この記事では、小説家・金城一紀さんの小説から『心に残る名言』を紹介しています。
金城一紀さんは、窪塚洋介さん主演の映画『GO』や岡田准一さん堤真一で映画化された『フライ・ダディ・フライ』など映画化された小説作品が多く、岡田准一さん主演のドラマ『SP』の原作者としても知られています。
青春小説の傑作を生み出し続け、数々の名言を作品に散りばめた金城一紀さんの至極の名言を紹介します。
他にも本の名言を紹介した記事があるので、「言葉」に興味のある方は読んでみてください!
目次
金城一紀の小説作品は名言の宝庫
金城一紀さんの小説作品は、在日朝鮮の問題をコミカル&シリアスに取り上げた作品や、若者たちが巨大な敵(大人)に抵抗するゾンビーズシリーズ作品など、笑いの要素を多く取り入れながら社会問題に真剣に向き合っていく作品が多くあります。
なんと言っても金城一紀さんの代表作は窪塚洋介さんが主演して映画化した『GO』ですね。
『GO』の窪塚洋介さんは30代後半から40代初めくらいの方は、きっと多くの影響を受けたんじゃないかな?
ダボダボなジーンズをはいて、坊主にして、ちょっと気だるそうな話し方をして。
他にも、青春小説の傑作として知られるゾンビーズシリーズの4作品(レヴォリューション No.3、フライ,ダディ,フライ、SPEED、レヴォリューションNo.0)や、僕が『本当にオススメの現代小説』を紹介した記事でも挙げた『映画篇』など、たくさんの面白い小説作品を出版しています。
人気の有名小説家と代表作品25選『映画篇』の名言|金城一紀作品
映画篇は、金城一紀作品の中でも随一の名作小説。何度読み返したかわからない。
名作映画をモチーフに、悲しみを抱えた登場人物たちを周囲が包んでいく愛に満ちた一冊。
短編集でありながら、1冊の本で登場人物が少しずつ絡んでいくところも読み進めていくと面白く感じる作品。
君が人を好きになった時に取るべき最善の方法は…
知った気になって接した瞬間に新しい顔を見せてくれなくなる
easy come, easy go
簡単に手に入るものは、簡単に手から離れていってしまう。
小説家になった今でも、僕はその暗闇の正体を名付けられずにいる
例えば、こんなふうに。
「映画館の中では、俺たちは在日朝鮮人でも在日韓国人でも日本人でもアメリカ人でもなくなって、違う人間になれるんだ」
ワクワクは不安やめんどくさいに押し潰されてしまう前に
そんなわけで、そのワクワクが「不安」や「めんどくさい」に押し潰されてしまう前に、僕はとりあえず動き出してみることにしたのだった。
『GO』の名言|金城一紀作品
GOは、金城一紀作品の中でも最も知名度のある作品。窪塚洋介主演の映画は何度見たかわからない。
在日朝鮮人の高校生が主人公、朝鮮学校で過ごした日々から日本の学校へ通うようになり、様々な人と出会ったり恋をしていく中で、自分とは?という問いに答えを見つけていく物語。
何かを得るためには
暗闇を知らない奴に
『レヴォリューションNo.3』|金城一紀作品
レヴォリューションNo.3は、金城一紀が最高たる所以となった高校生の青春小説「ゾンビーズシリーズ」の第一作目。青春小説を読みたい人はまずこれ読んどけ!とオススメしたくなる一冊。
愛すべき男子高校生のバカさと熱狂と行動力を思い出したい方はぜひ手にとってほしい。
もしも神様がいるなら
もしも神様が本当にいるなら、こいつを助けてやってくれ。それが無理なら、せめてこの雨を止ませてくれ。俺の体はちっぽけで、こいつの体が濡れないように守ることができないんだ。
それが嫌なら、こうして走り続ければいい
光の点に代わって、みんなの姿が目の前に浮かんだ。みんな、走れ、走れ、走れ。
公務員を目指しちゃうからな
羨ましいだろ
でも、おまえのことは絶対に忘れないよ。おまえが望んでいたことも俺のやり方でやってみるつもりだよ。
なにがあっても踊り続けるんだ
『フライ,ダディ,フライ』の名言|金城一紀作品
フライ,ダディ,フライは、金城一紀が最高たる所以となった高校生の青春小説「ゾンビーズシリーズ」の第二作目。
うだつの上がらないサラリーマンが、最強の高校生に弟子入りしてトレーニングを重ねて大切なものを守るストーリー。1作目から読んだ方は、相変わらず登場する最高の男子高校生たちの魅力に、目が離せなくなっているはず。
使わなかった細胞をいくつ残して死んでいくんだ?
誰かの想像に踊らされながら生きていけばいい。
『SPEED』の名言|金城一紀作品
SPEEDは、金城一紀が最高たる所以となった高校生の青春小説「ゾンビーズシリーズ」の第三作目であり、個人的には最も面白い作品。
相変わらず登場するバカで真っ直ぐでかっこいい男子高校生たちが、平凡な女子高生を少しずつ変えていく物語。ああ、なんて愛しくてバカな奴らなんだ。
逃げるのも楽しいよ
逃げるのも楽しいよー。とにかく、俺たちは自分で思っているよりもかなり自由なんだぜ。
あの日の疾走感が恋しい
金城一紀作品から心に響いた名言・名文まとめ
小説家・金城一紀さんの作品から、至極の名言・名文を選んで紹介しました。
僕は本を読んでは、好きな言葉をノートにうつす作業を15年間続けています。
自分の血となり肉となったノートをたまに見返しては、勇気をもらって前に進んでいて、今回は金城一紀さんの言葉を紹介しました。
金城一紀さん以外にも名言シリーズの記事があり、各年に読んだ本の中からオススメの名言を紹介していたり、マンガ宇宙兄弟や小説家伊坂幸太郎、写真家の星野道夫さんの名言も紹介しているので、ぜひ読んでみてください!