断乳3日間の関わりや子どもの変化の全記録【1歳8ヶ月】

断乳3日間の全記録ドキュメント

この記事では「1歳8ヶ月の断乳3日間」を、断乳方法から過程まで 3日間の詳細な記録としてお伝えしています。

子どもが断乳するまでの経過について詳しくまとめたので、これから断乳しようという方はぜひ参考なるかと思いますので読んでみてください!

結論からお伝えすると、断乳1日目は大泣き、断乳2日目も泣いたけど慣れてきた兆しあり、断乳3日目に断乳成功という過程でした。

この記事でわかること

  • 断乳3日間で起きた全記録
  • 断乳の方法と対処法
  • 断乳期間の子どもの変化

断乳3日間の経過まとめ

01

大泣き

母乳を求めて泣き続ける。あまりの泣き叫びに家族全員が疲弊し、衰弱。

02

大泣きから…

母乳を飲めないことを理解した娘は大泣き。ところが、深夜に変化が…。

03

断乳成功

母乳を求めず抱きしめられながらスヤスヤと就寝。断乳に成功。

子どもの成長記録を毎月書いています。
今回は1歳8ヶ月になる子どもが、いよいよ断乳の時を迎えた話について書いています。

いよいよ”と書いたのは、断乳は我が家にとってはけっこう重たい課題として夫婦で捉えていたからですね。
なんたって、母乳が大好きな娘。さてさて、どうなることやら…と心配していました。




それではまず、断乳のちょうど良いタイミングや条件、卒乳との違いについて説明します。

断乳とは?卒乳との違いを解説

断乳とは?

『断乳』とは、親や保護者の意思で授乳をやめることを言う。

同じく母乳を飲まないようになる『卒乳』とは、赤ちゃんが自然に母乳を飲まなくなるようになることを言う。

断乳と卒乳は、保護者が意図的に母乳を飲ませなくするか、自然と子どもが飲まなくなるかの違いなんだね!

断乳にちょうど良いタイミングは?

断乳にちょうど良いタイミングや時期は、どのくらいが一般的かご存知ですか?


これは家庭によって様々で、子どもの状況や外的環境によって大きく異なります

基本的には断乳には以下の条件を満たすことが目安のようで、とうの昔にこれをクリアしている我が家の娘は、いつでも断乳できる状況ではありました。

断乳にちょうど良いタイミングと3つの条件

・水分をしっかりとれる

・離乳食を1日3食しっかり食べている

・歩けるようになった

断乳を始める子どもの現状実態

我が家の子どもはもっと早い時期に、日中の断乳は大きな混乱もなくできたのですが、寝かしつけ時は授乳をしないと泣き叫ぶようになり、ずるずると授乳を続けてきました。

いわゆる『添い乳』というやつですね。

1歳ちょうどで断乳する家庭もあれば、2〜3歳くらいまで続ける方もいらっしゃるようなので、断乳に関しては本当に家庭の状況によって異なるので一概には言えません。


我が家の娘は、夜に寝るときに授乳への依存度が高くなっていたこともあって、重い腰を上げて断乳チャレンジをすることにしました。

1歳8ヶ月の娘
1歳8ヶ月の子ども

「子どもができなかったことができるようになった過程」のシリーズ記事を紹介してます。
興味のある記事があれば、読んでみてください!

断乳を始める前の子どもの状態

まずは、断乳を始める前の娘がどんな状態で、どんな生活を送っていたかについて書いていきます。

断乳を始める前の子どもの状態

・子どもの月齢は1歳8ヶ月

・日中の断乳は成功していたが、寝る時だけは妻が母乳をあげながら(添い乳)寝ている。

・寝る時だけは授乳がないと泣き叫ぶ

・夜中に何度も起きては泣き、母乳を飲んでは安心して眠るのを繰り返している

・「そろそろ、おっぱいはバイバイだよ」と伝えると「はぁい」と言いながら飲んでいる(笑)


