【2歳5ヶ月】子どもが転んで泣いた時の対応法【パパの育児コラム Vol.20】

毎月更新している「パパの育児コラム」のVol.20です。
この記事では「2歳5ヶ月の娘が急速に成長し、時々する失敗から感じたこと」を綴っています。子どもが駄々をこねた結果転んでしまったことがあり、そこから夫婦の対応の違いや考え方を共有したので書きました。

 

■過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある方は読んでみてください。

2歳5ヶ月の子どもの発達段階は?できることは?

なんだか先月の「2歳4ヶ月の娘が幼稚園の預かり保育に通い始めて」でも言ったような気もするのですが、2歳5ヶ月になる娘が急速に成長し始めました。今月の成長はかなり顕著だったように思います。

例えば、こんなことがありました。

初めてトイレでおしっこができた

これまでトイレの便座に座って挑戦していたのですが、なかなかおしっこをすることができませんでした。そんな背景の中、今月初めてトレイでのおしっこを成功することができました。

 

そういえばとトイレと娘の関わりを振り返ると、初期の頃はトイレの便座に座ることを怖がっていました。
それならばとトトロのスタンプカードを手作りし、便座に座るとスタンプを押してあげるというような工夫をしました。そんなことを繰り返していると便座に座れるようになり、慣れていくと座るのは問題なくなるけれど、なかなか尿や便が出ない時期が数ヶ月続き、今回初めて成功することができました。

お風呂の前に「トイレ行こっか」と声をかけ、便座に座り、おしっこに成功したという流れです。

全ての成功には、いくつもの失敗があり、時間や労力をかけながら成功へ繋がっていくということを強く実感しています。
この話は後々紹介する今月の大きな失敗に繋がります。

2歳5ヶ月の娘

 

「今日はどこ行くの?」と聞いてくるようになった

午前中にお出かけの準備をしていると「今日はどこ行くの?」と毎回聞いてきます。これは、見通しを持ちたがるようになってきているということですね。

見通しをもちたがるということは、つまり自分の先の予定が気になっているということで、一日が繋がっていることを理解し、主体的に行動する土台ができているということでもあります。

先日、「今日はどこ行くの?」と聞かれたので、娘が大好きな「今日は◯◯ちゃんが大好きなキティちゃんがいるサンリオピューロランドに行くよ」と伝えると、目を輝かせながら「やったー!やったー!」とジャンプをしていました。一度行ったことがあって、その楽しさを覚えているんですね。

とてもかわいいです。
2歳5ヶ月の遊び

 

説明がとても上手になった

前回、図書館に行って「トーマス、だいかつやく」という本を借りてきました。

その本はシリーズ本で「トーマスとパーシーのかくれんぼ」や、「パーシーのチョコクランチ」など裏表紙にシリーズ本のタイトルと表紙絵が描かれています。

娘は「次はチョコクランチを借りよっか」と話していたので図書館に借りに行ったのですが、残念ながらその本は借りられていて在庫がなかった。
だけど、他のシリーズ本はあったので「きかんしゃトーマスのさかなつり」という本を借りて帰ってきました。

その後、家に帰って借りてきた本を娘は眺めていたのですが、パーシーのチョコクランチ借りたかったね」と一人で言いだしました。

「あー、借りたかったんだあ」と思っていたけれど声をかけずに娘の様子を見ていたら、裏表紙の写真を指差して
これと、これと、これと、これを借りたかったんだけど、なかったね。でも、この本があったからよかったね」と独り言をつぶやきながら、自分で自分を納得させていました。

なんてわかりやすい言葉で説明できるようになったんだろうと感動し、自分で折り合いをつけて納得させられるようになったことに強く感動しました。

とても素敵な光景に立ち会えて嬉しくなりましたね。

2歳5ヶ月の娘

 

