【旅のエッセイ】これまで50カ国以上を旅した僕が、旅に出たくなる理由

SOGEN

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この記事では、「これまで50ヶ国以上を旅してきた僕が、旅に出たくなる理由」について考え、エッセイにしています。
不思議に聞こえるかもしれませんが、旅の前日はいつも憂鬱になります。旅なんか行きたくないとすら思います。
それでも、仕方なく旅に出て、帰ってきてはまた飛行機を予約している自分がいます。今回はそんなことを綴っています。

 

旅のエッセイ」をカテゴリーで分類していて、旅の体験から得た自分なりの考えを物語にして書いています。

【旅のエッセイ】旅に出たいはずなのに、旅の前日は憂鬱になる

1年半ほど旅をしたという話になると「旅が好きなんですね」と言われることがあります。
そんな時は決まって「ええ、まあ」と適当に相槌を打つのですが、果たして僕は旅が好きなのだろうかと考えることがあります。

「いやいや、そんなに旅しているんだから好きなんでしょ」と言われても、どうにもピンとこないというのが素直な感想です。
はい、けっこう面倒な性格ですね。

 

旅の前はいつも憂鬱になります。
え?と思われる方も多いでしょう。

「明日から、台湾に行く!パリに行く!キューバに行く!」

そんな時は、いつも憂鬱です。共感できる方もいるのかな…。
なぜだと思いますか?

 

言語化すると、旅に出ることで日常に比べて精神的にも肉体的にも、過酷な環境に身をおくことがわかっているからです。

狭い飛行機に何時間も乗ることを想像しただけで気分が滅入ってきます。
無事に現地の空港へ着いたと思えば、バックパッカーをしてきた経験からできるだけボラれたくないなと考えてしまう癖がついていることもあって、客引きと交渉することになります。
わけのわからない提案をしてくる客引きに混乱させられながら、疲れた頭をフル回転することになって、頭も体も非常に消耗することが目に浮かんできます。

ようやく現地に着いたかと思えば、移動では体幹トレーニングになるようなガタガタと揺れるバスに乗ることもあるだろうし、食事では水分を吸い過ぎてふにゃふにゃになった麺を食べなければいけないこともあったりします。
アクティビティをしようと山を登れば、寒い夜を何度も過ごし、お腹を壊しながらもハアハアと息を荒げ、特になにがあるわけでもない頂を目指して歩き続けることになったり。

それも全て自分が選択したことなんですけどね。でも、そんな選択をしてしまう自分がいたりします。

 

早く帰ってベッドに寝転がりながらパソコンを開き、なにも考えずに過ごしていたい。

暖かい部屋、肌触りのよい毛布、おいしい食事。
こんな幸せな空間から外へ出る理由なんてどこにあるのだろう、といつも考えながら、それでも旅を続けています。

こんな気持ち、わかりますかね?

高地登山のテント泊

【旅のエッセイ】旅の前日は憂鬱になるのに、やっぱり旅に出たくなる理由

それでも、旅に出たいという欲求が生まれてくるのは、自分が見たことのない景色や暮らしや人々を、自分の肌で感じたいからなのでしょう。

寒くて息苦しい山の上から見る景色は美しいだろうな。
自分が見たこともない暮らしや文化を目の当たりにするとびっくりするだろうな。
知らない文化を体験すると、ワクワクするだろうな。

まだ見ぬ世界が驚き溢れる世界であることも、憂鬱な気持ちと同じくらいわかっているんですね。

だから僕は旅に出るような気がしています。

 

憂鬱な時間があったとしても、自分がまだ見たことのない世界に出会うことができる体験をしてみたくなって、旅を続けています。
それに触れた瞬間の喜びは、全てをチャラにするとまでは言わないけれど、また旅に行こうと思うには充分な感動があるからです。

知らないものを知りたい、ここではない場所に行ってみたいというのは、人の根源的な欲求なのかもしれません。

 

憂鬱な前日の夜を乗り越えて、僕はまた旅に出ていくでしょう。

ラダック最高峰・ストックカンリ山の頂上

 

【旅のエッセイ】まとめ

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旅のエッセイ:始まりは、いつも外の世界を知ろうとすることからだった
旅のエッセイ①:旅する本に出会った奇跡的な出会いの話
旅のエッセイ②:生まれて初めて映画館で映画を見た記憶
旅のエッセイ③:人と人が繋がる場所は世界中にあったという話
旅のエッセイ④:僕が旅に出る理由
旅のエッセイ⑤:世界一周を終えて3年間旅をしなかった理由と、3年後に旅をして感じたこと
旅のエッセイ⑥:旅について考えてみた。旅に物理的な距離は必要なのか?
旅のエッセイ⑦:「また会おう」と握手した。「元気でいてね」とハグをした。
旅のエッセイ⑧:台湾と聞いて連想する「ツボとハナと夢」
旅のエッセイ⑨:一家の命運を賭けた家族旅行の思い出について語ろう
旅のエッセイ⑩:初めて働いた職場で出会った絵描き
旅のエッセイ⑪:ネパールのチトワンからポカラへ移動しているバスで出会ったおまじないの話
旅のエッセイ⑫マサイ族の男性から教えてもらった世界の真実についての話
旅のエッセイ⑬高校を卒業し、実家を出て一人暮らしを始めた日のこと
これまで世界50カ国以上旅をしている僕が、オススメのトラベルグッズ9選を紹介する
僕が企画しているタビノコトバについて
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