子どもが生まれたら、たくさん写真を撮りますよね。
たくさん子どもの撮影をしていく中で、どうすれば子ども写真をより可愛く撮影できるの?という疑問は浮かんでくるかと思います。
今回は、プロの写真家として活動する私が、子どもの写真を可愛く撮影するための11のコツをお伝えしていきます。
この記事を読めば、子ども写真を撮るための構図や撮影方法の実例から、子どもをより可愛く撮影できますよ!
- 子ども写真を撮る方
- カメラが好きな方
- 子ども写真がなかなか上手く撮れない方
子ども写真の撮り方講座とは?
本記事は「子ども写真の撮り方講座」として、子どもの写真を今よりも美しく撮影するためのノウハウをまとめたシリーズ記事です。
連載第2回目となるこの記事は、『子ども写真をより可愛く撮影するための11の撮影テクニック』についてお伝えします。
子どもに、毎年一年間撮影した写真をフォトブックにまとめてプレゼントするなど、写真はライフワークでもあり生活を彩る大きな柱でもあります。
これまで写真について考えてきた経験から、子ども写真にまつわる記事を書きました。
►参考:キューバを撮影した写真集「SEEKING QUIETNESS」を出版
►参考:育児サイトbabycoで連載をさせてもらっています。
目次
カメラ初心者でも子ども写真を可愛く撮影する方法
構図や設定が大切だと思いますが、写真の構図テクニックを教えてください!
パパ・ママ
はい、今回はこのような疑問に答えていきます。
まず最初に、前回の記事スナップ写真を撮影しようで、『いい写真って、どんな写真だろう?』という問題提起をしましたよね。
SOGEN
自分ではなにもできなかった小さな子がグングンと成長していく。赤ちゃんだった子どもが幼児になって歩くようになり、幼稚園に入ったり、小学校に入学したり、思春期を迎えたり。
日々変化していく家族の記憶を記録することで、後々写真を見返したときに様々なことを語ることができるはずです。
後々その写真を家族で見返したときに、その写真からいくつものエピソードが語られる写真こそが「いい家族写真」だと思います。
詳しくは前回の記事で書いたので、興味のある方は読んでみてください!
家族が語り合う写真が、より美しく、かわいく、劇的に撮影できるといいですよね。
子ども写真は、構図のアイデアを知り、実践するだけで劇的に上達します。初心者でも簡単にマネできる写真の構図やコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
子ども写真を可愛く撮影する構図テクニック11選
フォトグラファーとして子ども写真や家族写真を撮影している僕が、『子ども写真を上達させるためのコツ』を紹介します。
妻が顔を出さないような写真を紹介しているので、家族同士の「関わり」の要素が薄くなっているのですが、こんな工夫をすればよりよい写真を撮ることができますよ!という構図テクニックを、実際の写真を交えて紹介します。
初心者でも簡単にできるような構図なので、ご自宅で撮影する子ども写真に取り入れてみてください!
子どもの目線と同じ高さに合わせで撮影する
被写体と同じ目線になってカメラを構えると、よい表情の写真を撮ることができます。これは子どもだけでなく、大人を撮るときも同じですね。
また、目線を下げることで普段なら構図に入らなかったもの(この写真だと草)が入ることもあって臨場感のある写真を撮影できます。
子どもの目線と同じ高さで撮影してみましょう。
光を取り入れて撮影する
写真は本来、光をどれくらい入れるかを調整し、それを具現化する機械です。
値段が高いカメラを買うことも重要ですが、光をうまく取り入れることはもっと大切です。
明るい場所で撮影してみてください。光の向きによって撮る方向を変えてみてください。
それだけで写真が全く異なるものになりますよ。
光を取り入れた写真を撮影してみましょう。
前ぼけさせて、奥行きを出して撮影する
一眼レフを持っているなら、背景や手前ををボカした写真を撮ることをオススメします。今はiPhoneでもポートレートモードでボカした写真を撮影できますよね。
手前や背景をボカすことで、撮りたい被写体にフォーカスできます。この写真では、娘がなぜか上半身裸でトマトを洗っているところが面白かったので、撮影しました。
子どもを含めて人物写真は、背景や手前をボカすことで、かなり際立たった印象をもたせることができるので強烈にオススメします。
ぼかした写真を撮影してみましょう。
日常の習慣を撮影する
子どもに限らず、日々の習慣や行動は後々見返すと「こんな時もあったね」と思い出すキッカケになります。
「よい家族写真とは、語れる写真」と、お伝えしましたが、日々の習慣や行動はなにかを語る上にはピッタリの写真となります。
・娘はベランダに裸足で出るのが好きだった
・ペネロペにはまっていた
・1人でもよく本を読んでいた
・オムツ交換しようと思ったら急に飛び出していった
この写真だけで、そんなエピソードを語ることができます。
当たり前に過ぎていくような日々を撮影しましょう。
ごちゃごちゃしたところも撮影する
子どもはよく散らかすものですが、その散らかった風景もまた被写体としては面白いものです。
本やおもちゃでゴチャゴチャしたところも、親は起きたけど子どもはまだ寝ているような時のちょっとゴチャゴチャした風景も、家族写真としておもしろいです。
ごちゃごちゃしたところも撮影してみましょう。
壁を使って撮影する
白い壁の面積が広ければ、家族の誕生日や正月などのちょっとしたイベント時に撮影する場所として、とても適しています。
我が家では娘の誕生日には、いつも同じように白い壁を背景に3人並んだ写真を撮っています。
他にも、壁を使ってカラフルな装飾をすると彩りが豊かになりますよね。
壁を大きく使って撮影してみましょう。