サンリオのキャラクターが大好きになった

娘が人生で初めて強くはまったキャラクターはトトロでしたが、今はサンリオのキャラクターが大好きで、キティちゃんやマイメロディにはまっています。
その影響から、僕までサンリオキャラクターに精通すらようになりました。

幼稚園の先生の靴下がマイメロディだったときは、「せんせいの靴下マイメロちゃん」と先生に伝えたらしく、その事をあとで報告してくれました。

僕の仕事が遅くない日は夕食後に妻が1人で風呂に入り、僕と娘がその後に風呂に入るのが日課なのですが、妻が風呂に入っている時だけはYouTubeをクロムキャストでテレビと繋ぎ、いろいろなチャンネルを見ています。

特にハマっているのがサンリオのチャンネルで、それらを見ながら一生懸命ダンスをしています。

最初は飛び跳ねて走り回っているだけだったダンスが、段々と手を振り付けたり、歌を覚えたりと進化していきました。

子どもの成長は本当に速いですね。

 

子どもが転んで唇を切って泣いた

そんな急成長を遂げる娘。
行動範囲が広がり、一人でやりたいことが増え、その結果として「拒否すること」が増えてきました。

「じゃあ、○○へ行こうか」→「いかなーい」
「お店のものは見るだけにしようね」→「ペタペタペタペタ」

そんなやりとりが続く中で抱っこをして連れていこうとすると、「うーわー」と言いながら体をくねらせてなんとか降りようとします。それはそれはすごい力で、僕が手を離すと真っ逆さまに落下することなどお構いなし。

意志があって、行動したい気持ちがとても強いのは良いことなのですが、その結果として足元をすくわれて文字通り転倒し、ケガをしたこともありました。その時の夫婦の会話が面白かったので、ちょっと共有させてください。

抵抗し、転び、唇を切った

僕と妻と娘の3人で近所のショッピングモールに自転車で行った日のことでした。

その日の娘は、自分で自分のことを制御できないアドレナリンが出ているような状況で、食事中も大きな声で話していたし、お店に行くと棚から商品をとってきては走り回り、ディスプレイされているソファベッドに体当たりしたり、まあ子どものよくあるやりたい放題の状況でした。

いつもなら「やっていいこと」と「これはやりすぎ」の境界線をある程度理解して行動するのですが、眠いときやアドレナリンが出ている時は娘自身も制御できないような状況になることがあって、僕たち夫婦では「ゾンビタイム」と言っているのですが、まさにゾンビタイムが発動しているような状況でした。

そのエネルギーに僕も妻も疲れ果てて、用件を済ませるとようやく帰えると自転車までの帰り道を一緒に歩いていました。
娘はそんな僕らの疲労感などお構いなしに、道端の石や砂利や花が気になるようで、石を拾っては戻りを繰り返し、砂利をばらまき、花壇の花をブチっと切るなどの行為をしていて、僕と妻に制止される場面が幾度かありました。

たった20メートルの道を、娘のやりたいようにさせながら根気強く一緒に歩いていたのですが、まあやってこない(笑)

 

寒空の中で20分くらいかけてようやく自転車置き場に着き、「さあ、自転車に乗ろう」と声をかけると「乗らない」と娘が言う。
そんな中でも娘を自転車の後ろに乗せようとすると、暴れ回って乗車を拒否する様子でした。
「○○ちゃん、乗るよ」と抱きながら声をかけるも、いつもの「うーわー」がでて体をくねらせ、地面に着地。制止するものの、そのまま走り去っていく。

そして、そのすぐ側で地面につまづき、転び、唇を切って血を流して泣き出してしまいました。

 

あーあーあー。だから言わんこっちゃない。

これ、子どもと親のよくある光景ですよね。

僕と妻は娘を抱きかかえ、サっと唇の血を拭き、娘が泣き止むまで背中を叩き、自転車の椅子に座らせました。
だから言ったよね、ママたちがお願いしているときは○○ちゃんもお話聞こうね」と妻がピシっと言い、僕たちは自転車で自宅へと帰りました。

