【仕事を辞めて世界一周旅行を決意できた理由は?】仕事を辞めた決断と旅する動機について

SOGEN

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この記事では、「26歳のときに安定した仕事を辞めて、長期の旅をした決断と動機」について話します。

どうして安定した仕事を辞める決断に至ったのか
旅をする動機ってなんだろう?
旅から得たことってある?

そういった疑問について、僕の実体験を交えて話していきます。

旅のエッセイ」をカテゴリーで分類していて、旅の体験から得た自分なりの考えを物語にして書いています。

仕事を辞めた決断と、旅する動機は?〜なにかを始めようと思ったキッカケ〜

世界一周旅行を決意できたのは、外の世界を知りたいと思ったことがきっかけでした。
なにかを始めようと思ったとき、いつも外の世界が僕を刺激し、興味をもったことが全てのスタートになっているように感じています。

本を読もうと決意したのは、友人宅の本棚にあった大量の本がかっこよく見えたからであったし、写真展を開催しようと思えたのは、石川直樹さんに出会ったからでした。

バスケットボールを始めたきっかけも、カメラが好きになった理由も、
今の仕事を選んだときも、好きな人ができたときも、みんなそうです。

あなたがなにかを始めるときは、きっと外の世界を知ろうとしたからなんだと思う。

ダイエットを始めようと思うのも、あの子に好かれたいとか、この肉がなくなった体を感じてみたいとかだろう。英語を始めようとかだって、旅行先で外国人と話したいとか、TOEICで何点以上取った次の世界を感じてみたいとか、そんなことだろう。

もちろん細かい理由はそれぞれあるんだろうけど、大きくまとめると今ある世界を飛び出して、「外の世界」を知ろうとしたからなんだと思う。

時間の経過とともに、快適なはずの内の世界だけでは満足できなくなり、知らない世界を見てみたくなる。
そうやっていつも、外の世界を知ろうとすることからなにかが始まっていったという話を聞いてほしい。

僕が旅に出る理由

【旅のエッセイ】これまで50カ国以上を旅した僕が、旅に出たくなる理由

仕事を辞めた決断と、旅する動機は?〜長い旅をする理由は?〜

授業中、ぼんやりと地図ばかり眺めていました。

中国、チベット、ネパール、インドへと続く大陸に思いを馳せ、南米に住むインディヘナの暮らしを想像し、動物たちが駆け抜けるアフリカの大地に心を躍らせながら、狭い教室の中でいつも旅をしていました。

地図を眺めてばかりの僕の地理の成績は、いつも赤点ギリギリをさまよっていました。

世界地図

妄想の旅を続けていると、今までまったく知らなかった外国にまつわる単語を知るようになり、その音にドキドキするようになりました。

ダライ・ラマ、カッパドキア、マサイマラ、チャリダー、チベタン、ウユニ、ボゴタ、ロカ岬、エルサレム、ヌビアン、アウシュビッツ。

まったく知らなかった音を探すように地図を眺め、かつて旅をした人たちの言葉を集め、
いつか、いつかと繰り返しながら、その時その時で今を生きていた。

チベットのラサ

地方の田舎町で育った僕には、その地方が世界の全てでした。

幼稚園のときは町内が、小学校の時は市内が、中学高校のときは県内が僕の世界の全てで、ゆっくりと、少しずつ自分の世界が広がっていったように感じています。

立山より高い山を実感として想像することは難しく、御車山祭りよりも大きな祭りを知らなかった世界。
富士山より高い場所に琵琶湖の12倍の面積を持つ湖があることも、1週間夜通し踊り続ける祭りがあることも、自分の世界からは想像することができませんでした。

リオのカーニバル

自分の足で歩いてみて知ったことは数多くあります。

勤務先のデパートで、休憩時間に超高速で長縄を楽しむ女性たちがいたり、象つかいが携帯で電話をしながら象に乗って散歩する村がありました。
飛ぶように売れるパン屋では、レジの上から次々と出来たてのパンが落ちてきて、行列ができる客にどんどんと出来たてのパンを売りさばいていた。

それらの光景をみたときに、僕は思わず「すげー」とバカみたいにぼんやりとした声を出しながら笑ってしまった。

中国のデパートガール

教科書にも地図帳にも書いていない、自分がその場にいたことで知った感覚がたまっていくことはとてもうれしい。

それは、幼稚園から小学校にあがったときに、この町内だけが世界の全てではなかったと知ったときの感覚と似ているように思います。

仕事を辞めた決断と、旅する動機は?〜まとめ〜

旅する場所はどこでもいい。
外国でも、家の近所でも、地図を眺めることでも、パソコンの画面でも。

外の世界を知ることで、今まで自分が知らなかった世界に出会うことができる。

はじまりは、いつも外の世界を知ることからだった。
あなたの外の世界が、あなたの始まりを作るだろう。

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<追記>
旅の写真を「写真家の写真」という記事でまとめてあります。
キューバ、中国、ラダックなどの写真を10枚限定でセレクトしました。興味があれば見てみてください。

https://himatsubushi23.com/category/gallery/
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旅のエッセイ:始まりは、いつも外の世界を知ろうとすることからだった
旅のエッセイ①:旅する本に出会った奇跡的な出会いの話
旅のエッセイ②:生まれて初めて映画館で映画を見た記憶
旅のエッセイ③:人と人が繋がる場所は世界中にあったという話
旅のエッセイ④:僕が旅に出る理由
旅のエッセイ⑤:世界一周を終えて3年間旅をしなかった理由と、3年後に旅をして感じたこと
旅のエッセイ⑥:旅について考えてみた。旅に物理的な距離は必要なのか?
旅のエッセイ⑦:「また会おう」と握手した。「元気でいてね」とハグをした。
旅のエッセイ⑧:台湾と聞いて連想する「ツボとハナと夢」
旅のエッセイ⑨:一家の命運を賭けた家族旅行の思い出について語ろう
旅のエッセイ⑩:初めて働いた職場で出会った絵描き
旅のエッセイ⑪:ネパールのチトワンからポカラへ移動しているバスで出会ったおまじないの話
旅のエッセイ⑫マサイ族の男性から教えてもらった世界の真実についての話
旅のエッセイ⑬高校を卒業し、実家を出て一人暮らしを始めた日のこと
これまで世界50カ国以上旅をしている僕が、オススメのトラベルグッズ9選を紹介する
僕が企画しているタビノコトバについて
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