
記事を順番に読んで実践すると、写真展が開催できます。わからないことがあれば問い合わせしてください!
目次
知識ゼロから写真展を開催するまでの流れ
「写真展の開き方」について全7回で行っています。7回と聞いて、ちょっと多いなと思う方もいるかもしれませんが、自分がやりたいことを自分で決めて行うことができるので、行動し始めるとどれも楽しく考えられるかと思います。
<写真展の開き方>
- 会場選択編(ギャラリー or お店 or それ以外)
- 写真のセレクト編(何枚展示するの?)
- 額装編(額 or ハレパネ or それ以外)
- 宣伝・集客編(DM作成、プレスリリース、SNS)
- 会場レイアウト編(展示設計図の作成)
- 当日持参する道具編(必要な道具って?)
- スケジュールや費用編(準備期間・お金のこと)
①会場選択編(ギャラリーorお店orそれ以外)
どんな写真展を開催するかで最も重要になるのが、会場です。
写真展を開催しようと計画したときに、まず最初にやることは会場をおさえることですね。会場さえ決まれば、あとはもうそれに合わせて一つひとつ準備を進めていくだけですから。
写真展会場は様々な種類があって、具体的には4つに分けられます。
- ① 企業ギャラリー
- ② 私設ギャラリー
- ③ 市民ギャラリー
- ④ カフェや古本屋併設のギャラリー
写真展の会場を大きく分けると、ギャラリーかそれ以外かに分けられて、ギャラリーの中でも大きく3種類に分けられます。もちろん、それぞれメリットとデメリットがあるので、あなたのニーズに合った会場を選ぶことが大切です。
写真展の会場選択について費用、集客、雰囲気づくり、予約のとりやすさなど詳細に解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
あなたは、どんな会場で写真展をしたいですか?

②写真のセレクト編(何枚展示するの?)
展示会場が決まったらどの写真を何枚セレクトして展示するかということを考えます。
写真を撮影した際の思い入れが強い作品も多く、あれも展示したい・これも展示したいという気持ちが強くなる方が多いかと思います。ただ、現実問題として会場の大きさや、かけられる費用によって、展示数や展示作品は決まります。
「写真展で発表する」には大きくわけて2つの作業があって、その1つは「写真を撮ること」であり、もう1つは「写真を選ぶこと」であると思っています。
「どの写真を選び、全部で何枚展示するか」
写真展の質を高めるためには、写真をセレクトする力は極めて重要です。野球で4番バッターばかりを並べても上手くいかないように、写真展でもお気に入りの写真ばかりを並べても大味になってしまいます。
写真展のセレクトについて、考え方を詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。

③額装編(額orハレパネorそれ以外)
写真展会場で写真を展示するには、額だけではなくハレパネや木製パネルなど様々な選択肢があります。
写真を展示するだけなら、壁にそのまま貼ってもいいですが、やっぱりちょっとかっこよくないですよね。反対に、額に飾った写真はかっこいいけれど、金銭的にはそこそこ高く、終わった後の保存場所も必要です。
ちなみに額装には、大きく分けて4つの選択肢があります。
- 額による展示
- ハレパネなどのスチレンボードによる展示
- 写真を壁に直接貼る
- 木製パネルによる展示
最近では、画像をアップするだけで額装制作から作品販売までを手掛けてくれる『Artgene』というサービスがあって、注目を集めています。
ネット上で額装シュミレーターをチェックして、額の色を選んだり、余白の大きさを選んだり、紙質を選んだりできるので、展示をしたい方や家で写真を額装して飾りたいという方、両親に写真を額装してプレゼントしたいという方などにオススメです!料金もだいたい1万円くらいですね。
Artgene(アートジーン)については、額を実際に購入してプレビュー記事を書いたので、よかったら読んでください!
▶オンライン額装サービス『Artgene』について
また、出品者登録をしたクリエイターはArtgene内で作品の販売ができ、マイページでオンラインギャラリーを作ることも可能。新規登録すれば、額装だけでなく、あなたの作品が販売までできるサービスです。
額装をどうするかは、写真を展示するうえでとても重要で、展示のかっこよさに直接繋がります。額装についてのメリット・デメリットを含めて詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。

