盛岡の書店BOOK NERD店主 早坂大輔『ぼくにはこれしかなかった。』あらすじと読書感想文

盛岡の書店「BOOK NERD」の「ぼくにはこれしかなかった」店主・早坂大輔の本「ぼくにはこれしかなかった」読書感想文

この記事は盛岡にある書店BOOK NERDの店主である早坂大輔さんの著書『ぼくにはこれしかなかった。』について、あらすじや読書感想文を書いた記事です。
盛岡の人気書店『BOOK NERD』が誕生するまでと、開店してから現在までを綴った物語です。いわゆる本屋さんの本ですね。BOOK NERDの早坂さんが選書した「ぼくの50冊」も書かれていて、読み応えのある一冊です。
その1冊を、より深く『どこよりも詳しい読書感想文』
読書感想文一覧

1)角幡唯介|エベレストには登らない
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
23)内山崇|宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
24)近藤雄生|まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること
25)岸田奈美|家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
26)玉樹真一郎|「ついやってしまう」体験のつくりかた
27)村本大輔|おれは無関心なあなたを傷つけたい
28)小松由佳|人間の土地へ
29)服部文祥|サバイバル家族
30)石川直樹|地上に星座をつくる
31)加藤亜由子|お一人さま逃亡温泉
32)沢木耕太郎|深夜特急
33)ブレイディみかこぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2
34)沢木耕太郎|深夜特急第1巻・第2巻
35)沢木耕太郎|深夜特急第3巻・第4巻
36)いとうせいこう|国境なき医師団を見に行く
37)ちきりん|「自分メディア」はこう作る!
38)村上春樹|村上T 僕の愛したTシャツたち
39)鈴木賢志|スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む|
40)沢木耕太郎|沢木耕太郎|深夜特急第5巻・第6巻|
41)落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書|
42)早坂大輔|ぼくにはこれしかなかった。←今回の記事
43)小永吉陽子|女子バスケットボール東京2020への旅
44)辻山良雄・nakaban|ことばの生まれる景色
45)岡田悠|0メートルの旅
46)トム・ホーバス|チャレンジング・トム

盛岡の書店BOOKNERD店主・早坂大輔『ぼくにはこれしかなかった。』は、どんな本?

「ぼくにはこれしかなかった。」本の内容紹介

ぼくにはこれしかなかった。」は、岩手県盛岡市にある書店「BOOKNERD」の店主である早坂大輔さんの半生を綴った自伝的エッセイです。

早坂大輔さんが企業で働き、当時の妻と友人の三人で起業し、空中分解し、離婚し、40歳で書店を始め、結婚し、子どもが生まれ、物語が現在も進行している一冊。

著者の早坂大輔さんはレイモンド・マンゴーの「就職しないで生きるには」に大きく影響を受けたと書かれてありますが、晶文社の『就職しないで生きるには』シリーズが好きな方は、間違いなく好きになる一冊だと思います。(僕も好きで以前に記事を書いています)

書き下ろしのブックレビュー「ぼくの50冊」も所収されていて、盛岡の人気書店BOOKNERD店主・早坂大輔さんが、どのような本に影響を受けて育ってきたのかがわかる一冊になっています。

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盛岡の書店「BOOKNERD」は、どんな本屋?

著者の早坂大輔さんが営業している書店「BOOKNERD」は、岩手県盛岡市にあるインディペンデントな本屋です。
新刊本、古書、お店のオリジナルグッズなどを置き、オンラインストアも充実しています。

ちなみに店名のBOOKNERDの意味は「本オタク」
オンラインストアでも、アメリカでの買付を中心とした選書で、とても目を引く本が多数あります。

早坂大輔『ぼくにはこれしかなかった。』あらすじを紹介【BOOKNERD物語】

盛岡の書店BOOK NERDの店主である早坂大輔さんの本『ぼくにはこれしかなかった。』の内容やあらすじを簡単に紹介します。

この本は、早坂さんが40歳で本屋未経験から本屋「BOOKNERD」を開業し、進んでいく様子を描いた半自伝的エッセイです。
ジャンルは「本屋さんの本」で、僕が「オススメの本についての本」を紹介した記事でも挙げさせてもらいました。

ニューヨークでの初めての買付、「ぼくは日本で本屋をやっています」と伝えたら値引きしてくれた店主、買付た本を店頭に並べた興奮、毎月の支払いの苦しみ、くどうれいんという特別な作家との出会い、コロナ禍での書店営業…

話の展開やストーリーは本屋さんの開業までを追っていますが、著者の早坂大輔さんが最も書きたかったことは『自分にしかできない仕事を見つけること』なのだと思います。この辺りのことは、次の読書感想文で深めていきます。

