書評記事を書くことを続けてみる
このブログの読者から「たくさん本を読んでいるのでオススメの本を教えてほしい」と伝えられたことがある。
いろいろ考えた結果、読み終わった後の記憶が新しい状況の中で、記事を1本書くことを続けてみることにした。
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
決意してから15冊目は僕が今まで読んだ「食」に関する本の中で最も唾液がダラダラと出てきてその料理を食べてみたいと思わされた一冊「馳星周の喰人魂」について書いてみる。
馳星周|「馳星周の喰人魂」を再読。
小説家・馳星周さんが東京軽井沢香港と世界中で食べた忘れられない食事について描いた一冊。
口は悪いし横柄なのが文章からにじみ出ているんだけれど、この本よりも食べてみたくなる本を読んだことがない。味や匂いまで文章から伝わってきてダラダラ涎がでる。
— 23時の暇つぶし@タビノコトバ (@23himatsubushi) May 17, 2020
馳星周|馳星周の喰人魂
馳星周の喰人魂|馳星周
サッカーにも精通しており、中田英寿氏がヨーロッパで活躍していた頃にはよく観戦に行き、食事を共にしていた。ちなみに僕は随分昔に読んだ金子達仁さんとの共著「蹴球中毒」がおもしろくて馳星周さんの存在を知った。
久しぶりに読みたくなって、馳星周さんがこれまで食べてきた印象的な食事についてまとめられた一冊を再読した。
本書に何度も登場する奇跡の料理人・クマさんが料理する赤坂の「燻」には全ての読者が行ってみたくなるだろう。
食事描写が断トツで上手で、何度も言うが涎がダラダラとでる。
「馳星周の喰人魂」に書かれていた言葉を紹介する
僕は本を読んだら気になった文章をノートに書き記す習慣を、もう15年近く続けている。
インプットの吸収率が圧倒的に上がるし、なにより目に見える形で記録されていくことが自分の自信になる。
本書から気になった文章を紹介する。
「ああ……」
握りを噛んだ瞬間、溜息が漏れた。マグロとも牛とも違う、芳醇な赤身肉と脂の旨さ、絶妙のハーモニーが口の中に広がっていく。赤酢で味を調えたシャリがまた利いている。
初めて食べる味だった。それも絶品の。
「ああ、もうどうしよう。これじゃ、他の鯨肉食べられなくなっちゃうよ」
わたしは、オノミのあまりの旨さに悶絶し、身をよじった。カウンターの向こうでクマさんと奥方が嬉しそうに笑っている。
「まだまだだよ、馳君。誕生日ディナーはこれからだからね」
クマさんが高らかに宣言し、至高のバースディ・ディナーが始まった。
ここには書かないが、トリュフとフォアグラのオムレツリゾットについて書いた章だけでも読んでほしい。
「馳星周の喰人魂」を読んで思ったこと
同じ食事だとしても、誰が表現するかで全く異なるということを考えた一冊。
僕は文章を書くときに食についてあまり意識したことがないし、もしかすると食を表現した文章を書いたことがないかもしれない。
とても参考になった一冊。
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
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