【本の名言】2022年上半期に読んだ本の名言集・名文集10選

2022年に読んだ本の名言・名文

この記事では、「2022年上半期に読んだ38冊の本の中から、心に響いた名言・名文」を紹介しています。

本には言葉のプロたちから生まれた名言・名文がたくさん書かれていて、それらの言葉は僕たちの生活を豊かにしてくれる力があります。小説、エッセイ、写真集、紀行文など2022年上半期に読んだあらゆるジャンルの本から心に響いた名言集・名文集です。

2018年から毎年行っている企画ですので、「本の名言集」に興味のある方は読んでみてください!

また、2022年上半期に読んで面白かった本ベスト11を紹介した記事もあるので、ぜひ読んでみてください!

【本の名言】2022年上半期に読んだ本から心に響いた言葉

2022年上半期に読んだ本から心に響いた名言・名文を10個紹介していきます。

本のタイトルや作家名に加えて、読書感想文を書いた本はリンクも載せておきますので興味をもった本があれば読んでみてください。

ここで紹介した名言・名文は「本の面白さ」は関係なく、本に書かれた言葉だけで選びました。
今のあなたを勇気づけてくれるような言葉があるといいですね!

【2022年上半期】心に響いた名言が書かれた本10冊
  • 読みたいことを、書けばいい/田中泰延
  • チャレンジング・トム/トム・ホーバス
  • わたしは分断を許さない/堀潤
  • 学び続けなくてはならない教科書/落合陽一
  • 他者の靴を履く/ブレイディみかこ
  • うたうおばけ/くどうれいん
  • ガザ、西地区、アンマン「国境なき医師団」を見に行く/いとうせいこう
  • ぼくにはこれしかなかった/早坂大輔
  • 狩りの思考法/角幡唯介
  • 0メートルの旅/岡田悠

2022年上半期に読んだ本から心に響いた名言集

田中泰延『読みたいことを、書けばいい』の名言

私は、なかなかいい給料が振り込まれていた電通という会社を、何の保証もなく辞めて50代を迎える。
それは自分が面白がれることが、結果として誰かの役に立つ、それを証明したいからなのだ。

読みたいことを書けばいい』の名言。本としてもとても面白く、2022年上半期のオススメ本を紹介した記事で、第10位としてお伝えしています。

created by Rinker
¥1,336 (2024/04/20 13:41:21時点 Amazon調べ-詳細)

トム・ホーバス『チャレンジング・トム』の名言

言葉はあくまでリレーションシップを築くためのものですから、相手に伝わらなければ意味がありません。簡単で、わかりやすい言葉を使ったほうがお互いにとって良い。丁寧な言葉にはそうした力があります。
丁寧な日本語でしっかり伝えたいと考えているから、感情をそのまま出すことなく、いったん間をおけるようになったのです。
日本に来て、その国の言葉を使うようになって、伝えることの本質に触れ、私は以前よりも良いコーチになったような気がします。

『チャレンジング・トム』は、女子バスケ日本代表監督として銀メダルに輝いたトム・ホーバスさんの名言がつまった本です。トム・ホーバスさんは現在男子バスケの監督。頑張ってほしい!


プレイディみかこ『他者の靴を履く』の名言

わたしの保育の師匠だった上司がよく言っていたのは、「感情の名前を教えなさい。子どもたちが今感じているエモーションがなにかを説明してあげなさい」ということだった。

『僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の作者であるブレイディみかこさんの本『他者の靴を履く』に書かれていた名言です。

audibleがキャンペーン中
⇒30日間無料!