上のまとめにあるように、子どもの月齢は1歳8ヶ月

寝る時だけは、とにかく授乳を求めるようになっており、妻の授乳がないと泣き叫び続ける状況にあります。


1日に何度も夜泣きしては母乳を飲んで寝る』というサイクルを繰り返していて、朝方になると、母の元へ行っては母乳をせがむ毎日。


夜中に何度も起こされる妻の負担は大きく、もう既に母乳はほとんど出ていないと妻も感じていることから、子どもは精神的な安定を求めて母乳を飲んでいるように妻は感じていて、そろそろ乳離れをする時期が来たと思っているようです。

娘には以前から「そろそろおっぱいはバイバイだよ」と妻が伝えていて、「はぁい」と言いながら母乳を飲んでいる娘は、断乳の時期が近づいていることをなんとなく理解しているのか、残された時期に焦るように母乳を求めるようになっているようにも見えます。

そろそろ、断乳の時期が近づいていることを夫婦で話し合っていました。

断乳を控えた1歳8ヶ月の娘の日常

断乳開始1日目の記録と子どもの変化

突然の断乳開始

子どもがそんな状況の中で、突然の断乳が始まりました


断乳開始日のこと。
寝るときはいつものように妻が母乳をあげて寝かしつけていました。

まさかその数時間後から断乳が始まるとは僕もその時には全く思っていませんでした…(笑)

子どもはいつものように添い乳で一度は寝たものの、12時をまわった頃に夜泣きで起き、必死に母乳を飲み始めました。

その日は、それ以降も何度も頻繁に夜泣きして母乳をせがんでいました。


夜中の3時頃に何度目かの夜泣きを迎え、妻はいよいよその瞬間に断乳を決意し、「今日から母乳はなし」と宣言したのです。

そうです、突然の断乳開始です(笑)

断乳1日目の子どもの様子

急に断乳が始まって、母乳を飲めなくなった娘は泣き続けました。

体も大きくなってきている娘の本気の泣き声は凄まじく、そんな突然の妻の決意をなにも知らずに寝ていた僕は、「今日はかなり激しく泣いているな、え?断乳始まったの?」という呑気な疑問をもったまま、泣き叫び続ける娘を宥めようと抱きかかえました。


が、母乳を求めて泣いている子どもの前で、僕は全くの無力。

母乳を求めている娘には、抱っこをしたり歌を歌っても、とにかく泣き続けています。

言い訳をさせてもらうと、母乳の時以外は、これで泣き止むんですよ…。

子どもの鳴き声はどんどん強くなり、1時間以上はすさまじい声で泣いていました。


泣き叫び疲れて寝たかと思うと、1時間もしないうちに同じように大きな声で泣きながら娘は母乳を求めました。



妻も決断したこととはいえ、焦燥しきっており、布団をかぶって心の安定を保とうとしていました。


僕はこの状況下では娘に対しては無力なこともあり、妻の心を保つことを最優先に考え、とにかく不要な言葉かけを避け「大丈夫、大丈夫」と、子どもを抱きかかえながら妻の心を保つことを第一に行動していました。



それを何度も何度も繰り返し、ようやく長い夜が明けて朝を迎えたのです。

断乳1日目 翌日の朝の子どもに変化が…

朝になっても母乳を欲しがり続ける娘でしたが、不思議なことに僕らがサっと布団を片付けて起きると、いつもと全く変わらないようにケロっとした表情でニコニコと日々の生活を始めたのでした。

場面の切り替え」はすごいです。

これは僕たちの育児でよく使う手法なのですが、子どもが他の場面で泣いているときでも、環境や状況や対応する人を変えると、すぐに泣き止むことがあったりします。

特別支援教育では、これを『場面の切り替え』という手法で、よく使っていますが、育児でも同じように使えるのでやってみてください!

この場面でも

“布団を敷いて真っ暗な状況で寝ているとき”=母乳を求めていい時間


が、


“布団を片付けて明るくなっているとき”=母乳を求めない時間


このような場面が変わることで、子どもの心の中で勝手にスイッチ効果が働き、さっきまで泣きながら母乳を求めていたのが嘘のように娘は切り替わったのでした。

子どもがお父さんとのやり取りの中で泣いている時に、お母さんが現れて泣き止むことってありますよね?その逆も然り。状況を変えることで泣き止むことってよくあるので、やってみてください!

