はじめての写真展を開く方法⑥ 〜当日持参する道具編〜

SOGEN

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この記事では、『写真展を開催するための「当日持参する道具」』について解説しています。
いよいよ当日の会場準備。初めての会場準備では、かなり時間がかかるかと思います。それを助けてくれるのが、道具。予想外の事態も対応できるように、道具は揃えておいてください。

 

写真展の開催方法について」をシリーズ連載していて、はじめて写真展を開催したい方に向けてのノウハウを書いています。会場選択、額装、当日持参する道具など、細かな手順を書いていますので、写真展の開催に興味のある方は読んでみてください。

はじめての写真展を開く方法〜写真展当日に必要な道具とは?〜

はじめての写真展を開く方法」シリーズ第6弾です。

 

写真家Aさん

写真展を開催したいけれど、当日なにを持っていけばいいのかわかりません。
作品以外になにを持っていけば設営に便利なの?
道具はギャラリーに置いてあるの?
これがあれば便利という道具があれば教えてほしい。

今回の「当日持参する道具編」では、このような悩みに答えます。

 

 

本記事の信頼性
この記事を書いているSOGENは、これまで展示会(写真展やエッセイ展)を7回行ってきました。

アイデムフォトコンテストで入選し、新宿のギャラリーで個展を開催してもらったり、世界旅写真展に入選し、グループ展を開催してもらったこともあります。
最新では2020年2月に個展(Quiet Cuba)を行い、写真集を出版して頂きました。

►参考:キューバを撮影した写真集「SEEKING QUIETNESS」を出版することになりました

このような経験から、今となっては写真展開催までの準備で何が必要なのかの見通しを持つことができますが、2015年にはじめて写真展を開催した僕は、まさに次のような状態でした。

なにを準備すればいいの?
どこで開催するのがいいの?
なにが必要なの?
写真はどうやってプリントするの?
なにに額装するの?
どう宣伝すればいいの?
お金はいくらかかるの?

なにもわからない状態から試行錯誤を繰り返しながら様々な展示会場で写真展を開催してきた中で、いくつかのノウハウを得ることができました。

写真展を開きたいんだけど、なにから始めればいいのかわからない。
そんなあなたの背中を押したくて、この記事を書きます。

このブログがヒントとなって、あなたの初めての写真展の開催に繋がれば幸いです。

はじめての写真展を開く方法〜どうして展示設営道具が必要なの?〜

初めての写真展を開催するとき、会場設営がスムーズにいくのかと不安になる方も多いかと思います。

実際に会場に行ったものの「あれがない!買いに行かなきゃ!!」と慌てるのもイヤですよね。
お昼からの開場に合わせて、決められた時間内に設営が終わるのかと心配になる姿は容易に想像できます。
僕もそうでしたから。

僕は初めて写真展を開催した時は、急遽両面テープが必要な状況になり、買いに行ったことを覚えています。
友人が設営を手伝ってくれたおかげでなんとか開場に間に合いましたが、きっと1人で設営していたら間に合わかなったでしょう。

写真同士の高さを揃えることや写真単体を水平に保つことは、慣れてしまえばそんなに難しくはありませんが、きっと最初は難しく感じるはず。
特に額装をせずに写真をハレパネに貼って設営する場合は、ハレパネを押さえながら虫ピンを打つことになるでしょうから、きっと1人ではかなり難しく感じるでしょう。

 

そんなあなたを助けてくれるのが、道具たち。
道具を活用することで、あなたの設営にグっと余裕が生まれるはずです。

初めて写真展を開催する方が、会場設営をする際にどんな道具が必要なの?という疑問にお答えしていきます。
僕は開場設営に必要なものをひとつの箱に入れて保管してあるのですが、その箱の中身をお伝えしていきますね。

写真展の会場設営に持参したほうがいい道具18選

メジャー


シンワ測定 コンベックス 5.5m 19mm幅

メジャーは写真の距離や高さを合わせるための最重要アイテムです。
友人に手伝ってもらう時には1個といわず、もう1つくらいあると効率よく設営ができるでしょう。

額の高さを決め、額同士の距離を決めると、作業が一気に効率化します。
あなたの頭の中を図面化するためにも、会場設計図は重要になります。
前回の記事に書きましたので、読んでみてください。

