この記事では、「リッツカールトンの元社長である高野登さんが仰った「感性を磨きなさい」という言葉の意味」について綴っています。
自分の身の回りで起こった出来事ことから自分なりに噛み砕いて考えたことを書いた記事を「考えたこと」とカテゴリーで分類しているので、ぜひ読んでみてください。
目次
感性を磨くには?リッツ・カールトン元車体・高野登さんの考え方
ラジオを聞いたり、本を読んでいると心に残ることがある。
それらは立ち止まらないといつの間にか忘れて流れていってしまうので、2021年はこのブログにその都度書き記し、アウトプットしていくことにする。
世の中は情報が溢れていて、すぐに新しい情報が入ってくるから、時々立ち止まって自分なりに噛み砕くことが必要ですよね。
ビリギャルの著者である坪田信貴さんと吉本興業の会長である大崎洋さんが話すラジオ「らぶゆ〜きょうと」が好きで、よく公式youtubeチャンネルで聞いている。
ビリギャルの著者である坪田信貴さんは著書の「才能の正体 (幻冬舎文庫)」が、僕が選ぶ2019年のオススメ本の第8位にランクした方だ。
塾の講師として「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」でブレイクし、多数メディアに出演するようになった方で、本ももちろん、話も上手で、キングコングの西野亮廣さんとのラジオもとてもおもしろい。
才能の正体/坪田信貴
►参考:【2019年】本当に読んでよかったオススメ本ランキング11
吉本興業の会長である大崎洋さんは、ダウンタウンの育ての親と言われている方で、松本人志さんが「兄貴分」と慕っている方である。
そんな二人のラジオが面白くてよく聴いているのだけれど、今回は坪田信孝さんが話したリッツカールトンの元社長である高野登さんが伝えた「感性の磨き方」について記していきます。
リッツカールトン元社長・高野登さんが伝えたこと「感性を磨きさない」
リッツカールトンの元社長・高野登さんという方がいる。
若かりし頃の坪田信孝さんが高野さんのセミナーに参加した際に、何度も「感性を磨きなさい」と仰っていたそうです。
「感性って、どうやって磨くんだろう?」と素朴な疑問を思った坪田さんが、セミナーの最後に「感性ってどうやって磨くんですか?」とド直球の質問をしたらしい。
すると、高野さんは「半年間、毎日家に帰ったらスーツをブラッシングし、靴を磨きなさい。それを毎日すれば感性が磨かれます」と仰ったそうです。
ああ、ありがちな精神論ね。
「トイレを掃除しなさい」とか「一番最初に出勤しなさい」といった心を整えることで感性が磨かれるよといった、精神論だと坪田さんは始め思ったそうです。
それはそれで否定することはないけれど、そういう感じなんだな、と残念に思っていました。だけど、その後の高野さんの説明はそういった精神論ではなかったそうです。
では、どういう理由だったのだろうか?
リッツカールトン元社長・高野登さんが答えた「感性ってどうやって磨くの?」
半年間、毎日家に帰ったらスーツをブラッシングし、靴を磨く理由は一体なんだったのか?
リッツカールトン元社長である高野登さんが話したことはこんな内容でした。
毎日ブラッシングをしていたら、初めて人と会った時に、その人の靴や服を見るとその人が「毎日ブラッシングする人」なのか、「1週間に1回の人」なのか、「買ったまま磨かない人」なのかがわかるようになる。
毎日ブラッシングする人は細やかな気配りができる人で丁寧な対応が必要だろうし、高級なスーツだけれど手入れが行き届いてない人は見栄っ張りで細かいことはあまり気にしない人だということが推測できる。
つまりそれは、「知る」ということであり、その人の性格やタイプが見えてくるようになるということである。こう仰ったそうです。
感性の磨き方は、経験すること
もちろんこの話は相手のことを知ることが目的なわけではありません。
自分で経験することで、感度が高まり、解像度が高まり、微妙な差に気づくようになるということに繋がるのかなと思います。
例えば、写真家が出版した写真集があったとする。
そこには一見するとどこにでもありそうな、なんでもない光景を撮影した写真があったとする。
これまであまり撮影したことのない人、これまであまり写真を見てなかった人は、そのなんでもない光景に立ち止まることもなく、ただぼんやりと見過ごし、そこには特筆すべきことがなにもなかったようにページをめくるだろう。
だけど、同じ写真を解像度が高まった人が見ると、そこには光の柔らかさが、日常とは異なる街の静けさが、寒さの中の温もりが隠されて見えるのかもしれない。
ほかにも、サッカーを経験したことがある人はディフェンダーの選手の細かいポジショニングの上手さに気づけるでしょうし、子どもを育てたことのある方は子どもとお出かけをする労力に目を向けることができるでしょう。
そうやって「知る」ことが、「感性を磨くこと」に繋がるよ、というお話ですね。
リッツ・カールトン元社長・高野登さんの「感性の磨き方」まとめ
大切なことは「経験し、それを続けること」なんでしょう。
スーツや靴を磨くことは一つの例であって、「経験し、続けること」で「感性を磨く」ということに繋がっていくと仰っていると解釈しました。
自分で経験することで、感度が高まり、解像度が高まり、微妙な差に気づくようになるということですよね。
当然ですが一瞬で感性を磨くことなんてできなくて、なにかを続けることで違いが視えるようになってくる。
あなたが続けてきた歴史性こそがあなた固有の感性で、僕で言えば写真や読書や旅は僕の歴史性そのもので、それらが僕自身の固有の感性に繋がっているのだと思います。
なので、感性を磨くには、あなたがあなた自身の歴史を作っていくことを進めていくことなんですね。
とても素敵な発見でした。
今回アウトプットしたかったことは、こんな内容でした。
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日々の出来事や発見から感じたことをまとめ記事にしました。
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