これまで写真展の個展とグループ展を合わせて8回開催している僕が、知識ゼロから始める写真展の開催方法を解説している『はじめての写真展入門シリーズ』です。
記事を順番に読んで実践すると、写真展が開催できるだけの知識や勇気が湧いてくるはず。
わからないことがあれば、お気軽に問い合わせしてください。
どんな記事?
目次
知識ゼロから写真展を開催するまでのロードマップ
この記事にたどり着いたってことは…
あなたはこれまでに一度は『写真展を開いてみたい!』と思ったことがありますよね?
安心してください。
この記事を書いている僕と、この記事にたどり着いたあなたは、『写真展を開きたい』という意志をもった同志です。
僕も知識ゼロから誰に頼ることもなく写真展を開催したので、お気持ちは本当によくわかります。
写真展を開催してみたいけど、どうやって開くんだろう?という疑問を解決するために、写真展の開き方を全8回の記事で総集編としてまとめている写真展開催のロードマップです。
【写真展開催までのロードマップ】
知識ゼロから写真展を開催するための全8回のまとめ記事。
このブログを書いている宗玄さんは、これまで8回の写真展を開催してきました。
そんな僕ですが、最初の1回目は誰に頼まれたわけでもなく、写真展の知識ゼロで頼る人も全くいない状況の中、ただただ『写真展を開きたい!』という気持ちに突き動かされて写真展の開催まで至りました。
写真展って、どうやって開くの?
会場は?プリントは?額装は?
いろいろな疑問を持ちながら、一つずつ調べて解決していきました。
とはいえ、僕がはじめて写真展を開催した2015年当時は、初心者が写真展を開催するための方法が書かれた記事が全くなかったんですよね。
僕と同じように、『写真展を開きたいけど知識が全くない!』という方が、「写真展 開き方」と検索してこのブログにたどり着いたときにお役に立てればと思い、記事を書き始めたのがキッカケです。
この記事の信憑性
この記事を書いている宗玄さんは、これまで写真展を8回開催しています。
【これまでの写真展の一例】
・陽気なイメージの奥にある静寂をとらえた【Quiet Cuba】
・プロキオンフォース受賞で展示【旅と夢】
また、旅をテーマに文章と写真を公募し、旅の文芸誌を刊行・展示会を開催する【タビノコトバ】の企画・運営をこれまで3回行ってきました。
全8回の記事と聞いて、ちょっと多いと思う方もいるかもしれませんが、自分がやりたいことを自分で決めて行うことができるので、行動を起こすとどれも楽しく考えられますよ!
ぜひ、写真展を開催しましょう。
そのときは、ぜひDMを送ってください!
知識ゼロから写真展を開催するまでのロードマップをまとめました。
それでは、順番に見ていきましょう!
写真展の会場選択方法
ギャラリーorお店?
【写真展入門①】
はじめての写真展は、どんな会場をイメージしていますか?
写真展を開催するときに最も重要になるのが、会場選択です。
写真展を計画したときに、まず最初にやることは会場をおさえることなんですよね。
会場さえ決まれば、あとはもうそれに合わせて一つひとつ準備を進めていくだけですから。
写真展の会場は大きくわけて4種類に分類できます。
- ① 企業ギャラリー
- ② 私設ギャラリー
- ③ 市民ギャラリー
- ④ カフェや古本屋併設のギャラリー
写真展の会場を大きく分けると、ギャラリーかそれ以外かに分けられて、ギャラリーの中でも大きく3種類に分けられます。もちろん、それぞれメリットとデメリットがあるので、あなたのニーズに合った会場を選ぶことが大切です。
写真展の会場選択について費用、集客、雰囲気づくり、予約のとりやすさなど詳細に解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
あなたは、どんな会場で写真展をしたいですか?
写真展で展示する写真のセレクト方法を解説
【写真展入門②】
写真展で展示する写真のセレクト方法を解説した記事です!
