絵本『二番目の悪者』あらすじと読書感想文※ネタバレあり

『二番目の悪者』あらすじと読書感想文

この記事は絵本二番目の悪者あらすじと読書感想文を綴っています。

二番目の悪者』は、嘘と噂と嫉妬がテーマの絵本で、「自分の目で真実を見ることの重要性」を伝えるメッセージが込められた素晴らしい作品です。

SNSを中心に情報が独り歩きしやすい現代を風刺している絵本で、「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」から始まる文頭から絵本の世界観に引き込まれること間違いなしの傑作です!

絵本「二番目の悪者」は、嘘や噂などに惑わされず自分の目で情報を判断することを伝えた面白い絵本です。

嘘と噂がテーマの絵本

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嘘と噂と嫉妬がテーマの絵本『二番目の悪者』要約・あらすじ

嘘と噂と嫉妬がテーマの絵本二番目の悪者』のあらすじを紹介し、要約します。

『二番目の悪者』あらすじと要約

  • 王様が死んで次の国王を決めるときに、力のある金色のライオンが自ら名乗りを挙げた

  • 一方、優しくて人のために行動する銀色のライオンが町外れに住んでいて、町のみんなは「銀色のライオンこそが次の国王にふさわしい」と噂を始めた

  • 噂に嫉妬した金色のライオンは「実は銀色のライオンは暴力的で殴ったり人の物を奪っているらしい」と嘘の噂を流した

  • 最初は全く信じなかった町民たちだが、みんなが同じ噂を知っていることで、少しずつ噂が本当のこととして拡がっていった。

  • 銀色のライオンに助けてもらった町民が本当のことを町民に伝えても、噂の渦は既に大きくなっていて、金色のライオンが王様に選ばれた。そして…。

二番目の悪者』は、全く信じられないような信憑性のない噂でも、多くの人が同じ噂を知っていることで情報が伝達されていき、まるで真実のようになっていく様を描いた絵本です。
自分の目で見たことを信じる視点を感じられる、大人が読みたい絵本です。

『二番目の悪者』の絵は庄野ナホコさん、文は林木林さん

絵本『二番目の悪者』の絵イラストは庄野ナホコさん、文は林木林さんが描いています。


二番目の悪者』で描かれたイラストを数ページ紹介します。

絵本『二番目のライオン』嘘の噂を広げるライオン
嘘の噂を広げるライオン
絵本『二番目のライオン』嘘の噂を知っている人が増えていく様子
嘘の噂を知っている人が増えていく様子
絵本『二番目のライオン』嘘の噂を知っている人が多数派になり、噂が真実として広がっていく様子
嘘の噂を知っている人が多数派になり、噂が真実として広がっていく様子
絵本『二番目のライオン』嘘の噂を信じた結果、民衆が国王に選んだのは金色のライオン
嘘の噂を信じた結果


イラストを担当している庄野ナホコさんさんは雑誌BRUTUSの表紙を描くなど『しろくまきょうだいのセイウチまつり』や『バレエのおけいこ』など、可愛いイラストが特徴の人気イラストレーターです。


文章を担当している林木林さんは『あかり』や『ひだまり』など大人も読みたくなる絵本を生んでいる人気絵本作家です。

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庄野ナホコさんと林木林さんがコラボした絵本の二作目として『せかいいちのいちご』が出版されています。

せかいいちのいちご』は、大人に読んでほしい面白い絵本を紹介した記事で、僕自身が第1位に認定した特別な絵本です。とても面白い絵本なので、ぜひ合わせて読んでみてください!

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絵本『二番目の悪者』読書感想文

僕が『二番目の悪者』を読んだ中で印象に残ったいくつかのエピソード読書感想文を書きます。


二番目の悪者』は嘘と噂と嫉妬をテーマとしていて、職場や学校やSNSやネット社会で同じようなことが一度は起きたことがあって身近に感じられる絵本です。

大人が読んでも心に響く名作絵本なので、ぜひ手にとって読んでみてください!

自分の目で判断する力をつけたい時にオススメしたい絵本

絵本『二番目のライオン』自分の目で判断する力をつけたいときに読む絵本
他と違うことを矯正されそうになる場面

『二番目の悪者』は、自分の目で判断する力をつけたい時にオススメしたい絵本です。



このブログを読んでいる読者の方も、根も葉もない噂を信じることって想像できませんよね?

この物語でも、最初は嘘の噂話は誰も信じていませんでした。

それが、ぽつりぽつりと話題になるようになり、自分が聞いたことのある噂話を他の人から聞く場面ができることで、だんだんと噂が本当の話のように信じられていきます


現実世界でも、コロナ禍の最初の時期にマスクが無くなってしまうと慌てて買い占めた人たちによってマスクが無くなってそしまったり、「なにかをすると感染する」という嘘の噂が流れてパニックになったりしたことがありますよね?

