探検家・角幡唯介のおすすめ本ベスト10冊と人気の理由を解説

探検家の角幡唯介さんをご存知ですか?

角幡唯介さんは、地図の空白地帯であるチベットのツアンポー渓谷を旅したり、太陽の登らない厳冬期の北極圏を犬と共に旅する探検家です。

この記事では、探検家・角幡唯介さんの本を全て読んでいる僕が、角幡唯介のオススメ本を紹介します。

この記事を読んだ後には角幡唯介さんの本を読みたくなると思いますよ!

この記事でわかること

  • 探検家・角幡唯介とはどんな人?
  • 角幡唯介のオススメ本を10冊紹介
  • 角幡唯介作品が人気の理由・魅力

探検家・角幡唯介とは?ノンフィクション作品が人気の理由と3つの魅力を紹介

探検家の角幡唯介さんは、極地への探検を中心として活動している探検家でありノンフィクション作家です。

角幡唯介とはどんな人?

角幡唯介は、日本人の探検家でノンフィクション作家

チベットの空白地帯を探検したノンフィクション『空白の五マイル』で、第8回開高健ノンフィクション賞を受賞。
『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で第35回講談社ノンフィクション賞、『極夜行』で本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞など、数々の受賞をしている。

白夜の反対の極夜を旅した極夜行は、僕が2018年で読んだ最も面白い本として『【2018年】本当に読んでよかったオススメ本ランキング11』でも1位として紹介している大人気作家です。

角幡唯介さんは現在の日本を代表するノンフィクション作家ですね!

角幡唯介さんは肩書きを「探検家」とし、僕たちには無茶に感じるような様々な探検を実行し、書籍化してきました。

エッセイ本も面白く、探検家の苦労話、独身時代から結婚して子どもが生まれた心境の変化など、探検家の日常もギャップが大きくて笑える作品が多くあります。

角幡唯介のノンフィクション本が人気の理由と3つの魅力を紹介

絶滅危惧種である「探検家」の角幡唯介さんの作品が人気の理由と3つの魅力を紹介します。

探検家・角幡唯介さんの人気の理由と3つの魅力

・探検家と名乗るだけの圧倒的な旅
・新聞記者として鍛えられた描写の細かさ
・普通の感覚の外側にいる感性

それでは、角幡唯介さんの作品が人気の理由と3つの魅力を順番に解説していき、そこからオススメ本ベスト10を紹介します。

角幡唯介の探検活動が圧倒的な旅であること【角幡唯介が人気の理由①】

角幡唯介作品が人気の理由1つ目はは、探検家と名乗るだけの圧倒的な旅をしているところにあります。


旅の概要は例えばこんな感じです。

角幡唯介の探検活動の例
  • 極夜の北極圏(真っ暗な世界)を、犬だけを連れながら数ヶ月歩き続ける【極夜行】
  • 北極圏を1600キロ、途中で麝香牛を撃ったりしながら徒歩で旅をする【アグルーカの行方】
  • チベットにある地図上で空白地帯にあったツアンポー渓谷を1人で歩く【空白の五マイル】

簡単に文字にすると「なんのこっちゃ?」と思うかもしれませんが、想像してみてください。


北極圏って書いてあるだけでも寒そうで、一人で歩くなんて大変そうですよね。
それなのに、冬の時期の北極圏は太陽が上がらない極夜(つまり一日中真っ暗な状態)になるわけです。

そんな真っ暗で極寒の土地を、GPSも持たずに、スポンサーもつけずに、犬と一緒に旅をするわけです。

意味わかんないですね(笑)

その壮大な旅が角幡唯介作品が面白くなる理由でもあり、魅力の1つであることは間違いないですね。

角幡唯介の前職が新聞記者なので描写が細かいこと【角幡唯介が人気の理由②】

角幡唯介さんの作品が人気の理由は、状況や心理の描写が細かいことです。

角幡唯介さんは以前に新聞記者の仕事をしていたこともあって描写が細かく丁寧なんですよね。

角幡唯介さんの作品は、探検の動機が理路整然としていて、文字だけでその光景が鮮明にイメージできる状況描写、なにより日々を生きるうえでモヤっと考えていた「社会システム」などを言語化する能力が圧倒的で、その言語能力の高さと行動能力の高さが相まっているところが角幡唯介の大きな魅力なことは間違いありません。