※解約はいつでも可能。対象作品が聴き放題

ブレイディみかこさんの『他者の靴を履く』はaudibleの聴き放題対象作品です。


くどうれいん『うたうおばけ』の名言

生活は死ぬまで続く長い実話。
そう思うと、どんな些細な事でも書き留めておきたくなります。

くどうれいんさんの『うたうおばけ』の名言。
『うたうおばけ』は、本としても面白く、2022年上半期に読んだ本から面白かった本ランキング第3位としてや、面白いエッセイ本としても紹介しています。


岡田悠『0メートルの旅』の名言

たとえ地球の裏側に行こうと、通り過ぎるだけの景色もある。ふらりと出かけた散歩で、忘れられない景色もある。
その違いは、何が起こるかよりも、どう受け入れるかにあった。
どこに行くかよりも、どう接するかにあった。
何を消費するかではなく、何を創るかにあった。


2022年上半期に読んだ本から面白かった本ランキング第1位の『0メートルの旅/岡田悠』の名言。
最高に面白い旅本としても紹介しています!


堀潤『わたしは分断を許さない』の名言

もう新聞なんかいらないって公然と言う人もいっぱいいる。けれど、私はすごく新聞を読むんです。何のために読むかと言うと、自分が1番関心のないことにも目を止めると言う意味合いが大きいんです。なぜなら、もともと関心がある事は自分で調べに行くから。でも、毎朝新聞を何周かめくっていると、自分が全く興味なかった情報が目に飛び込んできたりする。そういう作業は必要だと思っています。

堀潤さんの『わたしは分断を許さない』に書かれた名言。「被災者」「同性愛者」など大きな主語で語るのではなく、「被災のあった○○県●●市に住む▲▲さんは」と【小さな主語で語る】ことの大切さを伝えています。


落合陽一『学び続けなくてはならない教科書』の名言

幼少期から子供に様々な経験をさせてあげたい1番の理由は、人間の能力の差の大部分は、経験によってもたらされると僕が考えているからです。
人間が持っている基本の能力にはそれほどさはなく、経験を含めた能力値が人によって大きく違います。
それは、金銭的なものもだし、大人が自分の持ちえる知識やネットワークをどう活用するかで決まります。

落合陽一さんの『学び続けなくてはならない教科書』に書かれた名言です。どう考えても一般的な子育てをしていなそうな落合陽一さんの子育て論が書かれていて非常に面白い本でした!


いとうせいこう 『ガザ、西地区、アンマン「国境なき医師団」を見に行く』の名言

そもそも俺がヒップホップに惚れ込んだのは、廃棄物に近いターンテーブル二台の上のレコードの音をつないだDJ連中、その上で喋りだしたラッパーたちのその突破力に心を揺さぶられたからだった。ドラム缶を切ってスティールパンを作ったトリニダードトバゴの演奏家たち、自転車のスポークを指ピアノにしてしまったアフリカ人への敬意も同じところから来ている。

前作の『国境なき医師団を見に行く』も面白い本でしたが、その続編ですね。
いとうせいこうさんが国境なき医師団と関わるようになった理由が、なんともかっこいいです!


早坂大輔 『ぼくにはこれしかなかった』の名言

ぼくは本のかたわらで眠り、本をたずさえて通りを歩き、本とともに世界を見た。
ぼくの人生はあのとき本とともにあった。あのときの感覚をもう一度味わうことはいまはむずかしい。
だが、確実にぼくのなかにあのときの感覚は蓄積され、いまもからだのなかを血のようにながれている。