カナヅチ


TRUSCO(トラスコ) 釘抜きハンマー 1 TCWH-10

会場の壁にもよりますが、カナヅチに釘や画鋲を打ち込んで設営する方法が多いでしょう。マストアイテムです。

展示会期終了後の撤収作業時には釘や画鋲を抜くことになります。
その際に打ち付ける方と逆側に釘抜きがあるタイプのカナヅチが重宝されますので、ご購入の際には釘抜きがあるタイプがオススメです。

友人が設営準備に駆けつけてくれる際にはカナヅチも2本以上あると、作業効率が単純に2倍になります
「人はいるんだけど、道具がないから手持ち無沙汰になる」というのは、会場設置あるあるですね。用意しておきましょう。

水糸


JBSO (ジェビソー) スーパーポリ水糸 100m G-24004

隣り合う写真の高さを揃えるにはどうするの?という疑問には、この水糸を使う場合が多いです。

まず、壁の両サイドに(例えば150センチの高さに)釘を打ち付けます。

その打ち付けた釘に、水糸をピンと張ります。
水糸がしっかりとピンと張られていれば、その高さは一直線になるので、その高さに釘を打っていくことになります。

僕がアイデムフォトギャラリーで写真展を開催する権利を得た時に、アイデムフォトギャラリーで設営までやってくださいました。
設営に立ち会った際に、フレームマンという設営のプロたちが会場設営を担当してくださりましたが、この水糸の方法で設営していたので間違いないかと思います。

水準器


水平器 水準器

設置した額が水平に展示されているかを確認するために、この道具があると便利です。

実際に展示してみると「なんとなく右が上がっているような気がする」と感じることが多々あります。
人間の目は信じられないもので、右上がりしていると感じても実際に道具を使って水平を確認してみると、真っ直ぐになっていることがあったりします。

それを確認するための道具が、この水準器です。

あなたの大切な写真と展示。
水平を保った見やすい展示を目指してみてください。

赤外線水平器


BOSCH(ボッシュ)クロスラインレーザー QUIGO PLUS【正規品】

水糸を張って、水準器で測って…「あー、面倒くさい!」という方にオススメのアイテム。
なんとそれらの作業がボタン1つで完了します。

レーザーで水平を出してくれるこの機械は、値段こそそこそこかかりますが、これから展示を頻繁に行っていこうという方にはそのコストに見合った働きをしてくれることでしょう。安いものだと1万円を下回る値段で購入できます。

左手にある三脚に載った機械から赤外線が出ていて、右手に赤い水平の線が出ているのがわかりますか?

使い方は簡単で、三脚に機械を載せて、希望の高さに設置するだけ。
これを使うと、作業が本当にあっという間に終わります。オススメのアイテムですね。

ダルマピン(画鋲)


Amazonベーシック 押しピン ダルマ型ヘッド クリア 100ピース

僕が使っている額はダルマピンというお尻が大きな画鋲に引っ掛けることができるタイプの額なので、ダルマピンを使って設営しています。
高さの微調整もしやすいし、1番簡単な方法だと言えるでしょう。

他にも額によっては釘を使う方や、ピクチャーレールで上から引っ掛けて展示をする場合もあるかと思います。
展示会場や使用する額によって異なると思いますので確認してみてください。

白い手袋


P-80WM 編集用手袋 2入M

写真はマットに入れて展示をする方も多いかと思いますが、白いマットは汚れが目立ちます。
手の汚れがマットに付いたり、写真に指紋がつくのを防ぐためにも白い手袋は用意しておきましょう。

会場で汚れてしまうと、けっこう焦るので未然の予防は大切ですね。

ブロアー


UN ブロアー

額装した際に写真にアクリルガラスを入れて展示をする場合も多いですね。
僕はアクリルを入れずにそのまま写真を見せる主義ですが、写真に細かいホコリがどうしても付きます。

その際にブロアーでホコリをとるためにもブロアーは必要ですね。

ハレパネ


プラチナ萬年筆 ハレパネA2 厚さ5mm

当日持っていく必要はないかと思いますが、やっぱりなにかと便利なのがハレパネ。

ハレパネの表面は全面両面テープになっているので、このまま写真を貼り、展示することができます。
他にも、キャプションを貼ったり、展示についての説明を貼ったり、「写真撮影OK!」みたいな案内を貼ったりするなど、用途は様々。

