この記事では、「2歳の子どもを育てている私たち夫婦の『子育てルール13個』」を紹介しています。
子育てをする時に、夫婦の考え方や育児の方向性が大きく異るとストレスですよね。
夫婦二人が協力し、同じ方向を向いていくために、子育てルールを整理してまとめました。
- 夫婦で子育てをしている方
- 子育てについての情報を知りたい方
- 夫婦で子育てへに関するイライラがある方
本記事は毎月更新している「父の育児コラム」のVol.22(2歳7ヶ月)です。
過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある方は読んでみてください。
- vol.1) わたしが産まれたての娘にしてあげたい、たった1つのこと
- vol.2) 幼い我が子を心から『可愛い』と思うか?【生後5ヶ月】
- vol.3) 初めての子育て…家族円満に暮らすために妻にお願いしていること【6ヶ月】
- vol.4) 生後7ヶ月の子どもと沖縄へ行った話【生後7ヶ月】
- vol.5) 子育ては大変ですか?【生後10ヶ月】
- vol.6) プレゼントされて本当に嬉しい『出産祝い』ベスト22【保存版】
- vol.7) 子どもに贈る1歳の誕生日プレゼント
- vol.8) 娘が毎日絵本を読みたがるようになった話【1歳2ヶ月】
- vol.9) パパやママとはっきり呼ぶようになった話【1歳3ヶ月】
- vol.10) 子どもを連れて家族でサイパンへ行ってきた話【1歳5ヶ月】
- vol.11) 娘に自分の写真展を見せられた話【1歳7ヶ月】
- vol.12) 1歳8ヶ月になる娘の断乳についての話
- vol.13) 1歳9ヶ月になる娘と自粛生活を過ごして
- vol.14) 1歳10ヶ月の娘が言葉の爆発期を迎えた話
- vol.15) 【語彙力アップ】2歳になる子どもの発語を促したオススメの絵本15選
- vol.16) 【2歳】子どもが20歳になるまで毎年必ず贈る誕生日プレゼント
- vol.17) 子どもができるようになったこと・挑戦していること【2歳2ヶ月】
- vol.18) 2歳3ヶ月の子どもは、大人が思っているよりも物語を理解している
- vol.19) 子どもが幼稚園の預かり保育に慣れるまでの話【2歳4ヶ月】
- vol.20) 子どもが転んで泣いた時の対応法【2歳5ヶ月】
- vol.21) 子どものイヤイヤ期の対応方法は?失敗談から学んだ話【2歳6ヶ月】
- vol.22) 夫婦で決めた『我が家の子育てルール13』【2歳7ヶ月】
- vol.23) 2歳半の娘が夢中になって何度も読み返すオススメの絵本12選
- vol.24) 子どもが保育園に入園した日に思うこと【2歳8ヶ月】
- vol.25) 子どもの慣らし保育期間の過ごし方【2歳8ヶ月】
- vol.26) 2歳9ヶ月の子どもができること①(運動・コミュニケーション編)
- vol.27) 2歳9ヶ月の子どもができること②(情緒・言葉・トイレ・生活習慣編)
- vol.28) 子どもは環境ですぐに影響を受けるってことは?【2歳10ヶ月】
- vol.29) おもちゃのレンタル・サブスクの主要5社比較
- vol.30) 子どもが好きな『自宅遊び5選』【2歳10ヶ月】
- vol.31) 【2歳11ヶ月】子どもがひらがなを自然と覚えた関わり方
- vol.32) 子どものトイレトレーニングの進め方【2歳11ヶ月】
- vol.33) 【3歳】子どもが20歳になるまで毎年必ず贈る誕生日プレゼント
- vol.34) 500冊以上読んだ絵本から『3歳の子どもにおすすめの絵本』を紹介
- vol.35) 思わず笑ってしまった3歳児のかわいい言動【3歳1ヶ月】
- vol.36) 「抱っこ〜」の連続だった子どもが毎日40分間歩くようになった話
- vol.37) 子どもは物語をよく覚えている話【3歳2ヶ月】
- vol.38) 子どもが毎日40分歩くようになった話(続き)【3歳3ヶ月】
- vol.39) チック?子どもが頻繁に目をパチパチさせる【3歳3ヶ月】
- vol.40) ドタバタ七五三体験談【3歳4ヶ月】
- vol.41) 子どものチック症状が治まった 対応したことまとめ【3歳5ヶ月】
目次
