、どうやって今の地位を築くことができたのかが書かれている。

フリーの解説者の仕事は、ただなんとなくやっていけば続けられるものではなくて、自分の色を出す必要がある。

いかに戸田和幸という存在をブランディングし、最大限その能力を活かす場で力を発揮させるのか。

解説者という枠を取っ払って読んだ時に、全ての人に当てはまる一冊だと思う。

「解説者の流儀」を読んで思ったこと

前半部分の解説者として(仕事人として)の心構えが刺激的でおもしろい。

後半部分は、より具体的にサッカーを語る部分が多いのだが、前半部分が刺激的だったことに比べれば僕にとっては熱量が落ちた。

とはいえ、この本から戸田和幸という存在を更に応援したくなった。
僕にそう思わせたことが、この一冊には価値があるというなによりの証拠だろう。

表現者としての準備について考えさせられた一冊。

この本の評価
面白さ
(3.5)
吸収できた言葉
(3.5)
デザインの美しさ
(3.0)
総合評価
(3.5)

3 Comments

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