BOOKNERD早坂大輔『ぼくにはこれしかなかった。』を読んだ感想

盛岡の本屋BOOKNERDの店主である早坂大輔さんの本『ぼくにはこれしかなかった。』を読んだ感想を書いていきます。

この本の展開はドラマチックで、単純にストーリーとしての面白さがあります。

高校卒業後になんとなく専門学校に行き、学校に行かなくなり、7年くらいフリーターのような生活をしながらアメリカ文化に影響を受けた後、一般企業に入った。
仕事を始めてからはがむしゃらに働き、仲間と妻と独立して起業したものの、すぐにうまくいないと判断して諦め、仲間を裏切って会社をたたんだ。
それから本屋を始めた後に、妻と離婚して…といった具合に、一人の人間のストーリーとして浮き沈みが大きく面白さがあります。

ただ、著者の早坂大輔さんがこの本で最も書きたかったことは、『自分にしかできない仕事を見つけること』の喜びや充実感なのだと思います。

事業の失敗や大切な人を傷つけた経験など、たくさんの失敗を経て、自分が本当に輝く仕事に出会えた喜びを爆発させたような文章が随所に見られ、それらを読者に問いかけています。

本人いわく、「ぼくの時給はそのへんのアルバイトとさほど変わらない」と仰っていますが、ようやくたどり着いた「本当にやりたかったこと」の充実感を語っている姿が、印象的で眩しくも感じる一冊です。

BOOKNERD店主・早坂大輔さんの本の名言・名文

BOOKNERD店主・早坂大輔さんの本「ぼくにはこれしかなかった。」から、特に面白かった文を引用します。

▶ぼくは来る日も来る日も自問自答しつづけた

嫌なことはなんでもやったし、よろこんで夜遅くまで働き、身を粉にして会社にぼくの全てを捧げた。
そんな人生に一体何が残るだろう。
僕は来る日も来る日も自問自答し続けた。

▶ぼくの人生はあのとき本とともにあった

ぼくは本のかたわらで眠り、本をたずさえて通りを歩き、本とともに世界を見た。
ぼくの人生はあのとき本とともにあった。あのときの感覚をもう一度味わうことはいまはむずかしい。だが、確実にぼくのなかにあのときの感覚は蓄積され、いまもからだのなかを血のようにながれている。

読書感想文「ぼくにはこれしかなかった。」 まとめ

盛岡の書店『BOOKNERD』の店主である早坂大輔さんの本『ぼくにはこれしかなかった。』は、話の展開もスリリングながら「人生とは?」「仕事とは?」「やりがいとは?」といったことを問いかけてくれる一冊です。

著者の早坂大輔さんはレイモンド・マンゴーの「就職しないで生きるには」に大きく影響を受けたと書かれてありますが、まさに同じような趣旨の本で、「自分の本当にやりたいことをやりたいようにやってみよう」ということが描かれています。

とても面白い一冊なので、ぜひ読んでみてください!

► 『ぼくにはこれしかなかった』へ

「本屋さんの開業本」でオススメの本を紹介

本屋さんに憧れる方は多いですよね。
その憧れを叶えるために、独立系本屋さんを開業するに至った「本屋さんの開業本」の中から、面白かった本を紹介します。

『荒野の古本屋』は、現在は銀座で週に1冊だけ本を売るという森岡書店の森岡督行さんの本。
『ガケ書房の頃』は、現在ホホホ座という人気店の店主をしている山下賢二さんの本
『最低で最高の本屋』は、中目黒の書店カウブックス代表で暮しの手帖の編集長でもある松浦弥太郎さんの本です。

読書感想文 これまで読んできた本の感想まとめ

これまでの読書感想文一覧をリンクとして貼っておきますので、興味のある本があればぜひ読んでみてください!

その1冊を、より深く『どこよりも詳しい読書感想文』
読書感想文一覧

1)角幡唯介|エベレストには登らない
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
23)内山崇|宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
24)近藤雄生|まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること
25)岸田奈美|家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
26)玉樹真一郎|「ついやってしまう」体験のつくりかた
27)村本大輔|おれは無関心なあなたを傷つけたい
28)小松由佳|人間の土地へ
29)服部文祥|サバイバル家族
30)石川直樹|地上に星座をつくる
31)加藤亜由子|お一人さま逃亡温泉
32)沢木耕太郎|深夜特急
33)ブレイディみかこぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2
34)沢木耕太郎|深夜特急第1巻・第2巻
35)沢木耕太郎|深夜特急第3巻・第4巻
36)いとうせいこう|国境なき医師団を見に行く
37)ちきりん|「自分メディア」はこう作る!
38)村上春樹|村上T 僕の愛したTシャツたち
39)鈴木賢志|スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む|
40)沢木耕太郎|沢木耕太郎|深夜特急第5巻・第6巻|
41)落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書|
42)早坂大輔|ぼくにはこれしかなかった。←今回の記事
43)小永吉陽子|女子バスケットボール東京2020への旅
44)辻山良雄・nakaban|ことばの生まれる景色
45)岡田悠|0メートルの旅