写真展の宣伝と集客方法を解説【はじめての写真展入門④】

この記事では、『写真展を開催するための「宣伝・集客」』について解説しています。
写真展を開催することになったら考えていくことの1つが、どうやって写真展を見に来てもらうか?ということですよね。せっかく写真展を開催するならば、多くの人に届けたいと思うことは自然なことです。
今回は、そんな写真展の宣伝・集客について解説していきます!

写真展の開催方法」では、はじめて写真展を開催したい方に向けてのノウハウを書いています。会場選択、額装、当日持参する道具などを解説しています。

はじめての写真展入門【一番やさしい写真展の開き方】はじめての写真展入門【知識ゼロから写真展開催まで】総まとめ

はじめての写真展入門(宣伝と集客編)

はじめて写真展入門」シリーズ第4弾。

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写真家Aさん

写真展を開催したいけれど、どうやって集客すればいいか迷っています。
写真展のDMってどうやって作るの?
取り上げてもらえる写真メディアはあるの?

今回の『宣伝・集客編』では、このような悩みに答えます。

本記事の信頼性
これまで展示会(写真展やエッセイ展)を7回行ってきました。

写真メディアIMAで紹介をして頂き、その記事を読んで会場にお客さんが来てくださったこともあります。
アイデムフォトコンテストで入選し、新宿のギャラリーで個展を開催してもらったり、世界旅写真展に入選し、グループ展を開催してもらったこともあります。
最新では2020年2月に個展(Quiet Cuba)を行い、写真集を出版して頂きました。

►参考:キューバを撮影した写真集「SEEKING QUIETNESS」を出版することになりました

このような経験から、今となっては写真展開催までの準備で何が必要なのかの見通しを持つことができますが、2015年にはじめて写真展を開催した僕は、まさに次のような状態でした。

なにを準備すればいいの?
どこで開催するのがいいの?
なにが必要なの?
写真はどうやってプリントするの?
なにに額装するの?
どう宣伝すればいいの?
お金はいくらかかるの?

なにもわからない状態から試行錯誤を繰り返しながら様々な展示会場で写真展を開催してきた中で、いくつかのノウハウを得ることができました。

写真展を開きたいんだけど、なにから始めればいいのかわからない。
そんなあなたの背中を押したくて、この記事を書きました。

このブログがヒントとなって、あなたの初めての写真展の開催に繋がれば幸いです。

はじめての写真展の宣伝と集客方法を解説

せっかく写真展を開くことになったので、できるだけ多くの方に見に来て頂きたいという思いがあり、そのための宣伝をどのようにしていけばいいのかと考えました。

まず、ターゲットをどうするのか。

知り合いだけで満足なのか。
地域の方にも来てもらいたいのか?
写真やテーマが好きな方にも足を伸ばして頂きたいのか?
写真関係の仕事をしている方にも来て頂きたいのか?

自分の写真展を想像し、どんな方に来場してもらたいのかを想像しながら宣伝を考えていく必要があるかと思います。

展示会の様子

はじめての写真展の宣伝と集客方法6選

写真展を開催するために、6つの宣伝活動を行いました。

①DMの作成(写真)・配布

②プレスリリース

③SNSによる発信

④ホームページやブログの作成

⑤知り合いにメール

それぞれ実際に行ってみての感想をお伝えしていたいと思います。

DM作成と配布(写真展の集客・宣伝方法①)

はじめて個人で展示会を開催するのならば、DMを作成することはオススメです。

正直、DMによる爆発的な集客力は期待できません。
直接配れる人には限りあるし、展示場の近くのお店に置いてもらってもそれを見てやってくる人はそんなに多くはないでしょう。

ただ、例えば飲みに行ったときにお店の方やお客さんと話が弾んで「今度、写真展をするんですよね」みたいなことを話して、さっとDMを渡すことができる。
そうやって直接渡した人は、けっこうな確率で展示会場に足を運んでくれるのが経験としてあります。

あなたが直接会って、来てほしいと思った方に、手渡せる。
DMには、そんな素敵な招待状としての効果があります。

写真展のDMサンプル
写真展のDMサンプル

また、初めての写真展ではいろいろな流れを、実際にやってみることで知ることが大切だと思っています。

DMのデザインも自分で行うことをオススメします。
自分の手で作ることで、展示会に近づいていく感覚を感じられるだろうし、単純に楽しいし、デザイン力もつくし、自分の能力を高めることはできると思う。

とりあえずDM作成に必要な『イラストレーター』の無料体験版をインストールしてみましょう。使い方がわからなければ、スキルハブなどの無料講座を受講できます。
そこで基礎となる知識は吸収できるので、あとは実際にソフトを触ってみるといいかと。
苦戦しながらもわからないことはその都度で調べながら進めていくと、DM作成に最低限必要な知識を得られるくらいまで使いこなせるようになっています

▶イラストレーターは無料体験期間があって、その期間でDMを作成できます。



スキルハブ

そうやって手を動かしていると、必要となってくる能力がデザインをする能力。

どこかで開催されている写真展会場ではDMが置かれているので、その中で気に入ったものをまずはマネしてみるといいかと思います。
地方の方はとりあえず「写真展 DM」と検索してみましょう。

文字の大きさや色などのデザイン、紙の厚さ、トップに選ぶ写真。
様々なことを自分で決定していくことで、自分の写真展が見えてきます。

印刷会社を決め、その印刷会社がその用途によって配布しているテンプレートをもとにデザインしていきます。
(例えば、DMならDM用、ポスターならポスター用のテンプレートがある)
ちなみに僕は「プリントパック」という会社に注文をかけることが多いです。
自分が思っていた印象よりも圧倒的に安く作れるんですね、これもびっくり。
1週間程度が経過し、届いたものは概ね満足。

