目次
書評記事を書いています
せっかく読んだ本をインプットしておくだけでなく、アウトプットすることで、その本からなにを得て、なにを感じたかをまとめています。
話題の本、僕が興味のある本、オススメの良書を記事としてまとめていきます。
おすすめの記事
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
20冊目は、ブレイディみかこ著書「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」について書いてみる。
ブレイディみかこさん著「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読了。
2019年ノンフィクション本大賞に輝いた本だけに、読み応え抜群で何度もうんうんと唸り、考えさせられる本だった。
自分の言葉で語ることができる中学生の少年がかっこいい。僕の言葉も促してくれるような本だった。 pic.twitter.com/e9k4zlc4gL
— 23時の暇つぶし@タビノコトバ (@23himatsubushi) August 21, 2020
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー|ブレイディみかこ の書評記事
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー|ブレイディみかこ
2019年ノンフィクション本大賞を受賞したブレイディみかこさんの「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」について書評記事を書きます。
物語の舞台は、イギリス人の父親と、日本人の母親から生まれた中学生の「ぼく」が、イギリスで暮らす中で起こる日々を綴った作品です。
その中で直面する人種差別、ジェンダーの悩みや貧富の差、自分のアイデンティティ…。
1つ1つの出来事に直面するたびに「ぼく」や母が考え、それぞれの視点が増えていくことで、読者である僕自身も考えるようになっていくような引き込まれていく作品です。
この物語の舞台はイギリスですが、決して対岸の話ではなくて、世界で、日本で、僕の暮らす街で、家の周りで少しずつ形を変えながら起こっていることでもあります。作品が展開していく度に、きっとあなたの世界とリンクしていくはずです。
この作品は、きっと永久に読まれ続けるだろう作品です。ぜひ読んでほしい。
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」に書かれていた言葉を紹介する
僕は本を読んだら気になった文章をノートに書き記す習慣を、もう15年近く続けています。
インプットの吸収率が圧倒的に上がるし、なにより目に見える形で記録されていくことが自分の自信になる。
そんな効果があるので、本書から気になった文章を紹介します。
子どもは大人の真似をしながら育つ。
子育てをしていると、本当に強くそれを実感します。
そう思うだけの頼もしさみたいなものが、今を生きている少年たちにはありました。
彼らは世界を体験的に学び、その中には不条理さや、やるせなさに直面する場面もあるのですが、その経験からなにかを感じ、自分の言葉として学びとっていく姿は頼もしくあります。
未来を作っていくのは子どもたちで、彼らの手の中にあるのだから。
「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を読んで思ったこと
少年の通う学校では「シチズンシップ」の授業があります。
その授業では人種差別や世界の文化、LGBTQや政治活動について学ぶのですが、その授業で習ったことを実世界で体験する場面が多々でてきます。
例えば、LGBTQについての授業を受けた日の帰り。
12歳になった4人の友人たちの中で「ぼく」とAくんは「異性が好きだ」と話していた。
「当たり前だ、異性以外ありえない」とムキになったBくんもいました。
そんな中、「ぼくはまだわからない」と言ったCくんがいた。
Bくんは、最初ショックそうな様子をしていたのだけれど、Cくんがあまりにクールで冷静に話したものだから、それに気圧されたように「時間をかけて決めればいいよ」なんて言った。
そんな様子のBくんがおもしろかったと母に話す「ぼく」
これ、すごくないですか?
日本の12歳といったら、他と違うことを極端に恐れる年代ですよね。
個性を出したいと思いつつも、他人と大きく外れることも、意見が異なることも、良しとしないような空気がある。
変に目立たないように、例え意見があったとしても黙っていることも多く、こうやって友人に「もしかすると自分は同性愛者かもしれない」と伝えられるような環境は少ないように感じます。
これは教育の力だと感じるし、とても素敵なことですよね。
それこそ「無知」は人を傷つけることを生むけれど、こうやって「知っている」だけで一つずつ視点が増えていく、まさに教育の力だと感じます。
差別、貧困、思想
この本にはこういったちょっと重たそうな事柄が散りばめられていながらも、何度でも読みたくなる作品です。
ぜひ、一度手にとってみてほしい。
きっと後世まで読まれ続ける素晴らしい一冊です。
2)菅俊一・高橋秀明|行動経済学まんが ヘンテコノミクス
3)中田敦彦|中田式ウルトラ・メンタル教本
4)戸田和幸|解説者の流儀
5)石川直樹|この星の光の地図を写す
6)岸見一郎|哲学人生問答
7)渡邊雄太|「好き」を力にする
8)高橋源一郎|ぼくらの文章教室
9)石川直樹|まれびと
10)堀江貴文|英語の多動力
11)森博嗣|作家の収支
12)鈴木敏夫|南の国のカンヤダ
13)森博嗣|森助教授VS理系大学生 臨機応答・変問自在
14)米沢敬|信じてみたい 幸せを招く世界のしるし
15)馳星周|馳星周の喰人魂
16)藤代冥砂|愛をこめて
17)佐藤優|人生のサバイバル力
18)せきしろ|1990年、何もないと思っていた私にハガキがあった
19)服部文祥|息子と狩猟に
20)ブレイディみかこ|ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
21)河野啓|デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
22)幡野広志|他人の悩みはひとごと、自分の悩みはおおごと。
[…] ブレイディみかこ|「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」を… […]
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