世界一周旅行後に鬱状態になった挫折と復活の経験を話そう

2018年に新宿の立派なギャラリーで写真展を開催してもらった。

そのギャラリーが主催したコンテストに応募し入選したことで、場所を借りるのはもちろん、額装や設営まで全て無料でギャラリーに支援して頂いた。

とても華やかで眩い経験になったのだが、その写真展に至るまでには地下に潜り、もがいていた時期があった。

1年半の世界一周を終えて帰国した後の自分

2012年。
1年半の世界一周の旅を終えて再び働き始めた僕は、つまらないつまらないと毎日を愚痴るような、そんな生活を送っていた。

旅行の写真展を開きたい
本を出したい

旅をしている時に書いていたブログが人気になったことで、帰国後にはそれを出版したり展示会を開いて発表したいと思っていた。
今のようにyoutuberが生まれたり、ブログで収益を出すことを世間が知る前の時代の話だ。

だが、そんな夢や希望は、朝から夜まで仕事に追われる日常を生きていくうちに、少しずつ薄れていっていた。

日々の生活は次第に僕の体力や気力を奪い、判断する力を失って、できない理由を並べることが増えていった。

お金がかかる。
準備する時間がない。
展示会の開き方がわからない。

そんな生活をしばらく続け、気がついた時には誰に止められたわけでもないのに、手の平から夢がすっかりと消えていっていた。

やりたいことと、やらなくてもいいこと。

そんな簡単なことすらわからなくなった僕は、大切だった人を傷つけたりもした。

26歳で仕事を辞めて旅に出た自分の性格

世の中には、やりたいことを躊躇なくできる人と、やれない理由を並べて停滞する人がいる。

仕事を辞めて26歳で長い旅に出た自分は、やりたいことをやれる人だと思っていた。

「なんとかなるでしょ」

ひょいっと飛び越えていくような軽いステップで目の前の壁を超えていける。
自分のことを、そんな行動力をもった人間だと思っていた。

でも現実には、旅を終えて世界を歩き、身軽になって帰ってきたはずの29歳の自分は、やらなければいけないという見えない鎖を自分自身で繋いでいた。
不思議なものだ。

やりたいことがいくつもあるにも関わらず、やれない理由を並べるだけ。
いつの間にかどっぷりと凝り固まっていた自分の思考。
旅で見てきた世界と、自分に必要なものと、未来の生活。

忙しさは判断能力を奪い去り、本当にやりたいことと、そのためにやらなければいけないことを見えなくさせた。

筒のなかに入ったように視界は狭まり、目の前の明かりに引き寄せられるようにしか歩けない。
大切な人を失ってから、そんな自分になっていたことに気がついた。

やりたいことをやるために、行動できる人になる

2013年。
日本に帰国してから初めて長い旅をした。まさに行き詰まりを感じている時期だった。

沖縄列島を巡って辿りついた石垣島。
街を歩き回ってぶらりと入ったお店のテラス席で、1冊のノートを開いた。

涼しくなった夜風に吹かれながら、やりたいことや、なりたい自分を100個書こうとペンを持った。

その最初の1つ目。
自分に対して失望し、自信を失った時期であったからこそ、こうはなりたくないという想いで真っ先に書いたことは、「やりたいことをやるために、行動できる人になる」という一文だった。

たったそれだけのきっかけが、石ころのように転がっていき、今の行動に繋がっている。

振り返ると、確かにそう思う。

引き寄せの法則による出会いを経験

「写真や文章を発表しよう」

そう決めてから、偶然に引き寄せられるように写真家石川直樹氏のワークショップに出会い「写真のセレクト」を学び、東松泰子さんに出会い「プリントする技術」を学んだ。

いくつかの知識と少しの勇気を得て、自分にもできるかもしれないと、小さな写真展を開いた。

初めて写真展をしたいと思った2011年から4年の月日が経っていた。
あっけなく、でも感動的な、小さな一歩だった。

この時の感動が忘れられず、初めて写真展を開く人の参考になればと思って「写真展を開こうシリーズ」を書いている。

はじめて写真展を開きたい方へ① 〜会場選択編〜

全ての行動がつながっている

そうした積み重ねが自然と流れを作っていく。
それから、いくつかのコンテストで賞を頂き、写真展を開催して頂けるような機会も得た。

世界旅写真展に入選しました

全ての行動が繋がっていた。

やりたいことのために一歩ずつ行動を続けていると、まるでなにかのご褒美のようにパッと灯りを照らしてくれる道が見えてくることがある。
面白い現象だなと思う。

きっとこのブログもなにかに繋がっていく。きっとそう。

世界一周をした後はどんな未来が待っているのだろうと旅の最中に思っていた。
少し先の未来はとても苦しいものだったけれど、もう少し先の未来である現在は悪くない歩みをしている。

これから、その経験がどうなっていくのかはわからない。

だけど、やりたいことのために行動していけさえすれば、きっとそんなに悪くない未来が待っているんじゃないかなあと2019年の僕はのんびりと考えている。

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