④宣伝・集客編(DM作成、プレスリリース、SNS)
せっかく写真展を開くことになったなら、できるだけ多くの方に見に来て頂きたいですよね。そのためにどんな宣伝をしていけばいいかを書きました。
個人でお金をあまりかけずにできる宣伝のうち、5つの方法を紹介しています。
- ①DMの作成(写真)・配布
- ②プレスリリース
- ③SNSによる発信
- ④ホームページやブログの作成
- ⑤知り合いにメール
集客・宣伝について個人でできることを詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。

⑤会場レイアウト編(展示設計図の作成)
写真展会場を設営するためには、写真を何枚置き、写真と写真の間を何センチ空けるかといった会場設計図が必要です。
展示会を開く際には会場図面を基に、壁面の広さ、写真の大きさ、展示面のレイアウト、写真同士の空間は何センチかといったところまで決めていくことになります。また、部屋のレイアウト、導線、キャプション、写真以外の展示物の有無など考えることは沢山あります。
- 写真展会場の図面の書き方
- 壁面レイアウトの考え方
写真展会場のレイアウトについて詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。

⑥当日持参する道具編(必要な道具って?)
いよいよ当日の会場準備。初めての写真展では、会場設営にかなり時間がかかるかと思います。「あれがない!買いに行かなきゃ!!」と慌てるのもイヤですよね。
そんなあなたを助けてくれるのが、道具です。予想外の事態も対応できるように、道具は揃えておいてください。
例えば、こんな道具を計18個紹介しています。

⑦スケジュールや費用編(準備期間・お金のこと)
写真展開催に向けてのスケジュールと、お金についてまとめました。
スケジュールに関しては、僕が実際に行ったことを時系列にまとめましたので、参考にしてみてください。
- 写真を撮る
- ギャラリーを決める
- ステートメント(写真展の説明書)を書く
- 額を決める
- 宣伝を行う
- 写真をプリントする
- 会場レイアウトをつくる
- キャプション(文字での説明)など写真以外の展示物をつくる
- 額装作業
これからの工程と費用について、詳しい記事でまとめているので、興味のある方は見てみてください。

関連記事『フォトコンテストで入選するために』
「写真展を開こう」のシリーズのほかに、「フォトコンテストで入選するためのマニュアル」と「子どもの写真の撮り方」のシリーズ記事を書いています。
よかったら合わせて見てみてください。
フォトコンテストで入選するためのマニュアルを作りました。

関連記事『子どもの写真の撮り方』
よりよい家族写真を撮るための連載記事「子どもの写真の撮り方」についてまとめました。家族の思い出となる「子どもの写真」を、よりよいものにするためのノウハウ記事です。
写真展の開き方・手順解説まとめ
<写真展の開き方>
- 会場選択編(ギャラリー or お店 or それ以外)
- 写真のセレクト編(何枚展示するの?)
- 額装編(額 or ハレパネ or それ以外)
- 宣伝・集客編(DM作成、プレスリリース、SNS)
- 会場レイアウト編(展示設計図の作成)
- 当日持参する道具編(必要な道具って?)
- スケジュールや費用編(準備期間・お金のこと)
初めての写真展はなにから手をつければいいかわからないし、不安なことも多いでしょうが、とても楽しく貴重な経験になるはずです。
あなたが撮影した写真を多くの方に見てもらう機会を、ぜひ作ってみてください。そのときには、ぜひ僕にも声をかけてください。
僕の個展の記録は、SOGEN HIROSHIのポートフォリオサイトで紹介しています。また、写真集も出版していますので、興味のある方は見てみてください。
SOGEN