【1歳7ヶ月】娘に自分の写真展を見せられた話【パパの育児コラム Vol.11】

毎月更新している「パパの育児コラム」のVol.11です。
この記事では、「1歳7ヶ月になった娘が僕の写真展にやってきた時に感じたこと」を綴っています。娘が生まれた次の日から写真展が始まり、1年7ヶ月が経って再び写真展を開催することができました。娘が父親の活動を理解できるようになるまで、写真家として続けられたらいいな、としみじみと感じました。

■過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある方は読んでみてください。

娘が生まれた次の日に写真展が始まった

妻が41歳になる歳に産まれた娘は、その時が来るのを待ちきれなかったかのように、予定していた月日より5週間も早くこの世に生を受けました。

定期検診に僕と妻で病院へ訪れると、派手な原色のスボンを履いた女医は妻の血圧の高さから緊急入院の手続きを進め、あれよあれよと帝王切開の出産手術が始まり、娘はその日のうちに産まれたのでした。

1645グラムで生まれた娘は、少しでも目を離せば壊れてしまうのではないかと思えましたが、実際には私が思っていたよりも随分と逞しく、保育器の中でその生を喜ぶかのようにミルクを飲んで大きくなっていきました。

思いがけず早くに娘が産まれた日の翌々日、僕は写真展の初日を迎えたのでした。

宗玄浩写真展 旅と夢

病院と写真展会場を行ったり来たりする生活が少しだけ続き、お見舞いの時間が決まっているので病院に行けない日もあれば、写真展会場に行けない日もあって、妻も娘も僕も慌ただしく毎日が過ぎていきました。

そんな生活が一段落したときに、娘の写真を撮り続けられることをとても幸せに思ったことを覚えています。

そうして、娘にしてあげたいたった1つのことを決めました。

わたしが産まれたての娘にしてあげたい、たった1つのこと

 

娘の1歳の誕生日には、20歳まで娘に送る誕生日プレゼントも決めました。

娘の1歳の誕生日に送るプレゼント

 

とても勝手なものですが、娘を通していろいろなことを楽しませてもらっています。

1歳7ヶ月の子ども(女)の現在

娘は1歳7ヶ月になって様々な単語を話し、指を差したり僕の手をとって要求を伝えるようになり、「いないいないばあ」という教育テレビを見てダンスを踊るようになりました。

単語は30から40くらいあるでしょうか。
「イチゴ」「パン」「モモ」などの食べ物系、「トトロ」「ポニョ」「アンパンマン」などのアニメ系、「犬」「猫」「ゴリラ」などの動物系はもちろん、お風呂に浮かぶイカ、タコ、カメ、クジラ、イルカの木のおもちゃを指差して「ィカ!」「タコ!」「ヵメ!」「クジラ!」と言います。
あとはなぜかハンバーガーのイラストをお気に召したようで、「ハンバガー!」と、ネイティブのような発音で叫んだりします。

僕がリビングに座ると自分の本棚から好きな本を選んで持ってきては、膝の上にちょこんと座って本を読むことを催促してくる。

なんとも幸せで穏やかな時間が流れています。
きっと未来の僕は、この時期の僕のことをいつまでも羨むような、そんな気がしています。

1歳7ヶ月の娘

子どもに自分の写真展を見せられた

そんなタイミングで再び僕は写真展を開催することになりました。

僕の写真展「Quiet Cuba」が東京・神楽坂で2月22日から開催されることになりました

 

しかも今度は、写真集まで出版して頂けることになって。

娘が生まれた日の翌々日から写真展が始まり、1歳7ヶ月になって再び写真展が始まりました。

あの時はもちろん娘も妻も展示を見ることはできませんでしたが、今回は二人揃って見に来てくれたのです。

娘の成長と展示がリンクして、それはとても幸せな瞬間でした。

1歳7ヶ月の娘

彼女の記憶に残るまで、写真活動を続けていければ嬉しく思います。

 

■過去の育児コラムは下から読むことができるので、興味のある方は読んでみてください。

 

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