この記事では、これまで1500冊以上の本を読んできた僕が、「語彙力を伸ばす読書術」について紹介しています。本を読んで満足するだけでなく、本を読むことで語彙力の伸ばす読書術をお伝えします。
Aさん
テレビを見るのと同じよう、本を読んで消費してしまう。
せっかく読んだ本から得られることを増やす読書術を紹介してください
あなたの読書体験を、社会で最も役に立つ『言葉の語彙力』を鍛える手段にする読書術を紹介していきます。
目次
アウトプットに必須な『言葉力』を伸ばす読書術とは?
私は毎年100冊程度の本を読むことを、もう15年ほど続けています。
つまり、本を読むことを意識し始めてから1500冊程度の本を読んだことになるのですが、本を読む中で2つのことは必ず実行することにしています。
1つは、タイトルを記録すること。もう1つは、内容を記録すること。
どちらも「記録」が、主な内容です。
- 本のタイトルを記録する
- 本の内容を記録する
この記事では、アウトプットに必須である『言葉力』を伸ばすための読書術について、それらを鍛えるための読書習慣をお伝えします。
『本を読んだら記録する』ことの魅力・メリットは?
本を読んだら記録するようになったキッカケ
大学生だった私は、それまで全くなかった「本を読むという習慣」を、意識的に取り入れ始めました。なんだか本を読む友人がかっこよく見えたとか、そんな理由で始めたように覚えています。
3日に1冊程度の本を読んでは、新しい本を買いに行く。
そんなちょっと大人になったような習慣が嬉しく、私は夢中になって本を読み始めました。
次々と積み重ねられていく本が、僕に自信を与えてくれるような、そんな感覚をもったことを覚えています。
そこで、私は本を年間100冊読むという目標を立てました。
年間100冊読むという目標を面白がった友人と共に、読んだ本をエクセルに記録していき、年末にお互いの記録を見せ合うことにしたのです。
するとその年、私は123冊の本を読むことができました。
本を読む習慣のなかった21歳の僕にとって、エクセルで記録された目に見える記録と数字は、自信になりました。
本はいつか手放すことになるかもしれない。
でも、私が読んだ記録は、手放さずに残し続けることができる。
そう思い、私はエクセルに(今はアプリでも)、読んだ本を記録していくことにしました。ちなみに今使用しているアプリはぶくメモです。
本を読んだけど、本の内容は覚えていなかった
本を読んだら記録することにしたのですが、その記録表を見返し、1つのことに気が付きました。
あれ、ノルウェイの森の永沢さんが言っていた「素敵な言葉」って、どんな言葉だっけ?
そうなんです、本を読んで印象に残った言葉があったり、感銘を受けたフレーズがあったことは覚えているのですが、それらを正確に覚えていないことに気が付きました。
せっかく読んだ本なのに、数カ月後には本の内容を覚えていないんですね。
そこで僕は学びました。読んだ本を記録し、内容も記録しようと。
- 読んだ本を記録する
- 読んだ本から印象に残った言葉・フレーズを記録する
本を読んで『言葉力』『語彙力』を伸ばす読書術 実践編
本を100冊読んだのに、読んだ本にはどんな言葉やフレーズが書かれていたかを忘れていた。
とても印象的だった、ノルウェイの森の永沢さんの言葉ですら忘れていたし、どんな物語だったのかすぐに思い出せない本すらありました。
その時、僕は1つのことを考えました。
その翌年から、僕は1冊のノートを購入し、気になった文章や言い回しは全てノートに整理していくことにしました。
せっかく年間100冊程度の本を読み、その都度感銘を受けているのだから、インプットを最大限吸収させたい。
そのノートは自分が感銘を受けながら歩んできた路であり、自分が迷ったときや、なにかを生み出そうとしたときに、きっと役に立つ。
そう思って、ノートに気になった文章をメモし始めました。
初期の頃は、短い文を。中期以降は長い文を、メモするようになってきています。
数年経って、自分の興味や感心する文章が変わってきているのが、わかるのも面白いですね。
15年前に始めた頃と比べて、今はとても便利で、本を読んでいるときに気になったページはすぐにスマホで写真を撮ることにしています。
そして時間があるときに、そのスマホ画面を見ながら、書き写しています。
最近ではスマホのメモに音声入力で本の文章を読み上げてメモしていっています。
スマホのメモ(僕の場合はEvernote)は、当然ですがデーターベース化されるので、すぐに検索することができるのもとても便利で気に入っています。
ところで、わざわざ手書きに置き換える必要はあるの?と思われるかもしれません。
これは人によって、考え方が分かれそうですね。
僕は手書きで記録していくことに収集癖的な習慣がついてしまっていて、書くという行為に意味をもっているように感じていますが、スマホにメモしていくだけでもいいのかもしれません。
ただ、自分が感銘を受けた文章を保存しておくことは、どんな手段であれ、やったほうがいいでしょう。
語彙力・言葉力を鍛える読書術 まとめ
語彙力・言葉力を鍛える読書術を紹介しました。
凄まじいスピードで流れていく日々の中で、自分がその瞬間に感銘を受けた文章は、あなたの言葉力を高めてくれます。
それだけでなく、きっといつかのあなたを救ってくれる存在になります。
私はなにかに悩んだとき、立ち止まったとき、誰かに言葉を贈りたくなったときに、いつも記録してきた読書ノートを見返すことにしています。
あなたがインプットしてきた積み重ねを、記録してみてください。その習慣が、あなたの言葉力を高めてくれるでしょう。
そしてその読書術は、きっとあなたを助けてくれます。
ぜひ、今日からあなたが読んだ本を記録していってみてください。
- 本のタイトルを記録する
- 本の内容を記録する
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