ちなみに厚さがそれぞれあって、やはり厚みのある方がかっこいいです。
7mmくらいを使用するといいでしょう。

 

ハレパネについては、額装にも使えます。額装については詳しく書いていますので、参考にどうぞ。

ひっつき虫


何度も使える プリットひっつき虫【3個セット】

壁にハレパネを付ける方法は大きく2つあって、ひとつは虫ピンで止めること。もう1つは、ひっつき虫で壁に貼ることです。

ひっつき虫は練り消しのような素材で、ハレパネにくっつけて壁に貼るだけ。とても便利。
だけど、強度にはやや問題があって、会期中に落下してしまうこともあるかもしれません。

キャプションやシークエンスなどの小さなものはひっつき虫で、大きな作品はひっつき虫プラス虫ピンで支えるといいでしょう。

虫ピン


ミツヤ ピン オフィスピン 虫ピン 26mm 約1000本 OP-100

虫ピンとはかなり細めの釘のことです。
ハレパネを貼るときや重たい額を補強するために使用することがあります。

特にハレパネでは、ひっつき虫で止めるだけだと時間の経過とともに壁から落ちてしまうことがあって、そうなると作品が曲がったり傷ついたりします。
落下を防ぐためにも細い釘を上手に刺すことで補強できるというわけですね。

ただ、細い釘ということでかなり曲がりやすくテクニックが必要です。

そういう僕も あー、また曲がった‼︎ と、何本も曲げてしまいますが。

両面テープ


ニチバン 両面テープ ナイスタック 一般タイプ 15mm×20m

両面テープはなにかあった時にかなり役立ちます。

僕は初めての写真展でマットを木製パネルに貼り付けていたのですが、その強度が弱く、両面テープで補修したことがありました。
なにかあった時に役立つ両面テープは持っていくと安心かと思います。

マスキングテープ


カモ井加工紙 マスキングテープ マットホワイト MT01P208

同じようにマスキングテープもあると安心。
軽く貼るだけのものはマスキングテープで貼ると、貼り跡も残らないので安心。

養生テープ


寺岡製作所 包装用 P-カットテープ 50mm×25m No.4102 透明

同じように養生テープ。
撤収作業の際に、作品をプチプチに梱包する時に養生テープがあると便利かと。

剥がしやすい特性がある養生テープは、使わないかもしれないけれど困ったときに何かの役に立つ。

ブックスタンド


エージ アクリル フリースタンド 日本製 クリア Sサイズ幅18×高20.7cm AG-BSS-CL

ちょっとした案内板を置きたいときや、一緒にポストカードや写真集を販売したい時などはブックスタンドがあると目立ちます。

芳名帳


マルアイ ゲストブック芳名帳

展示会場に来場して頂いた方にお名前を記入して頂きましょう。
自分が会場にいない時や、今後の展示会をご案内したい場合などに役立ちます。

なにより、来場してくれた方のお名前はその存在だけで嬉しいもの。

芳名帳ではなくても、感想ノートなどを置いてもいいかもしれませんね。

筆ペン


ぺんてる 筆ペン アートブラッシュ XGFL-101 ブラック

芳名帳に名前を記入してもらうための筆ペンもあるといいですよね。

設計図

前回の記事でも書きましたが、会場設計図は必須です。

あなたの頭の中を図面化するためにも、会場設計図は重要になります。
前回の記事に書きましたので、読んでみてください。

当日の会場設営は意外に時間がないものでバタバタします。
写真のレイアウトはもちろん、写真間の距離や壁からの距離が書かれているだけで、当日の作業効率は格段に上がります。

ぜひ、当日をイメージして会場設計図を書きましょう。

はじめての写真展を開く方法〜写真展の設営道具まとめ〜

写真展当日準備はなにかと慌ただしく、予測できないトラブルが起きるもの。
そんな当日のドタバタに臨機応変な対応をするためにも、道具はあると安心できます。

自分の展示に必要なものを考え、余裕をもって当日を迎えられるといいですね。

 

【フォトコンテストで入選するために】
フォトコンテストで入選するために①-よい写真を撮る-
フォトコンテストで入選するために②-コンテストを選ぶ-
フォトコンテストで入選するために③-写真をセレクトする-
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【写真集を出版することになりました!】
キューバを撮影した写真集「SEEKING QUIETNESS」を出版することになりました

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