展示会場が決まったらどの写真を何枚セレクトして展示するかということを考えます。
写真を撮影した際の思い入れが強い作品も多く、「あれも展示したい、これも展示したい」という気持ちが強くなる方が多いかと思います。ただ、現実問題として会場の大きさや、かけられる費用によって、展示数や展示作品は決まります。
「写真展で発表する」には大きくわけて2つの作業があって、その1つは「写真を撮ること」であり、もう1つは「写真を選ぶこと」であると思っています。
「どの写真を選び、全部で何枚展示するか」
写真展の質を高めるためには、写真をセレクトする力は極めて重要です。
よく例で伝えていますが、野球で4番バッターばかりを並べても上手くいかないように、写真展でもお気に入りの写真ばかりを並べても大味になってしまうんですよね。
写真展のセレクトについて、考え方を詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展の額装方法を解説
額orハレパネ?
【写真展入門③】
写真展を開催しようと思ったときに、最初のハードルは『額装』にありますよね?
写真展会場で写真を展示するには、額装だけではなく、ハレパネや木製パネルなど様々な選択肢があります。
写真を展示するだけなら、壁にそのまま貼ってもいいですが、やっぱりちょっとかっこよくないですよね。反対に、額に飾った写真はかっこいいけれど、金銭的にはそこそこ高く、終わった後の保存場所も必要です。
ちなみに額装には、大きく分けて4つの選択肢があります。
- 額による展示
- ハレパネなどのスチレンボードによる展示
- 写真を壁に直接貼る
- 木製パネルによる展示
僕は初めての写真展は木製パネルを使って行いました。
現在は額を購入したので、額装して写真展をすることが多いですね!
また額装のお助けをしてくれるサイトとして、画像をアップするだけで額装制作から作品販売までを手掛けてくれる『Artgene』が注目を集めています。
ネット上で額装シュミレーターを作成し、額の色を選んだり、余白の大きさを選んだり、紙質を選んだりできるので、展示をしたい方が写真に対して額や余白をどの大きさにするか悩んだときにめちゃくちゃ役立ちます。
出品者登録をしたクリエイターはArtgene内で作品のネット販売ができ、オンラインギャラリーを作ることも可能です。新規会員登録すれば、額装だけでなく、あなたの作品が販売までできるサービスでオススメです。
ちなみに僕の販売ページもあるので、見てみてください。
自宅で写真を額装して飾りたいという方、両親に写真を額装してプレゼントしたいという方などにもオススメですね。
料金もだいたい1万円くらいです。
Artgene(アートジーン)については、額を実際に購入してプレビュー記事を書いたので、よかったら読んでください!
額装は、写真を展示するうえでとても重要で、展示のかっこよさに直接繋がります。
額装についてのメリット・デメリットを含めて詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展の宣伝方法
DMやプレスリリースの作成方法を解説
【写真展入門④】
写真展の宣伝をするためにも、DMやプレスリリースを作成するのは大切です!
せっかく写真展を開くことになったなら、できるだけ多くの方に見に来て頂きたいですよね。そのためにどんな宣伝をしていけばいいかを書きました。
個人でお金をあまりかけずにできる宣伝方法を5つ紹介しています。
- ①DMの作成(写真)・配布
- ②プレスリリース
- ③SNSによる発信
- ④ホームページやブログの作成
- ⑤知り合いにメール
集客・宣伝について個人でできることを詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展の宣伝と集客方法を解説【はじめての写真展入門④】写真展の会場レイアウト作成方法
展示設計図を解説
【写真展入門⑤】
実際に写真展示するときに、どの写真をどこに何枚置いて、余白は何センチ空けるかを図面化したものが、会場設計図です。
写真展会場を設営するためには、写真を何枚置き、写真と写真の間を何センチ空けるかといった会場設計図が必要です。
展示会を開く際には会場図面を基に、壁面の広さ、写真の大きさ、展示面のレイアウト、写真同士の空間は何センチかといったところまで決めていくことになります。
また、部屋のレイアウト、導線、キャプション、写真以外の展示物の有無など考えることは沢山あるので、具体例をだしながら会場設計図の書き方を解説しています。
- 写真展会場の図面の書き方
- 壁面レイアウトの考え方
写真展会場のレイアウトについて詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展会場のレイアウト作成方法【はじめての写真展入門⑤】写真展当日に必要な道具をリストアップ
【写真展入門⑥】
はじめての写真展では会場準備にかなり時間がかかることが予想されるので、必要な道具を揃えて万全の準備をしましょう!