初期の頃に出版した「空白の五マイル」や「アグルーカの行方」はやや文章が堅すぎる(カッコ良すぎる)印象もあったのだけれど、「極夜行」以降は「どうした角幡唯介!?」というくらいに砕けた文章になって、それが著者のキャラクターをより顕著に出すようになったこともあって、個人的には作品としてより面白く感じました。


初期の頃の硬派な感じから、肩の力が抜けた近年の作品である「探検家とペネロペちゃん」や「そこにある山」などのエッセイも本当に面白いです。

角幡唯介さんの本は、真剣に考察しているところとふざけているところが絶妙のバランスで成立しているところが面白く、魅力の一つでしょう。

角幡唯介は普通の感覚の外側にいる感性があること【角幡唯介が人気の理由③】

角幡さんは「探検家」を名乗っているだけあって、一般的に僕たちが日々出会う人たちの外側にいるような感性をもっています。

だって、あえて「極夜」を旅するなんて、信じられますか?
北極圏のくそ寒くて真っ暗な世界を、犬だけを連れて旅をするんですよ。
それに加えて、真っ暗な中をGPSも持たずにどこにいるのかもわからない状況を自ら作り出して旅をすることを選択しているんですよ!


つまり、シロクマがウヨウヨいるような真っ暗な世界で、自分がどこにいるのかもわからず、何ヶ月間も旅をするわけです。

え、・・・なにが楽しいの、それ?とツッコミどころ満点ですよね(笑)

そんな角幡唯介さん、確固たる信念があって、得とか便利とか関係なく自分の信じたルールを決めています。

そのうちの1つが、スポンサーをつけないこと。


登山家とかプロスキーヤーとか、そういったアウトドアの活動をプロとして行っている方は、だいたいスポンサーをつけて、スポンサーに支援をしてもらいながらその能力を発揮している。しかし、角幡唯介さんは自分の中のルールに従ってスポンサーをつけずに探検活動をしている。



じゃあ、どうやって旅をしているの?と思うのだけど、本人曰く基本的には全て自費であるそうです。


角幡唯介さんの探検活動は、きっと年間1千万円くらい(もっとかな?)かかるはずなんだけど、それを自費で行っているわけです。信じがたいですよね。


著書である「エベレストには登らない」で、こんな表現がありました。

行為の充実度を高めるためには自由度を高める必要がある。そして自由度を高めるには行為中の時間と空間に対して自己が関わる領域を広く、そして深くする必要がある。この原則を貫くには、可能なかぎり、かつ全般的に、自分の行為に対して他社が介入する要素を排除するのが望ましい。したがって、スポンサーを受けない方が行為の完成度は高くなる。
…(中略)
金銭を受け取ると行為の性格が決定的に変質するような気がするので、それだけは絶対に受け取らないことにしているのである。
<角幡唯介氏の探検活動はすべて自分の収入によって運営されており、金銭的援助は拒否している>と書くようにしてもらいたい。

今の角幡唯介さんならば、圧倒的な資金を援助してもらえるでしょうが、あえてそれを受けとらず、「行為の完成度を高める」ことを優先している。

いやいやいやいや、奥さん一言いいたくなるだろ(笑)
と、ツッコミしたくなるのが角幡唯介さんの魅力です。

このように、角幡唯介さんは大変魅力的な方です。まだ読んだことがないという方は、ぜひ読んで見てください!オススメです。


これから紹介する本を買って、角幡唯介さんの冒険を応援しましょう!

角幡唯介の人気のオススメ本ベスト10を紹介

では、角幡唯介さんがこれまで出版した(2022年10月現在)本の中から、個人的なおすすめ本ベスト10を発表します。

ランキングはあえて引っ張らずに1位から書きました。
1番最初が1番オススメの角幡唯介作品です。

角幡唯介のオススメ人気本1位
『極夜行』

角幡唯介のオススメ本第1位

『極夜行』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第1位は『極夜行』です。

極夜行』は、個人的には角幡唯介の最高傑作。とりあえずこれを読んでみよう!