断乳の泣き叫び期間は概ね3日」と聞いていたのであと2日。
我が家の大きな転換期がやってきました。

1歳8ヶ月になって断乳することになった娘



断乳2日目の記録と子どもの変化

断乳2日目 日中の子どもの様子

断乳2日目。

日中は昨夜が嘘のようにご機嫌な様子で過ごす娘。
僕は仕事の都合をつけて早めに帰宅し、妻とともに2人で寝かしつける状況を作りました。

断乳をしようと思っても子どもが大きな声で泣いていると、1人では滅入ってしまいます。

パパは母乳を求めて泣く子どもには無力だとしても、ママを支えることはできます。
断乳をする時には可能な限りパパ・ママの2人体制をオススメします。

断乳2日目 子どもの反応と親の対応

娘を寝転がせながら僕が絵本を読んでいると、隣に寝転がる妻のことが気になり、娘はソワソワと落ち着きません。

子どもは断乳が始まっていることを完全に察知している様子です。



だんだん寝転がっていられなくなった娘は、「ママ、ママ」と妻に母乳を求め、寝ている妻の上に馬乗りになり、これ以上ないくらいの大きな声で泣き叫び始めました



その姿は見ていて痛ましく「もう断乳はいいよ、好きなだけ飲みなよ」と何度も言いたくなるのですが、それをしても誰にとっても良いことはないので夫婦で鉄の意志をもって、娘に諭し続けました。

頭を撫でたり、お茶を飲ませたり、歌を歌ったり。
1時間以上絶叫し続けた娘は、最終的に妻が座ったまま抱っこした状態でエネルギーが尽きたように寝たのでした。

この日は僕も妻もこの状況がくることがわかっていたので、消耗しながらもお互いを励まし合いながらなんとか過ごすことができました。
ただ、娘が1時間以上泣き叫ぶ姿を見るのはやはり精神的にかなり削られますね。

もちろん娘が一番消耗しているので、断乳とは家族揃って肩を組んで取り組むことだなあと改めて実感しました。

断乳2日目 子どもの変化

そして、ここで娘に変化が起きたのです。

断乳2日目の深夜も夜中に起きることがあったのですが、なんと母乳を狂気的に求めることがなくなったのです。



いつもなら目覚めたときに真っ先に妻のもとへ行って母乳を求めるところ、この日はもう無理だと悟ったのか、飲めないことで泣くことがなくなりました。



朝方の明るくなってからの時間は昨日同様に、娘が目覚めた途端に僕らも起きてリビングへ行くと、娘はニコニコと本を読んだり、積み木をして遊ぶことを僕や妻に求めたのでした。

えらい、えらすぎる…。


僕と妻は娘をギュっと抱きしめ、娘への愛を伝えました。
そして妻と僕はガッチリと握手をして、娘の昨日からの変化と成長を確認し合ったのです。

1歳8ヶ月の娘

断乳3日目の記録と子どもの変化

断乳3日目で、ついに断乳に成功

断乳1日目の深夜は大泣き
断乳2日目の寝入りで大泣き
断乳2日目の深夜はほとんど泣かずに寝られた


この変化が大きかったこともあって、断乳3日目の寝入りはまた少し変化しているのではないかという淡い期待をもって寝かしつけをしました。

断乳3日目も娘の寝かしつけに間に合うように早く帰って備えました。

僕が寝転がりながら絵本を読んでいると、眠くなってきた娘はいつものように隣に寝る妻の上に覆いかぶさりました。


普段ならば「ママ、ママ」と言いながら母乳を強く求めるところ、なんとその様子がないまま眠りに入ろうとしている!

おいおい、マジかよ!!!