いよいよ当日の会場準備。初めての写真展では、会場設営にかなり時間がかかるかと思います。
「あれがない!買いに行かなきゃ!!」と慌てるのもイヤですよね。
そんなあなたを助けてくれるのが、道具です。
予想外の事態も対応できるように、写真展の会場設営に必要な道具は揃えておいてください。
例えば、こんな道具を計18個紹介しています。
写真展の展示準備に必要な道具について詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展準備に必要な道具は?当日持参する道具リスト【はじめての写真展入門⑥】
写真展準備に必要な道具は?当日持参する道具リスト【はじめての写真展入門⑥】写真展のスケジュールや予算を徹底解説
【写真展入門⑦】
写真展開催に向けてのスケジュール設定と、予算やお金についてまとめました。
写真展に向けたスケジュールの設定については、僕が実際に写真展開催に向けてやったことを時系列にまとめましたので、参考にしてみてください。
- 写真を撮る
- ギャラリーを決める
- ステートメント(写真展の説明書)を書く
- 額を決める
- 宣伝を行う
- 写真をプリントする
- 会場レイアウトをつくる
- キャプション(文字での説明)など写真以外の展示物をつくる
- 額装作業
写真展のスケジュールと予算について詳しく解説した記事を書いたので、よかったら参考にしてください。
写真展開催までのスケジュールや費用を解説【はじめての写真展入門⑦】
写真展開催までのスケジュールや費用を解説【はじめての写真展入門⑦】写真展の額装実践編
【写真展入門⑧】
写真展を通して額を作ろうと思った中級者に向けて、額を作るときに参考にしてほしいことをまとめて記事を書きました。
写真の額を作るときには、額のデザインを決めなければいけません。
額の大きさ、色、縁の幅、余白マットの素材、色、余白の大きさ…。
自分にとって最適な額はそれぞれですが、そんな額のデザインをオンライン上で試すことができるArtgeneの額装シュミレーターはかなり優れものです。
そんな額装の実践編をまとめました。
下の写真を見てもらえるとわかるかと思いますが、額によって同じ写真でも印象が全然違って見えますよね?
Artgeneの額装シュミレーターで額装を視覚化する
額装シュミレーターを試してみる
※額装シュミレーターを使うには会員登録が必要です
写真でもっと遊びたい方のためのまとめ記事
フォトコンテストで入選するためのロードマップ
これまで、大小合わせて10以上のフォトコンテストで入選してきた僕が、「フォトコンテストで入選するためのロードマップ」をまとめた記事を書いています。
写真でもっと遊ぶために、写真展で発表したり、フォトコンテストに入選することを目指すのは刺激がありますよね。
子どもの写真の撮り方を解説
「子どもの写真の撮り方」のシリーズ記事を書いています。
よりよい家族写真を撮るための連載記事「子どもの写真の撮り方」についてまとめました。家族の思い出となる「子どもの写真」を、よりよいものにするためのノウハウ記事です。
はじめての写真展を開くためのロードマップまとめ
はじめての写真展を開くためのロードマップをまとめてきました。
初めての写真展は、何から手をつければいいかわからないことも多いだろうし、不安なことも多いでしょう。
でも、もしあなたが写真展の開催に向けて挑戦したならば、とても楽しく貴重な経験になるはずです。
あなたが撮影した写真を多くの方に見てもらう機会を、ぜひ作ってみてください。
そのときには、ぜひ僕にも声をかけてください。
僕の個展の記録は、SOGEN HIROSHIのポートフォリオサイトで紹介しています。また、写真集も出版していますので、興味のある方は見てみてください。
この記事を読んで、写真展をやってみよう!と思った方は、お問い合わせフォームやTwitterより、ぜひご連絡ください。質問などにもお答えします!