「白夜」という言葉は聞いたことはありますよね?
北極や南極などの緯度の高い地域では、夏の間は夜になっても太陽が沈まない地域があることは、きっと社会の時間で習ったはずです。 タイトルにもなっている「極夜」とはその反対に位置する言葉で、冬の間は朝になっても太陽が昇らない現象のことです。

探検家・角幡唯介が四年の歳月をかけて太陽の昇らない冬の北極圏を探検する旅をまとめた一冊。
僕が2018年に読んだ本の中でベストだった本です。

本屋大賞2018年ノンフィクション本大賞」と大佛次郎賞を受賞した「極夜行」です。角幡唯介作品の最高傑作といって間違いないでしょう。

『極夜行』の名言と本の感想

極夜行』の名言と本の感想を紹介します。

冗談ではなく、俺の人生は終わったと思った。

私には短い人生の中で三十五歳から四十歳という期間は特別な期間だという認識があった。なぜなら、体力的にも感性も、経験によって培われた世界の広がりという意味においても、この年齢が最も力のある時期だからだ。

この時期にこそ人は人生最大の仕事ができるはずであり、その時期にできるはずの仕事を最高なものにできなければ、その人は人生最大の仕事、さらに言えば人生の意味をつかみ損ねると、そのように考えていた

『極夜行』には、絶望や希望や復活や未知や妄想や無力や前進や誕生や愛情が描かれていて、つまりは人生が描かれています。

死をも覚悟した状況で四ヶ月間の極夜生活の先に見た太陽の光。その光を例えた表現は本当に感動的で、僕の人生にもリンクし、娘の人生の始まりをも想像させました。

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角幡唯介のオススメ人気本2位
『空白の五マイル』

角幡唯介のオススメ本第2位

『空白の五マイル』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第2位は『空白の五マイル』です。

空白の五マイル』は、角幡唯介さんの探検家デビュー作となる一冊です。

チベットの奥地にあるツアンポー川流域に地図には記されていない「空白の五マイル」を探検するノンフィクション。
空白の地がない現代に、そんな場所が本当にあるのかと、物理的な空白を目指して旅をした角幡唯介さんのデビュー作です。

途中何度か「死」を意識する場面に出くわすのですが、その非日常感がまた秀逸です。

第8回開高健ノンフィクション賞、第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞した作品。数々の賞を受賞し、角幡唯介が華々しく脚光を浴びることになった作品です。


角幡唯介のオススメ人気本3位
『探検家とペネロペちゃん』

角幡唯介のオススメ本第3位

『探検家とペネロペちゃん』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第3位は『探検家とペネロペちゃん』です。

探検家とペネロペちゃん』は、角幡唯介さんが父目線から語った娘との出会いと探検を絡めたエッセイです。


探検家」という職業をしている男が、結婚し、娘の父になった。
そんな父になった角幡唯介さんの、娘の誕生から成長を綴った人気エッセイは読み応え十分の一冊です!

探検家とはいえ、一児の父。
子どもができることで、”あの角幡唯介”が、こうなったのか!と、思わず笑ってしまう一冊。

探検家に娘が生まれた。その娘は「客観的に見て圧倒的にかわいい」らしい。娘である通称「ペネロペ」を観察し、考察していく探検家の父親エッセイ

『探検家とペネロペちゃん』の名言と本の感想

探検家とペネロペちゃん』の名言と本の感想を紹介します。
僕も娘が生まれたことで、この文章には心が震えました。

「すごかったね、あおちゃん、全部一人で歩いたんだよ。あおちゃんしかできないよ、こんなこと。登ってよかった」

二十二年前に登山をはじめて、私もこれまで多くの山々を登ってきた。厳冬期の北海道の山を一ヶ月近くかけて縦走し、屋久島の沢を単独で縦断した。冬の黒部峡谷も横断したし、幻の滝と呼ばれる剱沢大滝も完登した。雪崩にも三回埋まった。

でも、娘と登ったこのときの天狗岳ほど感動した山はない。
橋を渡りきったペネロペが感動の言葉を叫んだ瞬間、私はもう駄目だった。心が震え、頬のまわりの血管が膨張し、鼻頭に何か熱いものがこみあげてきた。言葉を口にしようとすると、涙がこぼれそうになる。

この子は今、生まれてはじめて達成感というものを知ったのだ。ひたすら身体を動かし、困難を乗り越え、目標を達成したときに突き上げてくるあの清々しい気分が、身体全体にくまんくみなぎるのを感じているのである。