- 夫婦の子育てルールを決めた|夫婦円満な子育てのために
- 夫婦の子育てルールを決めた理由|夫婦の共通理解のために
- 家族の子育てルール|夫婦で決めた13の約束
- 子どもの前では全ての言葉を理解していると思って話す【家族の子育てルール1】
- 子どもにきちんと説明する【家族の子育てルール2】
- 転んだ時や食事をこぼした時は過度な反応をしない【家族の子育てルール3】
- 本を読んでほしいとお願いしてきた時はすぐに読んであげる【家族の子育てルール4】
- 欲しい本は惜しまずに買ってあげる【家族の子育てルール5】
- ごっこ遊びに付き合う【家族の子育てルール6】
- ジュースは特別な時しか飲まない【家族の子育てルール7】
- 子ども扱いして決めつけない【家族の子育てルール8】
- 今日一日の出来事をを質問する【家族の子育てルール9】
- 娘が言ったことを繰り返して発語する【家族の子育てルール10】
- 場面の切り替えを多用する【家族の子育てルール11】
- 子どもが言われたくないことは言わない【家族の子育てルール12】
- 他の子どもと比べない【家族の子育てルール13】
- 我が家の夫婦の子育てルール まとめ
- 父の子育て育児コラム まとめ
夫婦の子育てルールを決めた|夫婦円満な子育てのために
娘は2歳7ヶ月になりました。
先日、子育てのルールや方法は各家庭によって本当に様々だなと感じたことがあったので共有します。
「自分の家の常識は他人の家の非常識」といった言葉がありますが、他の家族の関わりに触れると、こんな関わり方をしているんだと驚くことがありますよね?
この記事では我が家の子育てルールを整理してまとめてみました。
我が家の夫婦が、夫婦円満に子育てをしていくために、子どもに絶対やらないことをまとめました。
先日、友人の家族と遊んだ際に2歳7ヶ月の娘に対して「かわいいねぇ」と目尻を下げて、褒めてもらうことがありました。
その友だちの家にはもう少し大きくなった子どもがいるのですが、その子どもがいる前で母親が「この子は、いつからかわいくなくなったんだろうね」と冗談めかして笑いながら話したんです。
父親も「こんなにかわいかった時期はあったかなあ」と、ふざけた口調で同調しました。
まあ、親子のふざけた関わり合いですね。
友人夫婦であるその両親は、子どもを含めて笑い合っていたが、僕は全く笑えませんでした。
友人の子どもの事を考えると、冗談とはわかっていても「そんなこと言わなくてもよくない?」と思ったからです。僕はそういった冗談は言いたくないなと。
夫婦の子育てルールを決めた理由|夫婦の共通理解のために
「この子はいつからかわいくなくなったんだろうね」という冗談を言った夫婦のエピソードが、我が家で「絶対にやらないこと」を再認識させ、僕と妻で自然と共有していることを言語化させてくれました。
夫婦の子育てルールを決めた理由になったわけですね。
僕も妻も子どもと関わる仕事を経験しているため、職業柄「絶対にやってはいけないこと」を身につけています。
例えば今の例のように、他の子と比較をしないようにしている。他にも、よくない行動の強化に繋がらないような言葉を選んで声かけしている。
それらは、絶対にこうだよね、と意識して行っているというよりは、自然と身につけていて、ほとんど無意識で行っているんですね。
だから、こうやって目の前で我が子を「かわいくなくなった」と冗談でも伝えていることは、かなり違和感を感じ、ザザザとしたしこりのような感覚が残り、非常に気になったんです。
ああ、我が家では我が子に「かわいくなくなった」とは言わないなと。
基本的には子育てには正解なんてないので、それぞれの家庭がそれぞれの正義のもとで行えばいいのだけれど、個人的には「こういった関わりはしたくないな」「こんな関わり方をしているな」といったものは、見えてきたので、夫婦の子育てルールを整理してみます。
家族の子育てルール|夫婦で決めた13の約束
ついつい大人同士が集まると、子どもの話をするときに、子どもがわかっていないと思って話してしまうことがありますよね。
「あの子はかわいい」とか「この子はなんでできないんだろう」とか「この子こんなことがあってさ」とか。
大人同士でついつい、他の子と比べたり、子どもの失敗談を語ったりすることってありません?
