この記事は、「褒める」をテーマとした記事です。
「いいと思ったら、言葉惜しみせずに相手に伝えたほうがいい」ということを綴っています。
「褒める」をテーマにした記事は、下の「関連する記事」で紹介しているんで、興味があれば読んでみてください。
人から褒められた経験が強く印象に残る
ぼく
誰かが何気なく伝えてくれた言葉が、意外と心に残っていることってありませんか?
先日、久しぶりに友人と会って話をしました。
友人は僕のブログを読んでくれていて、「この記事がよかった」と伝えてくれました。
記事を要約すると、
こんな内容の記事だ。
まさにここに書いてあることを友人は実践してくれて、僕はブログを褒めてもらって、素直に嬉しく思った。
時間をかけて書いた記事を褒められたことが嬉しく、家に帰ってからもふと思い出してはジワジワと噛み締め、今このブログを書きながら思い出しては喜んでいる。
そう、人から言われた言葉は意外と心に残るのだ。
【心理分析】高校教師が教えてくれた「言葉」のエピソード
何年か前に定年で引退した学校の先生と会う機会があって、いろいろな話をしてもらいました。
そこで、在職中に印象に残った出来事についての話がとても秀逸だったので、共有させてください。
先生が担任していた高校生Aがいる。
Aは俗に言う不良で、周囲には学校の授業に馴染めないBやCやDがいた。
AはBCDの少し後ろを歩いているような生徒で、3人と行動を共にはしていたが3人ほど問題行動を起こすことはなく、一緒にいると悪さをしてしまうが、一人だと話しの通じる生徒という印象だった。
しばらくすると、BやCやDは学校で問題を起こし、次々と辞めていった。
Aは周りにいた友人たちがいなくなったことで、自分も辞めてしまおうかなと考えるようになった。
つまらなそうな顔で学校にいるAに、先生は声をかけた。
「おまえは辞めるなよ。おまえは続けられる素質があるよ」
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数年後、学校を続けて卒業を間近に控えたAが、先生に話をした。
「先生があのとき辞めるなって言ってくれたから、おれは卒業できたよ」
Aは先生が伝えてくれた言葉をずっと大切にし、卒業まで心に留めていた。
「そんなこと言ったかな?」
先生は、その時のことを一切覚えていなかった。
「でもまあ、Aがそう言うってことは、きっと当時の自分は言ったんだろうな」
先生は笑って僕にそんな話をしてくれた。
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言葉は無料なのだから、言葉惜しみしなくていい
話の口ぶりから言って、きっと先生は本当にその言葉かけを覚えていなさそうでした。
でも、きっとそんな言葉をかけたんでしょう。
伝えた方にとっては何気なく言った言葉でも、伝わる方には意外と大きく残ることがある。
その結果、誰かの行動や未来を少しだけ変えることだってありえる。
先生がその出来事から考えたことが僕にとって強く心に残っている。
「必要だと思えば出し惜しみせずに言っておけばいいんだよ。言葉は無料なんだから。もちろん、なんでもかんでも言うのではないよ。でも、必要だと思ったときや素直にそう思ったときは言っておけばいいんだよ」
ああ、確かにそうだなと思った。
自分の言葉は、誰かの心に残っている
影響力のある人からの言葉は、影響力のある人が想像している以上に大きい。
“その人が言うのならば、できるかもしれない”
“その人に褒められたことが自信になっている”
そんな経験はきっと誰しもあるはず。
例えそれが言ったほうは全く覚えてなかったとしても、その結果として前向きに行動できる社会になるのならば、それはとても素敵なことだと思う。
このブログの読者の方が先日開催した写真展「Quiet Cuba」の会場に遊びに来てくれた。
そこで、思いがけない言葉をかけてもらった。
「このブログをよく読んでいて、SOGENさんのように生きたいと思っている。旅の写真を撮ったり、文章を書いたり、それを発表したり表現するような人生を送りたい」と言ってもらった。
僕はやっぱり褒められたことが素直に嬉しかったし、僕の言葉や写真が誰かの心に残っていることを知れたことがとても感動的だった。
言葉は無料なのだから、良いと思ったことはやっぱり素直に“いいね!”と伝えればいい。
僕はその方が伝えてくれたことで、今日もやっぱり文章を書こうと思えている。
以前の記事とリンクするが、やっぱり周囲の人を褒めることを始めてみたらどうだろう?
きっとどこかで、いいことの連鎖が繋がっていくはず。
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■日々の出来事から「考えながら生きる」をテーマに、文章を綴っています。
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