眠りたいのだけどなかなか眠れないことで多少イライラしているような雰囲気はあったものの、母乳を求めることもなく、しばらくすると眠ったのでした。

すごい、すごい。



たった2日前までこの世の終わりのように、これ以上ないくらい力強く泣いていた娘が、もう母乳を飲めないことを悟り、諦め、切り替えた。

娘の頑張りが強く僕たちに伝わってきて、それはもう感動的ですらありました。

断乳3日目での成功で親が感じたこと

娘は産まれてからこれまで断乳期間が一番泣きました
あんなに長時間全力で泣くことは今までありませんでした。


体が大きくなって同時に声も大きくなった娘の全力の声は、たった数日間でありながら僕たち二人を強く狼狽させました。

こんなに泣いているんだから、もうしばらく断乳なんてしなくてもいいんじゃない?とすら思う瞬間もありました。

だけどそれは、娘の成長を止めるだけの親のエゴなのだと感じています。

自分が楽になりたい・救われたいからという理由だけで娘の成長を止めることは、間違った優しさになるように思うのです。



断乳を通して娘がいかに状況を理解し、修正しているのかを感じました。

こうやって一つひとつ階段を登っていく娘を、これからも応援していきたいと強く思ったのです。

断乳期間にやったこと まとめ

娘の断乳から10日間くらいが経ちました。

断乳以降、娘は一度も妻の母乳を求めることもなく、今に至っています。



断乳中は、親として本当に切ない思いになりました。
娘があんなに泣き叫びながら母乳を求めているにも関わらず、僕たちはその意志とは反するように、娘の求めていること・好きなことをさせてあげられない。

娘が本当に頑張って乗り越えようとしているのが伝わってきて、心底応援したくなりました。


きっとこれからも断乳以上に応援したくなるようなことが起こり続けるでしょう。
生きている間は、いつも新しい課題が出てきますからね。


娘の頑張りを応援していきたいなと改めて思った機会になりました。

断乳・卒乳をテーマとした絵本3選

断乳・卒乳をするのは、本当にエネルギーのいることですよね。


我が家も断乳に踏み切るまでにかなりの時間を要しましたし、いざ始まっても3日間は精神的にかなり負担が大きかったです。

妻にとっては授乳を通して娘とコミュニケーションをとっていたこともあって、それがなくなるのも寂しそうでした。

そんな断乳・卒乳の時期に、我が家の娘や妻を励ましてくれた絵本を紹介します。

断乳がテーマの絵本①『おっぱいばいばい/みついゆきこ』

断乳がテーマの絵本1冊目は、みついゆきこ著「おっぱいばいばい」です。


初めて授乳した日から今までのことを振り返っていて「そろそろおっぱいにばいばいしようか」という最後を迎えます。


断乳・卒乳を終えた方や、これから断乳・卒乳を迎える方にとっても特別な一冊になるかと思います。

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断乳がテーマの絵本②『おっぱいバイバイ/Milky』

断乳がテーマの絵本2冊目は、Milky著「おっぱいばいばい」です。

日本語と英語が書かれたバイリンガル絵本で、先ほど紹介した絵本と同じタイトルですね。



この絵本は食育もテーマになっていて、絵本の中にはおいしそうなご飯が美しく描かれています。

「おっぱいを卒業すると、おいしいご飯と出会って新しい世界が広がるよ」というメッセージが伝わる一冊です。


断乳がテーマの絵本③『おっぱいバイバイ/わたなべけいこ』

断乳がテーマの絵本3冊目は、わたなべけいこ著「おっぱいばいばい」です。

なんと3冊ともタイトルが「おっぱいバイバイ」です(笑)


kindle版もあって試し読みができますが、とてもかわいくて優しさに溢れたイラストです。
今日はおっぱいなしでがんばってみようか?」という場面で、不安そうな男の子の表情がなんとも言えません。


親子でぜひ一緒に読んでみてください!

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父親の育児コラムまとめ

今回断乳をテーマとしたこの記事は、毎月更新している「父の育児コラム」のVol.12です。


過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある記事があれば読んでみてください。

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