『1歳の君とバナナへ』読書感想文ネタバレあり

『1歳の君とバナナへ』読書感想文

この記事は僕が2022年上半期で最も面白い本として紹介した『0メートルの旅』の作家である岡田悠さんの本『1歳の君とバナナへあらすじと読書感想文を綴っています。

1歳の君とバナナへ』は、1年間の育休をとった岡田悠さんの育児エッセイで、「生まれてきた子どもへの手紙」でもある本です。

2ヶ月の定期検診で片耳難聴と診断されたお子さんとの関わりを通して書かれたこの本は、育児疲れをしている方にぜひ読んでほしい一冊。子どもへの愛を再認識できる一冊です。

『1歳の君とバナナへ』は、子育て疲れをしている方や、子どもが少し大きくなってきている方にとって、子どもと過ごす時間の貴重さを再実感させてくれるエッセイです!

新時代の父親視点の育児エッセイ

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『1歳の君とバナナへ』要約・あらすじ

2020年代の父親視点から描いた育児エッセイ本1歳の君とバナナへ』のあらすじを紹介し、要約します(ネタバレあり)

『1歳の君とバナナへ』あらすじと要約

  • 盛大な結婚式を開くはずが、コロナ禍により結婚式を中止。友人がZOOMでオンライン結婚式を開いてくれる
  • オンライン結婚式の夜に妊娠を告げられる
  • 1年間の育休を申請、取得
  • 子どもの出産とともに人生の主役が交代したことを実感する
  • 生後4ヶ月半に子どもの片耳難聴が発覚
  • 1歳までの子どもの成長を、未来に送る手紙として記す

1歳の君とバナナへ』は、2020年代の父親視点から描いた育児エッセイです。
子育てに疲れている人や、不安に思っている方にとって、もう一度子育ての時間の貴重さを再実感させてくれる一冊。「1歳の君とバナナへ」は、あなたの子育ての記憶とリンクするエッセイです。

『1歳の君とバナナへ』『0メートルの旅」の著者は岡田悠

『1歳の君とバナナへ』の著者は、『0メートルの旅』の著者でもある岡田悠さんです。

『0メートルの旅』は、僕がこのブログで2022年上半期に読んだ本で最も面白かった本として紹介した本で、めちゃくちゃ面白いので読んでみてほしい一冊です。


『0メートルの旅』は旅本として、一つの完成形と言っても過言ではない面白い本です。


岡田悠さんは、会社員として働きながらエッセイを記している兼業作家で、これまで他にも『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』も出版している人気作家です。

『1歳の君とバナナへ』はaudibleで聴ける?無料で聴く方法を解説

『1歳の君とバナナへ』は、audibleの聴き放題対象作品に入っているので、2022年8月に出版した新刊本でありながら無料で聴けるお得感満載の本です。

内容もエッセイなのでテンポが良く、聴く読書のaudibleと相性が良いのも嬉しい。Youtubeを眺めるように家事や運動をしながら聴ける点でもオススメです!

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『1歳の君とバナナへ』読書感想文※ネタバレあり

僕が『1歳の君とバナナへ』を読んだ中で印象に残ったいくつかのエピソード読書感想文を書きます。

1歳の君とバナナへ』は、2020年代の男性目線の育児エッセイです。

自分の人生の主人公は自分自身と言い続けてきた男性が、子どもが生まれていく過程で父としての意識が強くなっていき、人生の主人公なんてものは「どうぞどうぞ」と簡単に譲ってしまった過程が伝わってくるような育児あるある満載のエピソード本が描かれています。


これから、僕が『1歳の君とバナナへ』を読んだ中で特に書き記したいと思った点を読書感想文として綴っていきます。

「1歳の君とバナナへ」は、生まれてきた子どもへの手紙エッセイ本

1歳の君とバナナへ』は、生まれてきた子どもへの手紙として書かれたエッセイ本です。


赤ちゃんは生まれてから見るもの全てが知らない世界を経て、様々なことを知りながら習得していき、世界を広げていきます。
その「知らない世界」は記憶としては留まらず、全てが過ぎていってしまうところですが、岡田悠さんは親として、そんな光景を手紙に残しておきたいというキッカケから、このエッセイ本が書き記されていきます。

君が大人になっても覚えている記憶は、どんなものだろうか。
寝返りをしてバナナをつかんだ日のことも、芝生を這った日のことも、おそらく覚えてはいないだろう。
だからこそ、僕はこの手紙を書き始めたのだ。
記憶力のある大人として、このかけがえのない時間を、君に向けて記録しておこうと思った。
ウミガメを見る君の目がいかに驚いていたか、教えてあげたいと思った。

