寄付してほしいというお願いに、自分の心が動いた理由を分析する

Facebookで目に飛び込んできた記事

先日、Facebookを見ていると、とある記事が目に飛び込んできた。

ご協力お願いします

Facebookでは時々、投稿者がなにかに困っていて、協力してもらいたい旨を書いた記事を見かける。

過去には自転車旅を続けていた友人が、異国で自転車を盗難されて困っているという記事を見かけた。
僕自身を考えたときも、タビノコトバを続けていくために必要なお願いをFacebookで行うこともある。

さて、どんな協力をお願いしたいのだろと、その記事の全文を表示してみた。

その記事を書いた女性

その記事を書いた女性と僕は一回しか会ったことがない。
場所は世界旅写真展の会場だった。

世界旅写真展のなにが良かったのかを検証する

女性は、世界旅写真展で一緒に展示した作家の友人として展示会にやってきた。
全ての展示をゆっくりと見渡した後に作家から紹介を受け、僕とはその時に会って話しただけの関係性だ。

旅から帰ってきたばかりだという学生の女性は、僕に旅での出来事や何をしていたのかを教えてくれた。

僕はキューバのことと共に、旅の文章を一般公募し、本を作成し、展示会を開催しているタビノコトバという企画についてを話した。
興味を示してくれた彼女は、僕とFacebookを交換し、次回のタビノコトバがある時にはぜひ見に行きたいと話してくれた。

とても感じの良い女性だった。

寄付を募った記事の内容

長文でびっしりと書かれたその記事の内容を要約すると、寄付のお願いを募っている内容だった。

お世話になっている従姉妹の1歳2ヵ月になる息子が大きな病気にかかり、日本とアメリカの行き来をしなければならない。
骨髄移植などの治療を受ければ治るのだが、家族からの助けだけでは到底足りない額のお金が必要である。どうか少額でもいいのでお願いします。

こんな内容であった。

僕はパっとその文章を読んで、僕のできる範囲で協力したいなと思った。

たった1回しか会ったことのない人だとか、困っているのはその人ですらなくその友人の息子だとか、そんなことは関係なく、協力したいと思った。

この気持ちの理由はなんだろう。

自分はどうして心が動き、どうして寄付をしようと思ったのだろうか。
逆に言えば、数多ある寄付のお願いと、彼女のお願いはなにが異なっていたのだろうか。

支援したいと思った時に思い出した女子プロレスのイベント

そんなことを考えたときに、以前にあった出来事を思い出した。

2年ほど前の話になるだろうか。

友人が飲み屋を貸し切って企画した旅のイベントの際に、近日開かれる女子プロレスの興行のチケットを売りたいと告知しに来た女性がいた。

彼女は会場に笑いを与えながら、チケットが売れていないことを伝えた。
同時に、彼女がこの女子プロレスイベントを立ち上げた背景と物語を話し始めた。
そう、まだ20代の若い彼女が企画した大きなイベントだったのだ。

ただ、残念ながら旅のイベントに突然現れた女子プロレスの宣伝に興味を持つものは誰一人と言ってもいいくらいにいなかった。

 

僕は彼女の背景を知り、何かを生み出したいと行動を起こしていることを知った。

旅のイベントに突然現れ、皆からほとんど興味を持たれず、必死に笑いを取りながら無茶な値引きにノリで応じている姿を見た。
彼女は不器用に近所を周りながら、なにかに向かって真剣に行動しているのはわかる。

その不器用な姿が自分と重なって見えて、頑張れ、頑張れ、と願うように応援したくなった。

 

その後、彼女と話した。
まだ誰もチケットを買ってくれていないらしい。不必要に値引きを促した男すら買っていないということに、僕は驚いた。

「興行はいつやるんですか?」

彼女が答えた日程は、僕の都合がわるい日程だった。
恐らく行けない。だけど、僕は彼女からチケットを買った。

どうして心が動いたのだろう?

Facebookを見ていると、時々協力してほしいという記事を見かける。
街を歩いていると、募金を求められることもある。

協力したいと心が動く時もあれば、全く心が動かない時もある。

この違いは何なのだろう?

自分が彼女たちの行動から心が動いた理由を分析した。

 

1.自分と重なった

タビノコトバの活動を通して行動したときに、様々な人に協力のお願いをしたことがあった。
その際に協力してくれる人の温かさを知ったことが大きいように思う。

様々な人に協力のお願いをする必要ができたとき。
行動してみるとわかるだろうが、なかなか協力を得ることは難しい。多くの場合は、流されてしまう。当然だ。

そのぶん、協力してくれた人への感謝の気持ちはとつもなく大きくなる。

 

それと同じような話になるが、知り合いが展示会やトークイベントがあると宣伝してくれた時には、できる限り足を運ぶようにしている。
それは、自分が告知したときに実際に足を運んでくれた人への感謝の気持ちがあるから。

僕が受けた感謝や喜びを、他の行動を起こしている人へ還元していきたいというペイ・フォワード的な考え方が好きなのかなと思う。

Pay It Forward

2.熱量

大学生の彼女が伝えたい文章は、決して上手で読みやすい文章なわけではなかった。
だけど、その小さな子どもを助けたいという純粋で真っ直ぐな想いはとても強く感じられた。

自分ではなく、誰かのためになにかをお願いする姿が単純に美しく感じたのだと思う。

その熱量は、きっと自分の心を動かす大きな要因になったように思う。

3.関係性

たった一度しか会ったことのない関係だが、それでも一度は会ったことがある間柄である。
先述の女子プロレスの女性も、その場で会って会話をした瞬間から知った顔なので、やはり会ったことがあるというのは大きい。

一度しか会ったことがないとはいえ、知っている人が困っているのは助けたくなるのかもしれない。

4.子どもの病

今回の寄付は1歳2ヶ月になる小さな子どもの大きな病気の医療費をお願いするものだった。

僕は一児の父で、その娘のことを重ねたのかもしれない。

娘は未熟児として生を受け、医師や看護師の支えによって生かされ、今に至る。
そんな小さな娘のことを投影したのかもしれない。

わたしが産まれたての娘にしてあげたい、たった1つのこと

支援金のお願いに僕の心が動いた要因を分析する

会ったことのある誰かが困っていて、それに何かをしたいと本気で行動している姿を見た時に、自分があの時助けられたように誰かを助けたいと思うようになったのだと思う。

 

僕自身もお先真っ暗の中で自分の想いや行動に対して協力をお願いしたときに、応援するよと温かく背中を押してくれた人がいて、その感謝を他の誰かに還元したいという想いが背景にあるのだろう。

そういう点でもタビノコトバや展示会をしてきた経験は、自分に広い視野を与えてくれたように思う。

タビノコトバ

必死に行動している姿が自分と重なった。そんな人を応援したいと思った。

 

これが自分が動いた背景だと思う。

他の助けが必要な誰かに、この気持ちが回っていけば最高ですね。

 
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<日々考えたことを書いた記事をまとめました>

日々考えたことの記事は埋もれてしまうので、メニューにまとめることにした


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