自分の子どもが手にしたものの大きさを想像するだけで、私は心臓を素手で掴まれたように心が震えた。

なんて素敵な言葉なのだろう。

探検家にとって、自分の足で未開の地を歩き、挑戦することが生きがいだったはずで、それこそが達成感を得られることであり、生きる意味だったと思う。

だけど、それらを味わってきた探検家・角幡唯介が登ってきたどの山よりも、「娘と一緒に登った平凡な天狗岳ほど感動した山はない」と書かれている。

自分の達成感を得ることは貴重な体験だが、大切な人の達成感を得ることに立ち会えることは更に貴重なのかもしれない。 誰かのために生きることについて、考えた一冊。

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角幡唯介のオススメ人気本4位
『旅人の表現術』

角幡唯介のオススメ本第4位

『旅人の表現術』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第4位は『旅人の表現術』です。

旅人の表現術』は、角幡唯介さんが、ノンフィクションライターの沢木耕太郎さんや写真家の石川直樹さんと対談したり、外道クライマーの宮城公博さんやサバイバル登山家の服部文祥さんについて書いたりする対談本。

どういうわけか、沢木さんは肯定的ではない姿勢で対談しているところが印象的で、どういう心境で空気感だったのかを知りたくなる一冊。

ちなみにここで紹介している人たちは、だいたいこの3つの記事のいずれかで紹介しているので、「旅」や「冒険」的な本が好きな人ならば、オススメです。

探検家として沢木耕太郎さんや石川直樹さんと対談したり、探検をテーマにエッセイを書いているものをまとめた一冊。

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角幡唯介のオススメ人気本5位
『アグルーカの行方』

角幡唯介のオススメ本第5位

『アグルーカの行方』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第5位は『アグルーカの行方』です。

『アグルーカの行方』は、角幡唯介さんがクレイジージャーニーでお馴染みの北極冒険家・荻田泰永さんと一緒に北極圏を歩いて旅する本です。


テーマとしては「1845年にイギリスを出発し、北極探検を試みるも隊員129名全員が亡くなってしまったフランクリン隊の足跡を追う」というもの。

北極を冒険するこなんて生涯ないだろうほぼすべての人々にとって、こんな世界があることを知る機会を与えてくれる一冊。

北極冒険家の荻田泰永と三ヶ月以上にわたって北極の荒野を進んだ作品。第35回講談社ノンフィクション賞受賞作です。


角幡唯介のオススメ人気本6位
『極夜行前』

角幡唯介のオススメ本第6位

『極夜行前』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第6位は『極夜行前』です。

極夜行前』はこの記事でも1位に設定している「極夜行」の番外編として本番前に要した3年間の準備の旅を綴った本です。

準備といっても、毎年北極圏の現地に行っているので一般的な規模感として準備ではなく十分冒険に入るような旅行記。
北極圏の現地で実際にその旅が実現可能なのかを判断したり、一緒に旅する相棒である犬を調達したり訓練をしたり、旅中に必要な食料や燃料を埋めに行ったり、その間にカヌーをしてセイウチに襲われたり、もう既になにが本番なのかわからなくなるような一冊。

「極夜行」は本当に名作中の名作で、「極夜行前」と一緒にあわせて読むと更におもしろいので、オススメです。
ちなみに「極夜行前」は、2019年に読んだ本の中からオススメ本の第10位にランクしています。

『極夜行前』はその名の通り、『極夜行』を完遂させるために要した3年間の準備の旅を描いたものです。

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角幡唯介のオススメ人気本7位
『そこにある山』

角幡唯介のオススメ本第7位

『そこにある山』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第7位は『そこにある山』です。

そこにある山』は考察や言語化がべらぼうに上手な角幡唯介さんが、「どうして結婚することに足踏みしているのだろう」という一度は感じたことのある疑問に真剣に向き合い、解決した一冊。

ふざけたことを真剣に考えている角幡唯介さんだからこそ、よくここまで言語化できたなという考察がたくさんある。すごい。

とはいえ、「いやいや、なに言ってんのよ」とツッコミたくなることもあるし、とにかくふざけているので笑えもする。
おもしろい本です。

『「人はなぜ冒険し、山に登るのか」という永久にわかるはずのない疑問を解決してくれたのは、「結婚」だった』という衝撃的な煽り文句の一冊です。


角幡唯介のオススメ人気本8位
『探検家の日々本々』

角幡唯介のオススメ本第8位

『探検家の日々本々』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第8位は『探検家の日々本々』です。

探検家の日々本々』は角幡唯介さんがこれまでどんな本を読んできて、どんな読み方をしているのかを知ることができる一冊。

当然、たくさんの本を紹介しているので、「とりあえずこれ読んでみよっ!」と言って、kindleでポチっとしてしまう危険な本でもあります。

もちろん、「冒険旅」のような作品も多く紹介しているので、角幡唯介さんが好きな人はぜひ読んでみることをオススメします。

探検家・角幡唯介さんが古今東西さまざまな本について書いている本。毎日出版文化賞書評賞受賞作。

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角幡唯介のオススメ人気本9位
『地図のない場所で眠りたい』