空や自然を背景に撮影する
こちらは家の中ではないのですが、やはり空や海や自然を背景にした写真はとても印象に残るものとなります。
その場所の空気感を残す、象徴的な瞬間を撮影するには空や海や自然とともに家族を撮影してみましょう。
好きな食べ物を食べているところを撮影する
僕たちの家は、妻の実家の近くのマンションの一室で、夕食を妻の父親とともにすることが多くあります。妻の父は、娘のためによくフルーツを買って来てくれて、その中でも娘はイチゴを特に気に入っています。
娘は、他の食事はなかなか進まない時でも、食後のフルーツは一気食いするようなスピードで食していきます。
フォークやスプーンを上手に使えるようになったのも、「食べたい」という欲求が強いものを毎日のように食せたことに一因があると思っていて、そんな姿を写真に撮っておきたいと思い、娘とともにイチゴを撮影しました。
この写真には娘の表情は写っていませんが、この写真から語れることはとても多くあるんですよね。好きな食べ物を食べているところを撮影してみましょう。
⑨手や足を撮影する
ついつい私たちは「顔」や「表情」を撮影したくなってしまいがちですが、その人を撮影するときには「顔」は一部でしかありません。
その小さな手も、大きな足も、髪の毛やお腹だって、その人やその瞬間を象徴するような一部です。
特に子どもの場合は、手足はすぐに大きくなっていき、そのサイズは二度と戻ってきません。
その瞬間を撮影する、という意味でも貴重な写真になるので、手や足は撮影してみましょう。
⑩いろいろな角度から撮影する
イチゴを食べている写真でも上から撮影した写真を紹介しましたが、正面や横からだけでなく、いろいろな角度から写真を撮影することをオススメします。
上からの写真は、今の僕の目線でもあって、「ああ、こういう角度から娘を眺めていたな」と、いつかきっと懐かしくなるはずです。
いろいろな角度から見た家族を撮影してみましょう。
⑪その人らしい瞬間を撮影する
子どもは、大人が考えもつかないような言葉や発想や行動をするもので、その瞬間を撮影することができるのならば、必ず写真を撮影しておくことをオススメします。
僕はそんな瞬間に立ち会えたときは嬉しくて、ついついTwitterに記録として残しています。
ベランダから外を覗いている1歳10か月になる娘との会話。
「なにが見える?」
「くさ!」
「ほかには?」
「はな!」
「ほかには?」
「かぜ!」 pic.twitter.com/uxUhaIujKe
— 宗玄さん (@23himatsubushi) May 31, 2020
思いがけず、ふいに夜空に上がった花火。
2歳の娘はその大きな音の迫力と、鮮やかな色に初めて出会った。
腹に響く音と振動に怖がっていた娘は、抱き抱えられたことに安心し、その美しい色をじっと眺めて一言。「ビー玉みたい」
素敵だなあと思う。 pic.twitter.com/cjMqSAy244
— 宗玄さん (@23himatsubushi) August 21, 2020
「いつまでも語りたくなる写真」として、その人らしい”特別な日常”の瞬間を残しておくことをオススメします。
子ども写真を額装して美しく飾る
せっかく撮影した写真をそのままパソコンやスマホの中に寝かせてないですか?
この辺りのことは次回の「大量写真のアルバム整理|オシャレなフォトブック紹介」の記事で書きましたが、フォトブックにしたり、写真を額装して見える形に残しておくことをオススメします。
大量写真の整理方法3選|写真を美しく保存するためにできることそんな中でも、撮影した子ども写真を額装して両親にプレゼントすると、めちゃくちゃ喜ばれますよ!
ちょっと面倒だなあ…。
パパ・ママ
SOGEN
パパ・ママ
SOGEN
アートジーンは、額の色やサイズ、余白の大きさまでカスタマイズできるので、とても楽しいですよ!
【Artgene(アートジーン)】は、写真データをアップロードするだけで自身の写真をプリントしてオシャレに額装してくれるサービスです。
Artgene(アートジーン)はここがポイント!
- 自分の写真を本格的な額に額装できるサービス
- 額の素材、色、余白の広さ、額の大きさなどをネット上で視覚的に選べる
- 完成品がめちゃくちゃオシャレでかっこいい。
家族で撮影した写真を大きく引き伸ばして額装するのも子どもや両親にとってはとても嬉しいですよね。
Artgene(アートジーン)の公式サイトはコチラ
※Artgeneに会員登録すれば額装シュミレーターが使用できます。
※アートジーンでは、写真やイラストの販売・購入もできます。
Artgene(アートジーン)については、額を実際に購入してプレビュー記事を書いたので、よかったら読んでください!
写真をオシャレでかっこよく額装して飾るのもいいですよね!
カメラをレンタルしてより美しい写真を撮影する
子どもが小さいうちに写真を撮影したいと思って一眼レフを購入しようと検討するも…。カメラやレンズって高額ですよね?
カメラも使いこなせるか自信がわかないし…という方にオススメなのが、まずはカメラをレンタルして撮影してみてはいかがでしょうか?
SOGEN
0歳のパパさん
カメラのレンタルのサービス「モノカリ」のポイント!
- カメラの種類が豊富(ドローンやアクションカメラもある)
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カメラ初心者でもかわいく子ども写真を撮影する方法まとめ
「子どもの写真の撮り方」についての連載第二回目の記事は『子ども写真が上達するためのコツ』をテーマにお伝えしました。
ぜひ、家族が後々になって語れる写真を撮影していってください!
次回は撮影した家族写真をどのように残すかについて紹介したいと思います。
また遊びに来てください!