そういった話は、子どもは全てわかっていると思ったほうがいいです。
子どもは「内言語」と言って、発語はしないまでも心の中ではたくさんの言葉をもっていると言われています。
言葉全てをわからないまでも、親の表情や仕草でニュアンスは絶対に感じとっています。
僕たち夫婦は、娘の前で大人同士が話をするときは、子どもは全てわかっていると思って言葉を選んで話すようにしています。
これも同じような内容で、子どもは言葉の数が大人と比べて少ないからといって、理解していないとは限りません。
今まさに目の前で起きていることや、どうしてこうなったか、これからどこへ行くのか、そういった内容はきちんと説明することにしています。
「今日はこれからパパとママと○○ちゃんで、公園に行くよ」
「トイレが終わったら、テレビを見よう」
そういった丁寧な説明をすることで、きっと状況を理解する力も育つし、言語能力も育つでしょう。
少し前から「今日は、どこ行くの?」と娘は一日のスケジュールを聞いてくるようになりました。
きっと「一日の見通し」をもって、自分なりのスケジュールを頭に入れるようになってきているんだと思います。
娘は発語が多いようですが、きっとこうやって丁寧に説明をしていることは少なからず影響しているのではないかと感じています。
子どもは親の反応をよく見ていて、親が大きな反応をすると繰り返し行うようになることが多々あります。
大人がやってほしくないことでも、大人の反応を伺うようにやってしまい、怒られている子どもをよく目にします。
例えば、食事中にスプーンを机に叩きつけ、ガチャガチャと音を出していたとする。
大人はその大きな音に驚き、「やめてったら!」と大きな声をだす。
すると、その反応がおもしろかったのか、子どもは再びスプーンを机に叩きつけ、大人は「やめてって言ってるでしょ!」と怒る。
そんな掛け合いはよくありますよね。
我が家では静かに、なるべく大きな反応をしないように、「やめてね」と小さな声で伝えます。
我が家は図書館に行って10冊ほど本を借りては、何度も繰り返し読み、また借りては繰り返し読むというような習慣が小さな頃からあります。
1歳2ヶ月の娘の影響で読書ができなくなったかわりに、娘が本を読むようになったことについて
本を読み続けてきたことで、娘は本を読むことが好きになったようで、よく一人でも本を読んでいるし、読み聞かせをねだってきます。
娘が読み聞かせをねだってきた時には、必ず読んであげることにしています。
楽しいな、嬉しいな、という体験を共有することは、きっと娘にとってかけがえのない体験になるはずで、そういった時間を共有できることは親にとってもとても幸せな時間ですよね。
これは上と同じような理由で、本にはお金を使ってあげたいと思っています。
僕自身も本が好きだし、本を読む楽しさを感じてほしいと思っているからですね。
なので、本屋に行って娘が「これを欲しい」と言った本は、買ってあげることにしています。
基本は図書館で本を借り、時々本屋で本を買ってあげると、「これは図書館の本、これは○ちゃんの本」と独り言を話しながら、自分の本を手にとって嬉しそうにしているので、きっと嬉しいんだと思います。
最近の娘はごっこ遊びがとても楽しいようで、ティーパーティーを開いたり、おままごとをしたりすることを好んでいます。
ティーパーティーは、ポットやコップなどのおもちゃセットを使用して、娘がお茶を入れてくれるような遊びです。
「パパ、ティーパーティーしよう」と誘ってくれるので、娘のごっこ遊びに付き合っています。
ごっこ遊びはおもしろもので、僕や妻が行っていることを、娘がマネしようとします。
人形にも「熱いから気をつけてね」と声をかけて、お茶を淹れていたりします。
そうやってコミュニケーションをとりながらいろいろなことを学んでいってほしいですよね。
本を読んであげるように、ごっこ遊びにも付き合ってあげるようにしています。
娘は2歳7ヶ月になりますが、未だジュースは一回も飲んだことはありません。
じゃあ、なにを飲ませているのかというと、お茶とお水と牛乳だけ。
その結果、お茶を飲んで「あー、お茶おいしい」と言ったニコニコしています(笑)
友人のお子さんは、ホテルのバイキングでジュースを一度だけ飲ませたら最後、それ以来お茶を飲まなくなったと言っていました。
いずれなにかの機会でジュースにたどり着くでしょうが、もうしばらくはお茶を飲んでニコニコしていてほしいなと思っています。
女の子はピンクが好き、子どもはポテトが好き、ジブリショップに行ったからトトロの人形がほしい。
我が家ではそんな決めつけをせずに、娘にきちんと聞くことにしています。
好きなのか、嫌いなのか。
やりたいのか、やりたくないのか。
自分の意志で決める力をつけていってほしいと思っていて、大人が決めつけて全てを提供するのではなく、自分の意志で決めてほしいので、娘にはなるべくいろいろなことを聞くようにしています。
今でもそうですが、初めてのことなんかは二択を与えて決めやすいような環境をつくってあげて、とにかく自分で決めさせるような習慣をつけています。
