この記事では、クラウドファンディングの手数料を格安にする方法について解説しています。
大手サイトでは17%程度かかる手数料を、3%におさえる裏技について紹介します。
目次
クラウドファンディングの手数料を安くする方法
ぼく
大手サイトでは17%程度が平均なので、100万円集まっても17万円が手数料でもっていかれて、そこからリターンのお礼をすると、意外に残らないんだよな…。
クラウドファンディングをやったことがある方ならば、手数料がけっこう大きいことはご存知でしょう。
日本でまだあまりクラウドファンディングが認知されていなかったときは5%くらいだったのが、今となっては17%まで上がっています。
僕は2016年から2年ごとにタビノコトバという公募展を企画していて、3回のクラウドファンディングをした経験があります。
第一回ではCAMPFIRE、第二回ではMAKUAKEを利用してきた中で、3回目に「手数料が3%でできる方法」を見つけたので、紹介します。
一人では実現することが困難な本の制作・展示会をプロデュースし、作品を発表する体験を設けることを通して、一歩を踏み出す方を応援することが目的。2016年の第1回を東京、2018年の第2回を鎌倉で開催。2020年に第3回を開催した。
では、第3回のクラウドファンディングで、CAMPFIREやMAKUAKEなどの大手クラウドファンディングの大手サイトを活用せずに、どのように実施したのかを紹介します。
第3回では、全て自作でクラウドファンディングを立ち上げました。
企画によってはめちゃくちゃお得となる情報かと思いますので、興味のある方は読んでみてください。
自作クラウドファンディングとは?メリット・デメリットを紹介【手数料が3%と格安になる】
ぼく
メリットとデメリットを紹介しながら、説明していきますね。
自作のクラウドファンディングとは、クラウドファンディングサイトに頼らずに、自分のブログやHPを活用しながら、クラウドファンディングサイトを作ることです。
そんなの無理じゃね?と疑問にもつ方も多いかと思いますが、これが意外にできるんです。
サイトを作るための無料サービスや、販売するためのサービスがあって、それらを混ぜれば簡単にできるんですね。
具体的な手順については、下のほうに解説していますので、まずはメリットとデメリットを見ながら、興味があれば下にある具体的な手順に沿って作ってみてください。
◎ メリット
◎ 手数料が圧倒的に安い。
大手サイトは17%、自作は3%
◎ 自分が思ったようにページをカスタマイズできる
ページの型がないので自由にリンクを貼れる
◎ 審査などの手続きが不要
MAKUAKEは印鑑証明の提出まで求められました
▲ デメリット
△ 不特定多数の目に触れにくい
日々新しい企画が立ち上がる大手サイトは、アクセス数も多く、
タビノコトバのことを全く知らなかった人たちの目に触れる機会は多いはずです。
△ 信頼を得ていないと怪しまれて支援を頂けない
大手サイトからのバックアップがなく、企画への信頼が得られにくいように感じます。
△ サイトを作るのがやや大変
自作クラウドファンディングのための無料で便利なツールがインターネット上にあるので、それらを利用すれば構築するのは可能ですが、大手サイトを使用するよりは時間がかかります。
これらのメリットとデメリットを見比べて、これなら自作のクラウドファンディングに挑戦できると判断し、挑戦することに決めました。
自作クラウドファンディングの作り方 具体的な手順を紹介
これまで、クラウドファンディングを実施した際には大手サイトを活用してきました。
応援してくれる方から多数の支援を頂いてきたのですが、とにかく手数料が高く、せっかく支援して頂いた金額の15%が運営サイトにいくことに申し訳なさのような気持ちをもっていました。
支援して頂ける有り難みをよく理解しているからこそ、自作に挑戦し、頂いた支援金をより有効活用することを考え、クラウドファンディングを自作することを実行しました。
その具体的な手順について紹介します。
自作のクラウドファンディングを作るための手順
自作のクラウドファンディングを作るための手順を説明します。
まず、自作のクラウドファンディングを作るためには、なんらかのwebページが必要です。
wordpressでブログを作ってもいいし、HPがあればそちらでも構いません。
僕は、タビノコトバのHPで記事を作成してクラウドファンディングのページを作りました。
►参考:旅の文芸誌「タビノコトバvol.3」出版と、展示会開催のためのクラウドファンディング
ブログの1つの記事なので、その記事にアクセスがいくように工夫し、動線をつくる必要があります。
ブログやHPを作る方法は幾つもありますが、有名なWordpressを始めるにはサーバーとドメインが必要です。
レンタルサーバーは、家で言えば土地のようなものでWordpressでブログを始めるには必要になります。
様々な会社が提供していますが、大手のエックスサーバーかロリポップで間違いないです。
ドメインは、家で言えば住所のようなものでこれも必要になります。
ドメインもエックスサーバーかお名前.comが安心かと思います。
自作のクラウドファンディングサイトの作り方は?
infogramというサイトを活用し、作成しました。
►参考:https://infogram.com/
このページを使用すれば、直感的な操作でクラウドファンディングに必要な図や文字を挿入することができます。
何%達成したのか、目標金額がいくらなのか、リターンははなにか、何人支援してくれたのか。
自作するのは難しそうな図を簡単に作ることができるサイトです。
無料でこのクオリティを作ることができるのは本当にありがたいですね。
自作のクラウドファンディングサイトの会計方法は?
STORESの商品としてクラウドファンディングを掲載しました。
STORESとは、誰でも無料でオンライン上にお店を作ることができるサービスです。
この仕組を利用して、STORES上にクラウドファンディングの購入ページを作成し、購入して頂く方法をとりました。
STORESのよいところは、会員登録せずにゲストとして購入することができることです。
支援して頂ける方がより手軽に購入できるかと思います。
【手数料が割安】クラウドファンディングを自作した結果 まとめ
メリット・デメリットを理解した上で、クラウドファンディングを自作して開始してみました。
2ヶ月間の結果、どうなったのかと言うと、目標金額20万円に対して231000円が集まりました。
大手サイトを活用していたならば、ここから17%の手数料が差し引かれてしまします。
つまり、39270円ですね。
しかし、今回は3%の手数料ですので、たったの6930円だけになりました。
これは、すごすぎる。
クラウドファンディングでは、ここからリターンに経費がかかりますので(商品の経費、郵送費など)、更に集まった資金が減っていくことになります。
そう考えると、手数料を安く抑え込めるのは、とても魅力的ですよね。
ぜひ、やってみてください。
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どうして自作のクラウドファンディングを作るのか?
時間も労力もお金もかかるこの企画ですが、定期的に開催するのは「この企画が必要とされている」ことを実感しているからのように感じています。
応募してくださる方、採用される方、展示を見に来てくださる方、応援してくださる方。
いろいろな立場の方がこの企画に関わってくれているのですが、いつも「大変だけれど、またやろうかな」と思わせてくれる存在となっています。
続けるのには、資金が必要です。
企業でも自治体でもないこの企画を続けるには、ファンや応援してくれる方を増やし、協力して頂くしかありません。
本業がありながらなんとかこの企画を続けてこれたのは、確ファンや応援者の方がいてくれたからです。
どうかもう一度、この企画を応援して頂ければ嬉しく思います。よろしくお願いします。