盛岡の人気書店『BOOK NERD』の店主である早坂大輔さんの名言。書店BOOK NERDが誕生するまでを描いた本としても面白い一冊です。


角幡唯介 『狩りの思考法』の名言

人はだれでも己の過去の足跡と経験を通じて、次はこれをやりたい、と言うある種の<思いつき>を抱く。その思いつきは、その人の個人的な歴史の歩みの中で生起するものである以上、それを実行していくことで固有の未来が開け、人は自分自身になることができる。
私がこの長期犬橇行に出たのは、これまで生きてきた結果として、ほかならぬ私がそれを思いついたからだ。たまたま探検の世界に足を踏み入れ、自分なりにそれを実行してきて、そして北極に通うようになり、その帰結として、私の頭には次は長期犬橇行をやろうという考えが浮かんだ。と言うことは、この思いつきには自分の人生の前過去とこれからの未来が含まれているということになり、これはまさに自分の人格そのものといっていいだろう。旅をして新たに開ける道をゆくことで、私の人生の固有度はさらに高まり、私は私になることができる。逆に、過去と未来が凝縮したこの思いつきを実行しなければ、私の人生は、それをやらなかった人生に頽落し、強烈な負い目を抱えることになる。だから、それから逃れられない。思いついたのにそれをやらないという選択肢はありえないのである。探検だろうと何だろうと、それが人が何かを<やる>理由だ、と私は考えている。

最後はちょっと長いですが探検家・角幡唯介さんの『狩りの思考法』に書かれた名言です。
相変わらず探検を通して「自分とは?」と言ったことが考察されていて、読み応えがある一冊です。

著者の角幡唯介さんのオススメ本は?

角幡唯介さんのオススメの本を紹介します。


created by Rinker
¥1,650 (2024/04/20 06:43:31時点 Amazon調べ-詳細)

2022年上半期の名言本はaudibleで聴ける?

audibleオーディブルの聴き放題対象作品で2022年上半期の名言本はある?

僕が2022年上半期に読んだ本から心に響いた名言を紹介した記事からブレイディみかこさんの他者の靴を履くaudibleの聴き放題対象本として聴く読書を楽しめます。


また、関連本としていとうせいこうさんの『国境なき医師団になろう』や、くどうれいんさんの『氷柱の声』、岡田悠さんの『1歳の君とバナナへ』、落合陽一さんの『日本再興戦略』が、audibleの聴き放題対象本としてラインナップされています。


オーディブル(audible)は、Amazonが提供している聴く読書サービスで、入会最初の1ヶ月間は無料体験を実施しています。

つまり、1ヶ月間は聴き放題対象作品の本が全て無料で聴けるサービスなので、めちゃくちゃお得です。

audibleは無料期間中も聴き放題対象作品を聴ける

今回紹介した他者の靴を履く』は1ヶ月間は無料で聴けるし、2022年に読んだ面白い本として紹介した他にも、傑作ノンフィクション『サピエンス全史』や、お金の悩みのヒントをもらえる『ジェイソン流お金の増やし方』など、話題の本が全て無料で聴けます。

「聴く読書」をまだ試していない方は、この機会にぜひ登録して試してみてください!

audibleがキャンペーン中

※解約はいつでも可能。対象作品が聴き放題

もちろん無料体験期間内に解約すれば、完全無料。解約も簡単です。

audibleの聴き放題対象本はどんな本がある?

audibleオーディブル』の話題が出たので紹介すると、audibleは聴き放題と言ってもたいした本がないんでしょ?と考える方もいらっしゃるかと思いますが、これがビックリするほど読み応えのある本が揃っています

audibleは聴き放題対象作品が充実している

このブログでは、audible(オーディブル)について詳しく書いた記事があるので、興味のある方は読んでみてください!

audibleがキャンペーン中

※解約はいつでも可能。対象作品が聴き放題

本の名言集・名文集に特化した記事

僕はこれまで読んできて記録してきた1500冊程度の本から、印象に残った名言・名文は全てメモをとるようにしています。
それらの言葉はいつかの自分を勇気づけてくれることを経験値的に知っているからです。


それはフィクション・ノンフィクションに問わず、活字でも漫画でも同じです。
小説の名文をメモすることもあれば、写真集のキャプションをメモすることもあります。



本から印象に残った言葉をまとめた記事があるので、名言・名文に興味がある方はぜひ読んでみてください!

2018年〜2021年に読んだ本から心に残った名言・名文

旅本・紀行文から名言や名文を紹介した記事

小説や漫画本から名言・名文を紹介した記事

その年に読んだ面白い本トップ11を紹介しています

Twitter
SHARE