夕飯を食べるときやお風呂に入っているときに、今日一日の出来事を質問するようにしています。
「今日はどこかにお出かけしたの?」と聞くと、以前までは面倒だったのか「ムズカシイ」と言って話を終わらせようとしていたのですが、一緒にいる妻が「今日は、お昼寝のあとにどこに行ったんだっけ?」「ほら、一緒にすべり台で遊んだね」と助け舟を出すと、「公園にいったの!」と、元気よく話してくれていました。
最近は妻の助けも減ってきて、自分から「幼稚園に行ったの!」と話しはじめて、「すべり台でシューってやったね」とか「せんせいのお話聞かずに、走っちゃったの」とか、楽しかった思い出や自分なりに失敗しちゃったことなんかを話してくれるようになっています。
娘の視点からの話はとても楽しいです。
2歳7ヶ月になった娘は、常に独り言でなにかを話しています。時には本に、時には人形に、時にはテレビに向かい、ずーっとなにかを話しています。
おしゃべりがとても上手になってきていて、状況の説明なんかもとても上手にわかりやすく話してくれます。
ただ、なにかを話しはじめても注意力が散漫なので、話の途中でなにかに気が散ってしまい、伝えたかったことや話したかったことを途中で止めてしまうことなんかもみられます。
そんな時は、娘が話していることを、大人が繰り返してあげるようにしています。
繰り返すことで話の筋道にもなるし、「聞いているよ」というメッセージにもなる。
娘の言葉を繰り返すようにしています。
これはちょっとテクニック的なものだけれど、「場面の切り替え」を多様している。
娘がもう少し幼いときは、この手法はかなり効果的だったので紹介します。
場面の切り替えとは、つまり状況を変化させることです。
例えば、僕が娘にごはんを食べさせていたとして、娘がグズってなかなか食べなくなったとする。
そんな時に、妻に交代して食べさせようとすると、スっと食べるようになったりします。
他にも、夜に寝ようと寝室に行ってもなかなか寝たがらなかった時期があったとき。
寝室で10分ほど本を読んだりお話をしたりするとタイマーが鳴るように設定し、タイマーの音と同時に「おやすみだね」と部屋を暗くすることにしました。
この手法で楽しくてズルズルと伸びていた寝るまでの時間を、切り替えて眠れるようになりました。
こうやって明確に場面を切り替えることで行動をわかりやすくしています。
けっこう効果的なのでやってみてください。
これは子どもを子ども扱いしないことと繋がっていますが、子どもが他人に言ってほしくないようなことは言わないようにしています。
大人同士なら当然ですよね。
夫が絶対に話してほしくない秘密を、夫の目の前で友人に話したりしないですよね?
「この子は今でも一緒に手をつないで寝てるのよ、この子は一人でトイレに行けないのよ」
子どもの秘密は一緒に共有してあげましょう。
口が堅いことで親子の信頼関係は増すように思います。
我が家の娘は1歳からプールに行っていますが、子どもたちには個人差が本当に大きくあります。
水に入るのすらイヤな子がいたと思えば、顔を水につけるのがイヤな子もいて、一人で潜ってしまう子もいます。
もちろん、娘には得意なことも苦手なこともあるのですができないことを嘆くことも、できることを喜ぶこともしないようにしています。
ただ、事実としてこれはできない、できると受けとめるだけ。
できないことは練習したり時間が経てばいずれできるようになるだろうし、できることは他の子も同じように時間が経てばできるようになる。
その事実があるのに、いちいち一喜一憂していたら心も体ももたないですよね。
妻とともに他の子と娘を比べるのはやめておこうと決めて、実践しています。
相対評価ではなく絶対評価で考えると、娘があまりにも日々成長していくのでいつも嬉しくなれますよ。オススメです。
我が家の夫婦の子育てルール まとめ
我が家で実践している夫婦の子育てルールを整理し、13の約束を再確認しました。
- 子どもの前では全ての言葉を理解していると思って話す
- きちんと説明する
- こぼした時など過度な反応をしない
- 本を読んでほしいとお願いしてきた時はすぐに読んであげる
- 欲しい本は惜しまずに買ってあげる
- ごっこ遊びに付き合う
- ジュースは特別な時しか飲まない
- 子ども扱いして決めつけない
- 今日一日あったことを質問する
- 娘が言ったことを繰り返す
- 場面の切り替えを多用する
- 子どもが言われたくないことは言わない
- 他人と比べない
妻とともにこんなことは意識してるよね、これも実践してるよね、ということを言語化してみるのはなかなか楽しい作業でした。
もちろんこれが子育ての正解というわけではなくて、ひとつの家のルールに過ぎません。
最初にも書いた通り「我が家の常識は、他人の家の常識とは限らない」ですからね。
ぜひ、あなたの家のルールを整理してみてください。
子育てが更に楽しくなりますよ。
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