嘘のような噂話が、真実のように拡がっていくことって、実生活でもありますよね。。。

二番目の悪者』は、情報に対して、自分の頭のフィルターを通して情報を判断することの重要性を感じられる絵本です。

情報教育の導入にオススメしたい絵本

絵本『二番目のライオン』嘘の噂を知っている人が多数派になり、噂が真実として広がっていく様子
嘘の噂を知っている人が多数派になり、噂が真実として広がっていく様子

『二番目の悪者』は、情報教育の導入本として強くオススメしたい絵本です。




二番目の悪者」は小学生から高校生まで、あらゆる教育現場で情報教育の導入本として活用できそうな絵本です。


特にSNSでのトラブルや問題が多い学校現場では、情報を鵜呑みにするのではなく、自分のフィルターを通して判断し、適切に対応することを伝えなければいけません。

僕は聞いた話を、友達に教えてあげただけなんだよな。
でも、自分の目で何か一つでもたしかめたっけ・・・?

『二番目の悪者』は、子どもの情報教育にとても向いている絵本ですね!

なにが本当なのかを信じられなくなった時にオススメしたい絵本

絵本『二番目のライオン』嘘の噂を信じた結果、民衆が国王に選んだのは金色のライオン
嘘の噂を信じた結果

『二番目の悪者』は、なにが本当なのかを信じられなくなった時にオススメしたい絵本です。


悪気があって騙す人もいれば、悪気がないのに結果としてマイナスの方向に進まさせてしまう人もいます。


二番目の悪者』は、本当に悪気をもって嘘をついた人は金色のライオンだけで、後の登場人物に悪い人は誰一人出てきません。ところが、悪気のない人たちによって町はどんどん悪くなっていき、ついには自分たちの大切な町が無くなってしまいます。

嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、
真実は、自らさがし求めなければ見つけられない

二番目の悪者』は、自分の立ち位置を見つめ直し、なにが本当でなにが嘘なのかを整理したいときにオススメの絵本です。

大人が読んでも面白い絵本『二番目の悪者』

『二番目の悪者』は、大人が読んでも面白い絵本です。


嘘の噂によって間違った選択をしてしまった国民たちは、最後の結末でとても辛い想いをします。

本当に悪い気持ちをもっていたのは金色のライオンただ一人でありながら、結果としてその悪い気持ちに加担してしまった国民たちの末路はとても悲惨です。

情報化社会の現代に、時々読み返したくなる絵本です。

絵本

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『二番目の悪者』嘘と噂がテーマの絵本まとめ

二番目の悪者』は、嘘と噂がテーマの絵本です。


「情報リテラシー」「自分の頭で考える」ことを必要とした時に、きっと絵本『二番目の悪者』はあなたの心により響くでしょう。


僕はこの絵本を本棚に並べて、娘が小学生になった頃にいつでも見られるようにしておきたいと思いました。




大人にオススメしたい絵本を紹介した記事がありますが、2023年になったらベスト50を更新する予定でいます。


二番目の悪者』は、その時には必ずランクインする絵本なのは間違いないです。

ぜひ読んでみてください!

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本の読書感想文一覧まとめ

この記事のように「どこよりも詳しい読書感想文」を書いています。

例えば、今作「二番目の悪者」は広義で言えば「自分の頭で考えることの重要性を感じられる本」で、幡野広志さんの『他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。』や『落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書』も同じジャンルなので、よかったら読書感想文とあらすじを読んでみてください。


これまでの読書感想文一覧をリンクとして貼っておきますので、興味のある本があればぜひ読んでみてください!

どこよりも詳しい読書感想文の総まとめ|読みたい本が見つかる
読書感想文一覧
1)角幡唯介|エベレストには登らない
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
23)内山崇|宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
24)近藤雄生|まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること
25)岸田奈美|家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
26)玉樹真一郎|「ついやってしまう」体験のつくりかた
27)村本大輔|おれは無関心なあなたを傷つけたい
28)小松由佳|人間の土地へ
29)服部文祥|サバイバル家族
30)石川直樹|地上に星座をつくる
31)加藤亜由子|お一人さま逃亡温泉
32)沢木耕太郎|深夜特急
33)ブレイディみかこぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2|
34)沢木耕太郎|深夜特急第1巻・第2巻
35)沢木耕太郎|深夜特急第3巻・第4巻
36)いとうせいこう|国境なき医師団を見に行く
37)ちきりん|「自分メディア」はこう作る!
38)村上春樹|村上T 僕の愛したTシャツたち
39)鈴木賢志|スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む
40)沢木耕太郎|深夜特急第5巻・第6巻
41)落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書
42)早坂大輔|ぼくにはこれしかなかった。BOOKBERD店主の開業物語|
43)小永吉陽子|女子バスケットボール東京2020への旅
44)辻山良雄・nakaban|ことばの生まれる景色
45)岡田悠|0メートルの旅
46)トム・ホーバス|チャレンジング・トム
47)長谷川晶一|詰むや、詰まざるや 森・西武VS野村・ヤクルトの2年間
48)田中孝幸|13歳からの地政学
49)国分拓|ガリンペイロ
50))サトシン・西村敏雄|わたしはあかねこ
51))林木林・庄野ナホコ|二番目の悪者