僕も子どもの成長記録を綴っていたり、毎日顔写真を撮影してるのは同じような理由で、「きっと忘れてしまう今ある特別な瞬間を記録しておきたいから」です。

子ども写真の撮り方講座④ 誰でも簡単に感動的な写真を撮る方法

『子どものいつかのために、今の特別な瞬間を記録しておきたい』という親から子どもへの手紙という要素が、この本を面白くさせている点だと感じます。


「1歳の君とバナナへ」は、子どもと過ごす時間の貴重さを実感させてくれる本

『1歳の君とバナナへ』は、子どもと過ごす時間の貴重さを実感させてくれる本です。


子育てに疲れている方は、きっと子どもが生まれたときの幸せな気持ちを思い出すだろうし、
子育てが一段落した方にとっては、子どもと過ごしたかけがえのない時間を懐かしんで思い出すだろうし、
育児には関心がない人にとっても、親への感謝の気持ちが芽生えるような気がしています。

著者の岡田悠さんの優しくてユーモラスな視点から描かれた育児エッセイは、きっと全ての人がなんらかの自分のエピソードとリンクし、自分の大切な人や時間に思いを馳せるような素晴らしい本です。

「1歳の君とバナナへ」は、親から子どもへの手紙が泣ける

『1歳の君とバナナへ』は、最後に描かれた親から子どもへの手紙の場面がめちゃくちゃ泣ける本です。


著者の岡田悠さんは子どもが生まれたことで父になるのですが、父になったことで同時に自分の両親とのエピソードを思い出していきます


バックパッカーだった父が、当時10歳の自分を連れてヨーロッパをバックパック旅に連れて行き、大泣きしたエピソード。
赤ちゃんが好きな「はたらくくるま」の歌を、自分も赤ちゃんだった頃に好きだったエピソード。


自分が親になることで、両親がどんな気持ちで自分を育ててくれていたのかを追体験していきます。


そんな両親から、自分が結婚するときにもらったビデオメッセージのエピソードがめちゃくちゃ泣けます。
ここで書きたいけど、これはさすがにネタバレが過ぎるので、気になる方はぜひ読んでみてください!

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『1歳の君とバナナへ』あらすじと要約と読書感想文まとめ

1歳の君とバナナへ」は、男性目線の育児エッセイです。

岡田悠さんの優しくてユーモラスな視点は、子育て中の方はもちろん、子育てを一段落した方や、子育てなんてまるで関心のない方にとっても、心に響くエッセイ本だと思います。

読んでいて思わず笑ってしまう箇所や、涙がでてくる箇所もあって、笑って泣けるエッセイですね!

とても面白い本なので、ぜひ読んでみてください。

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本の読書感想文一覧まとめ

この記事のように「どこよりも詳しい読書感想文」を書いています。

例えば、今作「1歳の君とバナナへ」は広義で言えば「家族に関するエッセイ本」ですが、ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの読書感想文』や、服部文祥さんの『サバイバル家族読書感想文』や、岸田奈美さんの『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった読書感想文』などが同じジャンルです。


もちろん、『1歳の君とバナナへ』の著者の岡田悠さんが書いた『0メートルの旅』も読書感想文を書いているので、合わせて読んで見てください!



これまでの読書感想文一覧をリンクとして貼っておきますので、興味のある本があればぜひ読んでみてください!

どこよりも詳しい読書感想文の総まとめ|読みたい本が見つかる
読書感想文一覧
1)角幡唯介|エベレストには登らない
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
23)内山崇|宇宙飛行士選抜試験 ファイナリストの消えない記憶
24)近藤雄生|まだ見ぬあの地へ 旅すること、書くこと、生きること
25)岸田奈美|家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった
26)玉樹真一郎|「ついやってしまう」体験のつくりかた
27)村本大輔|おれは無関心なあなたを傷つけたい
28)小松由佳|人間の土地へ
29)服部文祥|サバイバル家族
30)石川直樹|地上に星座をつくる
31)加藤亜由子|お一人さま逃亡温泉
32)沢木耕太郎|深夜特急
33)ブレイディみかこぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2|
34)沢木耕太郎|深夜特急第1巻・第2巻
35)沢木耕太郎|深夜特急第3巻・第4巻
36)いとうせいこう|国境なき医師団を見に行く
37)ちきりん|「自分メディア」はこう作る!
38)村上春樹|村上T 僕の愛したTシャツたち
39)鈴木賢志|スウェーデンの小学校社会科の教科書を読む
40)沢木耕太郎|深夜特急第5巻・第6巻
41)落合陽一|0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書
42)早坂大輔|ぼくにはこれしかなかった。BOOKBERD店主の開業物語|
43)小永吉陽子|女子バスケットボール東京2020への旅
44)辻山良雄・nakaban|ことばの生まれる景色
45)岡田悠|0メートルの旅
46)トム・ホーバス|チャレンジング・トム
47)長谷川晶一|詰むや、詰まざるや 森・西武VS野村・ヤクルトの2年間
48)田中孝幸|13歳からの地政学
49)国分拓|ガリンペイロ
50))サトシン・西村敏雄|わたしはあかねこ
51)林木林・庄野ナホコ|二番目の悪者
52)サトウマサノリ|わけあって絶滅したけど、すごいんです
53岡田悠|1歳の君とバナナへ