権利の気球を沈めるな! 多様性について考える

先日受けた研修の際に「権利の気球」の話がおもしろかったのでシェアする。

権利の気球にあなたは乗っている

あなたは気球に乗っている。
だが、重力オーバーで今にも落ちそうである。

一緒に乗っているものを、順番に捨てなければならない。

一緒に乗っているのは人間ではなく、権利である。
当然どれも捨てることのできない権利であるが、生きていくためにも以下の権利の中から、あなたはどれかを捨てなければいけない。

□ きれいな空気を吸う権利
□ 休養できる時間をもつ権利
□ 自由にできるお金をもつ権利
□ 毎年、旅行をして休暇を楽しむ権利
□ みんなと違っていることを認めてもらえる権利
□ 正直な意見を言い、それを聞いてもらえる権利
□ いじめられたり、服従されない権利
□ 十分な食べ物と水を得る権利
□ 愛し、愛される権利

さて、そろそろ沈みそうな気球である。

あなたは一通り権利の顔を眺めたところで、10秒以内に1つだけ捨ててもいい権利を決断してください。

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1つの権利を捨てることはできましたか?
後悔してももうこの権利は戻ってきません。

残念なお知らせがあります。

ひとつの権利を手放したところですが、気球の下降は止まりそうにありません。
もっと重量を軽くしなければ、すぐに墜落してしまいそうです。

10秒以内にもう2つの権利を一気に落としましょう。

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さて、2つの権利を捨てることができましたか。
6つの権利が気球に乗っているかと思います。
重量が減った気球は少し安定してきました。

 

だが、不幸は重なるものです。
天候が急激に悪化し、大気が不安定になってきました。みるみる高度が下がる気球。
もう、次なる権利を捨てるしかない。

さて、10秒以内に3つの権利を一気に落としましょう。

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どれも絶対に譲ることのできないもの

3つを落とすことは大変な勇気がいることだったのではないでしょうか?
そうです、残る権利はどれも必要な3つの権利です。

なくてはならないものを捨てることほど辛いことはありません。

ただ、必要なものだからこそ、よりあなたが大切にしたいものが見えてきたのではないでしょうか?

最後の決断のときです。

沈みそうな気球から2つの権利を捨ててください。もちろん10秒以内です。
あなたの決断を応援します。

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あなたが最も大切にしたい権利が残りました。
なにかを得るためには、なにかを捨てなければいけません。

あなたが最も大切だと感じたその権利を、あなた自身が知り、大切にしてあげてください。

権利の気球から考えたいこと

ちなみに僕は、「正直な意見を言い、それを聞いてもらえる権利」が残りました。
最初に捨てた権利は「自由にできるお金をもつ権利」でした。

ただ、おもしろいことに研修会場には「自由にできるお金をもつ権利」を最後まで残している方もいらっしゃいました。
当たり前ですが、いろいろな方がいて、いろいろな考えがあるのだなと。

 

それぞれの人にはそれぞれの優先順位があって、価値観があります。

そこに自分の価値観で「○○すべき」や「○○でなければならない」を伝えたところで、「はて、なんでこの人はそんなことまで押し付けてくるの?」となるのは当然のことのように感じられます。

「愛し、愛される権利」を一番最初に捨てるような男性に対して、女性が「ねえねえ、私のこと好き? ねえねえ、土日はずっと一緒に過ごそうよ ねえねえ、私と趣味と、どっちが大切なの?」と聞いたところで、「はっ、重いなこの子…」となるのは至極当然な話。

だってその人にとっての優先順位が違うんだから。
優先順位が違うというのは思いの外大きく異なることで、スタートラインからして違うということ。

それを強要したり、あの人おかしい!と糾弾することは、河童に「わたしと一緒に砂漠で暮らそう!」と言ってるようなもので、「いやいや、俺、水場が好きなんすよ」と返されるだろうし、それは尊重してあげないとなかなかお互いが辛くなる。

そんなことで、権利の気球をあなたの周りの方と話してみてください。

 

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