キューバへの旅を前に
夏がきた。
今年の旅先は、キューバ。人生で二度目のキューバだ。
もう二度と行かないと思っていたキューバへ、もう一度旅をしてくる。
台風の影響が心配されるが、来週の中頃にはキューバへ出発することになっている。
2016年にキューバへ行った際にもちょうど台風と重なって、飛行機内に搭乗したものの機内が大きく揺れる雨風でなかなか離陸できず、3時間以上出発できなかった。
その間はずっと機内に閉じ込められて、ただなにもすることもなく座っていた。
時々機体が大きく揺れるような風が吹き、窓を強い雨が打った。
2時間が経過した頃に、CAさんからマクドナルドのチーズバーガーが配られた。
無事にたどり着けるのかと心配になったことを思い出す。
今回もそんな天気になりそうで、ちょっと心配だ。
<※後日談:無事にキューバへ行って写真を撮る旅をしてきました>
「写真家が撮影した10枚のキューバ写真」の記事でキューバ写真を10枚セレクトして公開しています。
「写真を撮るためにキューバに行ってきた」で、キューバに行って撮影した写真から写真集を出版することになった話をまとめています。
「キューバを2回旅して発見した10の情報を共有する【2019年版】」
旅の前はいつも憂鬱になる
旅の前はいつも憂鬱な気持ちになる。
正直、キューバに行くことを考えただけで今は憂鬱な気分になる。
これはどこに旅するときもそうで、これまでも旅をする前はいつも憂鬱な気分になっていた。
旅と旅行の違いなんてわからないが、僕は旅に行くときはいつも憂鬱になるが、旅行に行くときには憂鬱な気持ちにはならない。
友人と沖縄に行くとき、家族と温泉に行く時なんて、いつも最高な気分だ。
旅と旅行には僕なりの明確な線引があって、旅と旅行のの違いを聞かれたら「行く前の憂鬱度」と答えるような気がする。
旅に出るときに、なぜそんなに憂鬱なのだろうか?
メキシコまでの13時間も面倒だし、乗り換えの数時間も面倒だし、ハバナに23時頃に着くのも面倒で、そのまま空港泊をして早朝発のサンチアゴ・デ・クーバへ飛行機で移動するのも面倒。
そんな最初の移動を考えただけで憂鬱な気分になる。
僕はスペイン語は話せないのできっとコミュニケーションでも苦労するだろうし、たくさんの客引きに辟易することもあるだろう。
旅とはそういうものであるはずなのに、そんなことを想像しただけで憂鬱な気分になる。
でもまあ、仕方がない。それもいつものことだ。
全て自分で決めたことだし、きっと面倒なことの先にはいいことだってある。
家族にも迷惑をかけるし。
ただ、そんな憂鬱も旅が始まってしまえば、さっぱりと消えていく。
おもしろいものだ。
きっと不安なんだろう。
心配性の性格はどれだけ旅に慣れても変わらない。
キューバで自分が納得する写真を撮って、いろいろな人に見てもらいたい。
そんな大目標をもって、ちょっと修行に行ってくる。