写真家が撮影した10枚のエジプト

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この記事では、「エジプトの写真とコラム」を紹介しています。

世界を旅した僕が、「世界の各都市を10枚の写真」で表現しています。旅写真が好きな方は世界各地の写真を眺めてみてください。

写真家が撮影した10枚の写真

これまで旅してきた世界各地の写真を国ごとに10枚だけ並べる記事をシリーズ化します。

第1回目はキューバの写真、第2回目は中国の写真、第3回目はラダックの写真を並べました。

写真家が撮影した10枚のキューバ写真

写真家が撮影した10枚の中国写真

写真家が撮影した10枚のラダック写真

4回目のこの記事では、エジプトの写真を紹介していきます。
写真をクリックすると拡大しますので、見てみてください。

エジプトの写真

アラブの国・エジプトの思い出

エジプトでの出来事は特になにがあったということもなかったため、明確にはあまり覚えていない。覚えていることといえば、毎日チキンを食べていたことと、遺跡をたくさん見たことと、アスワンからナイル川を北上したフルーカというフェリーに乗ったことくらい。

でも、日々の出来事とは別に強烈に印象に残っていることがあって、それはエジプトに入国したその日に沸き起こった感覚だった。

 

日本を出て中国、チベットと西へ西へと旅を進め、4ヶ月が過ぎたところでヨーロッパに到着した。歴史的な建造物や美しい街並み、おいしい食事を期待しながらヨーロッパを1ヶ月半巡った。
なのにどうだろう、不思議なことにどんなに美しい光景を目にしても、どんなにおいしい食事を口にしても、心がほとんど動かなかった。

水の都・ベネチアに行っても、アテネのパルテノン神殿を見ても、赤い屋根の街で知られるドブロブニクに行っても、美しいとは思うけれど心がほとんど動かない。



ちょっと移動すれば「あの有名な街並みを観ることができるのに!」というようなものも、わざわざ見に行く気になれず、行かなかったものもたくさんあった。

例えば、オーストリアのザルツブルグとか、クロアチアのプリトヴィツェ湖群国立公園とか、ギリシャのミコノス島とか、わざわざ日本からそこに行くために訪れるような場所だけれど、きっと心は動かないだろうと高をくくって行かなかった。

旅をすることが日常になってしまって、なにを見ても心がほとんど揺さぶられなくなっていたのだ。
もちろん、困ったなと頭を抱えた。当時は旅をして生きていたのに、旅を進める理由が見出せなくなってしまっていたのだから。

 

そんな状況に嫌気がさして、イタリアに入国する前にエジプトのカイロへ行く飛行機のチケットをとった。

本当はイタリアのあとはフランスに行って、スペイン、ポルトガル、イギリスにも行こうか…というルートを考えていたのだけれど、なにかを変えなければ僕の旅は停滞してしまうとヨーロッパをひとまず離れることにした。

強制的に環境を大きく変えることで、視界に映る景色や匂い、音や味を変えることで、僕の旅が再び進み出すことを期待したのだ。

 

結果として、エジプトに行ったことは正解だった。

人懐こい国民性、見慣れないアラビア数字、毎日数回流れるアザーン、腹いっぱい食べられるチキン。
その全てを新鮮に感じ、僕の旅が再び動き始めたような感覚をもった。

 

スポーツの分野では「流れ」という言葉を日常的に使用する。

バスケやバレーで、「流れがわるい」「流れを断ち切りたい」と、良い状況や悪い状況が続くときに使う「流れ」は、日々の生活でも当てはまると思っていて、なにかうまくいかないことが続くような時は「流れがわるいな」という感覚をもつことが個人的にはある。

それは長い旅も同じで、僕がヨーロッパを旅した1ヶ月半は、あまりいい流れではなかった。

そして、強制的に悪い流れを断ち切り、地中海を渡ってアラブの国・エジプトに入国した行動は、旅の流れを大きく変えてくれた。
旅をより知るようになり、旅が変化したことを実感した場所だった。

 

エジプトは、僕にとってそんな場所です。

写真家が撮影した世界

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