その帰り道。
自転車に乗りながら何事もなかったように僕は妻にその日の夕飯の話題を話しかけると、妻の反応がいつもと反応が違う。ん?なんだ、僕の対応にイライラしているのか?なんか落ち度があったかな?と、もう少し妻に話しかけてみると、やっぱりほとんど反応せずになにやらイライラしている様子。

あー、イライラしているなあと確信すると、とりあえず整理する時間を置こうと、僕は後ろに乗る娘に声をかけながら自転車に乗っていました。

すると、気持ちの整理が終わったのか妻がゴニョゴニョと娘に聞こえないように「さっきみたいな時に、娘と二人だったら『だから言ったでしょ』ってもっとイライラしていたと思うわ」と声をかけてきました。

ああ、娘にイライラしていたのね、と謎に安心した僕は、その事から感じたことを娘に聞こえるように共有しました。

 

何回も失敗すればいいんじゃないの?

 

今回の流れを整理すると、
娘が何度もダダをこねた→自転車の後ろに乗るのを乗車拒否→制止を振り切り逃走→転び、唇を切り、号泣
ですよね。

もう誰がみても、「だから言わんこっちゃない」です。その通り。

妻はこの状況に「だから何回も言ったのに」とイライラが収まらないような状況だったと伝えてくれました。

僕はといえばこの状況になった時に、娘の歯がグラグラしていないか等の無事を確認した後は「軽症でよかったな」と感じていました。

何回も失敗すればいいんじゃない?痛みから理解することもあるし、長い目で見たときに、これを学んで成功すればいいんじゃないの?自分の思い通りにして、ケガをして、それがすぐ治る程度の痛みで、それから学びとることも伝えられることもある。
今現在は「やってしまったこと」だけど、長い目で見たときには本人が「痛みから学ぶチャンス」なんじゃないのかなあと、思ったわけです。

最初の「はじめておしっこができた」の箇所でも書きましたが、全ての成功には、いくつもの失敗があり、時間や労力をかけながら成功へ繋がっていくのかなと思っていて、まさにこれはいくつもの失敗の1つなのかなと。これを繰り返し、いつか成功へと繋がればいいんじゃないのかなと。

 

イライラしている妻にこんなことは伝えられません(笑)し、もしかすると「なにを悠長なこと言ってんのよ!妻の気持ちがわかっていない」といったお叱りがでるかもしれませんが、我が家では落ち着いた妻は理解する力があるので「そんなこと言って大怪我したらどうすんの!」とは言わず、自分の中で噛み砕くことができます。

そういう点もとても有り難いなあと思い、真っ暗な帰り道を3人で自転車に乗って帰りました。

子どもが失敗を経験したことで学んだこと

とは言え、こんなことをこれからも繰り返すことは間違いありません。
でも、それでいいと思っています。

きっと大切なことは、それを受け入れようとすることで、大怪我は避けたいですが、自ら行動してできた小さな傷は仕方ないのかなあと思っています。

それを避けようと、親が先回りをして怪我しないように管理し続けていると、なにが危ないか・やってはいけないかを察知する力が育たないように思うんですね。

なので「痛みから学ぶこと」はきっとあると思っていて、それらを体験的に知ることで自ら避けられるようになるのかなと。

今回、娘は自ら行動し、案の定ケガをし、痛みを知ったことで、きっと心のどこかにこの出来事は残ったはずで、落ち着いたときに体験的に説明してあげると更に定着するのかなと思っています。

来月も娘の成長が楽しみです。

2歳5ヶ月の子どもの発達記録 【パパの育児コラムまとめ】

2歳5ヶ月の子どもの発達をまとめました。
今月は、子どもが転び、唇を切り、泣いたことから親の僕たちが学んだことを綴りました。

 

■過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある方は読んでみてください。

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