角幡唯介のオススメ本第9位

『地図のない場所で眠りたい』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第9位は『地図のない場所で眠りたい』です。

地図のない場所で眠りたい』は角幡唯介と高野秀行という早稲田大学探検部出身のオールスターによる対談本。

世の中には様々な種類の有名人がいるけれど、「冒険や探検」といったジャンルにおいて、二人はオールスター級の有名人ですね。そんな二人の対談本ということで、そのジャンルが好きな僕は嬉しくなったことを覚えています。


とはいえ、内容は全く覚えていません(笑)
きっと著者の二人も話したことは、全く覚えていないでしょう。

辺境作家として有名な高野秀行さんとの対談をまとめた本。二人は早稲田大学探検部の先輩・後輩の関係性ですね。

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角幡唯介のオススメ人気本10位
『エベレストには登らない』

角幡唯介のオススメ本第10位

『エベレストには登らない』どんな本?|本のレビュー

角幡唯介のオススメ本第10位は『エベレストには登らない』です。

エベレストには登らない』は「自分の判断で、主体的に、能動的に、決断し、行動する」ことを大切にしてきたと書かれています。

その結果が例え失敗だったとしても、もっと言うと探検活動を通して死が待っていたとしても、「自分の判断で、主体的に、能動的に、決断し、行動」したのならばそれはもう仕方がなく、決断せずにダラダラ生きるよりはよっぽどいいという思考が角幡唯介らしくて好きな言葉です。

探検家・角幡唯介さんがアウトドア雑誌BEPALの月一連載を書籍化したエッセイです。[

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探検家・角幡唯介さんのおすすめ本 まとめ

角幡唯介さんのおすすめ本10冊ををまとめました。
いかがでしたか?


僕はこれまで角幡唯介さんが出版した本を全て読んでいるのですが、初期の頃と現在ではだいぶ作品の雰囲気が変わってきたように思います。年齢的な変化もあるでしょうし、結婚・育児というキッカケからの変化もあるでしょう。

個人的には最近の角幡唯介さんの本がより好きですね。


最初のほうにも紹介しましたが、角幡唯介さんは確かな信念のもと、スポンサーをつけずに大掛かりな冒険を続けています。角幡唯介さんを応援しよう!という思いも込めて、ぜひ著書を買ってみてください!

これまで読んだ1400冊からオススメの本をジャンルごとに紹介

2005年から読んだ本を全て記録しています。その記録が1400冊を超えたので、本当にオススメする本について紹介しています。
今回は、そのシリーズ第15弾「探検家・角幡唯介」について、紹介しました。

■第1弾は本当にオススメする写真家が書いた本
■第2弾は本当にオススメする「エッセイ」
■第3弾は本当にオススメする「サッカーにまつわる本」
■第4弾は心からオススメできる面白い「旅の本・紀行文20冊」
■第5弾は本当にオススメする「ルポタージュ」
■第6弾は本当にオススメする「日本の現代小説」
■第7弾は心からオススメする「家族愛を感じさせる写真集」
■第8弾は「旅をテーマとした写真」を撮りたいと思ったときに参考になるオススメの旅写真集12冊
■第9弾は誰かに贈りたくなるプレゼント本50冊
■第10弾はオススメの伊坂幸太郎作品ランキング・トップ10
■第11弾は「アラスカを旅した写真家・星野道夫の魅力とオススメの本・写真集」
■第12弾はオススメのシリーズ本「就職しないで生きるには」
■第13弾はオススメの「超ヤバい人(スペシャリスト)の本」
■第14弾は3歳におすすめの「子どもが何度も読み返すおもしろい絵本」
■第15弾は探検家・角幡唯介のオススメ本10選と3つの魅力を紹介←今回の記事
■第16弾は本当にオススメの「ノンフィクション」
■第17弾は村上春樹のおすすめエッセイ5選を紹介
■第18弾は本好き必見!行きたい本屋が見つかる【本がテーマの本15選】

■番外編:心からオススメできる面白い映画12作品

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