あなたが写真展を開催するまでにDMを作成できるという能力が加わるというのは、きっと今後に役立つはず。
名刺なんかもこれで作れるし、全ての方が知っておいて損はない能力かと思います。

プリントパック

プレスリリース(写真展の集客・宣伝方法②)

自分の知り合い以外で写真好きな人に来て頂きたいと思ったら、プレスリリースが最も重要になります。

僕は写真サイト「IMA」に写真展開催と写真集出版のプレスリリースを送付したところ、記事を作成して頂くことができました。

IMA宗玄浩写真展のページ


参考 陽気なイメージの奥にある静寂をとらえた 宗玄浩写真展 「Quiet Cuba」IMA

IMAは写真業界でかなり信頼のあるサイトで、実際に僕の展示でも「IMA」のサイトを見て興味をもってきたという方もいました。

support3@imaonline.jp

こちらにメールを送りましたので、展示を行う際にはこちらにプレスリリースを送付してみるといいかと思います。

また、地方の新聞社やギャラリーが所在するタウン情報誌等にプレスリリースを送ると、記事を書いてくれたり、取材に来てくれることもあります。

僕の場合、ギャラリーの所在地である神楽坂近辺を紹介している市ヶ谷経済新聞にプレスリリースを送付すると、展示会の紹介記事をリリースしてくださいました。

►参考:飯田橋で「キューバの静寂」をテーマに写真展 ギャラリートークも

プレスリリースだけでなく、営業の電話なんかもしてみてもいいかと思います。
私は以前、地元で旅の報告会をしたときに新聞社やテレビ局にプレスリリースを送ったところ、どちらも取材にやってきてくださり、夕方のニュースで放送されたりもしました。地方ならではですね。

地方にとっては、地方出身者の活躍はニュースになるので、プレスリリースを送ってみてもいいでしょう。

SNSによる発信(写真展の集客・宣伝方法③)

SNSによる集客は期待値としてはかなり高いでしょうが、あなたが思うほど簡単なものではありません。
写真展の直前にさっと発信したところで、誰にも見られずに時間をかけた割に効果が薄いということがオチでしょう。
そういう私も、あまり上手には使いこなせていないので、むしろ教えてほしいくらいです。

SNSにはそれぞれ使い分けが必要かと思いますので、ちょっと解説していきます。

Facebookページ

Facebookページは知り合いや、そのまた知り合いなどへの宣伝効果があります。
展示会に向けた進捗状況を知っている方に発信することで、来場してくださる方も増えるはず。

あなたの知っている方は、あなたを応援してくれる人が多いでしょうから、この層は大切にしましょう!

TwitterやInstagram

自分のアカウントをすでに持っている方は、そちらを利用するほうがいいかと思います。
新しく展示会用のアカウントを作ったところで、フォロワー数が伸びずに終わることがほとんどでしょう。

ホームページやブログの作成(写真展の集客・宣伝方法④)

現在はWordpressのようにカスタマイズが容易なブログサービスが普及しています。

この写真展単体での集客はそんなに期待できなくても、あなたのwebページを1つ作っておくといいでしょう。

写真展にフラっと入ってくださったり、DMを手にとった方は、あなたのwebページを検索してくる人たちです。
その時に、「他にもこんな写真を撮っているんだ」「こんな文章を書く人なんだ」と認知してもらえれば、あなたの次の展示会に足を運んでくださるかもしれません。

そんな未来を期待して、あなたのwebページやブログは作っておくといいでしょう。

知り合いに連絡(写真展の集客・宣伝方法⑤)

普段はあまり会わなくなった友人たちも、そんなイベントがあるならと足を運んでくださる方も多かったです。

私の場合、地方からわざわざ写真展を見に来てくださった友人もいました。
昔の仲間や知り合いが、なにかに向けて頑張っているというのは嬉しいものです。

ぜひ、連絡してみましょう。

オンライン上で販売(写真展の集客・宣伝方法⑥)

あなたの写真作品をオンライン上で販売し、SNS等で拡散する方法もあります。
販売されている作品がかっこよければ、集客へ繋がる可能性がありますよね!

画像をアップするだけで作品販売から額装までを手掛けてくれるArtgene』というサービスが注目を集めています。

額装サービスArtgene

ネット上で額装シュミレーターをチェックして、額の色を選んだり、余白の大きさを選んだり、紙質を選んだりでき、作成したシュミレーターからそのまま額装作品を発注できたり、世界中に作品を販売できます。もちろん他の方の作品を買うこともできます。

シュミレーターがめちゃくちゃ秀逸で、自分の作品のカッコよさが倍増します。
これだけカッコよく作成できると、SNSでも拡散しやすいと思うので、オススメです!

▶オンライン額装サービス『Artgene』について

Artgeneはオンライン完結型のアート作品販売サービス。
出品者登録をしたクリエイターはArtgene内で作品の販売ができ、マイページでオンラインギャラリーを作ることも可能。新規登録すれば、あなたの作品を販売までやってくれるサービスです。

Artgeneのサイトへ

【Artgene】新規会員登録をすると、作品の販売も可能になります

はじめての写真展を開く 宣伝・集客まとめ

何回も展示会をしていますが、集客はいつも大きな課題です。
百貨店の催事場なんかでできるような作家になれば、とんでもない集客を期待できるでしょうが、初めて展示会をしようと思ったら草の根的な活動は絶対必要になるでしょう。

展示会で「写真を飾ること」に満足せず、それと同じくらいの熱量で展示会を「届けること」が大切なことは間違いありません。

写真を飾ることと同じくらいの時間、宣伝に時間をかけてもいいのかもしれませんね。

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