おすすめの旅本『0メートルの旅』内容紹介と読書感想文※ネタバレあり

この記事は面白くておすすめの旅本『０メートルの旅』についての本の紹介と読書感想文です。

『0メートルの旅』は、イランへの旅行記で世界ウェブ記事大賞を受賞した岡田悠さんが、世界各地への旅を綴った旅のエッセイ本です。

海外のバックパック旅を始め、国内旅、近所の旅、家の旅と、自宅から16350000メートル離れた南極から350メートルの近所、そして０メートルの自宅と、距離に関係ない旅の物語16を綴ったオススメ旅本です。

最高に面白い旅の本

「0メートルの旅」を読む

0メートルの旅――日常を引き剥がす16の物語

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『0メートルの旅』は、とても面白い旅本でもありエッセイでもあるので、「心からオススメできる面白い旅の本・紀行文23冊」に追加しました！

オススメの本をたくさん紹介しているのでよかったら読んでみてください！

面白い旅本『０メートルの旅』本の内容紹介

『０メートルの旅』は2022年上半期の面白かった本ランキング第1位

岡田悠さんの著書『０メートルの旅日常を引き剥がす16の物語』が、とても面白い旅本だったので本の紹介と読書感想文を紹介します。

『0メートルの旅』は、僕自身がとても面白いと感じた旅本だったので【2022年上半期のベスト本】本当に面白かった本ランキングで第1位として紹介しています。

面白い旅の本『０メートルの旅』本の内容紹介※ネタバレあり

「0メートルの旅」は、どんな本なんですか？

「０メートルの旅」は、有給休暇取得率100%の岡田悠さんが、様々な旅を綴った旅行記本です。

よくあるバックパッカーの旅行記か…。

『０メートルの旅』が普通の旅行記と違って面白いところが、距離に関係なく旅を綴っているところにあります。

距離に関係ない旅本って、どういうこと？

そうですよね！
まずは『０メートルの旅』の目次を読んでみてください！

『０メートルの旅』の目次

第一章海外編（南極・南アフリカ・モロッコ・イスラエル・パレスチナ・イラン・ウズベキスタン・インド）
第二章国内編（仙台・青ヶ島・箱根ヶ崎・国立）
第三章近所編（駅前の寿司屋・郵便局・畑のフランス料理店）
第四章家編（部屋）

三章の近所編とか四章の家編とかって、確かに普通の旅行記じゃなさそう…。

『０メートルの旅』の面白いところは、南極やイスラエルと同列で、駅前の寿司屋や郵便局を【旅】として捉えているところなんです！
そして、この近所編と家編の旅行記がべらぼうに面白いところが魅力なんですよ！

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面白い旅本『０メートルの旅』読書感想文【あらすじ・エピソード】

『０メートルの旅』あらすじ・内容

『０メートルの旅』は、noteで人気の作家・岡田悠さんがこれまで経験してきた様々な旅を綴った旅行記本です。

岡田さんは18歳でバックパックを背負って初めて一人で異国を旅した瞬間から旅の虜になり、お金を貯めては旅し、訪れた国は70ヶ国、国内は全都道府県を訪れるようになります。

遠くへ、もっと遠くへと旅をしていく中で、岡田さんはだんだんと疑問を覚えるようになっていきます。

「旅ってなんだろう？」

家から1600万メートル離れた南極、アフリカ、中東。
日本国内の様々な都市から自宅のある東京の街。
近所や自宅の部屋の中。

距離に関係なく、アイデアと行動力で全てを【旅】として創っていく過程の中で、『どこまでが旅と呼べるのか？』ということを考えていった一冊です。

『０メートルの旅』はここがポイント！

・「近所の旅」のアイデアと行動力が、旅を創っている
・文章が面白くて笑える
・バカなことを真剣にしているところ

『０メートルの旅』エピソードと読書感想文

『0メートルの旅』の印象的なエピソードと読書感想文を紹介します。

『0メートルの旅』は、旅本でありながら、どこか遠くへ行くことにこだわった本ではありません。

例えば、近所の立ち食い寿司屋から送られてくるLINEクーポンから、旅を創る話があります。寿司屋から毎週ランダムで「サーモン」や「焼きゲソ」のように指定されたネタ１皿が無料で食べられるクーポンが送られてくるのですが、岡田悠さんはこれを3年間記録し続け、法則を見つけ、それをオモシロおかしく旅として書いていきます。

もう、バカです。

でも、おもしろい。

最終章である「家編」では、コロナ禍で運動不足になったのでエアロバイクを買ったところすぐに飽きてしまったため、悩んだ末にグーグルマップのストリートビューとエアロバイクを連動させるアイデアを思いつきます。

そこから、広島でエンジニアをしている男性のブログにたどりつき、すぐに連絡をとって意気投合し、オンライン会議を重ねて３週間でスマホとエアロバイクとグーグルマップの連携システムを作り、日本一周エアロバイクの旅がスタートします。

もう、バカです。

でも、おもしろい。

「旅に距離は関係あるか？」というのはよくあるテーマですが、近所や自宅をアイデアと行動力で旅として創っていき、その旅の話が海外や国内の旅よりも面白いところが、『０メートルの旅』の最大の魅力です。

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『０メートルの旅』本の名言を紹介

本の名言をまとめておくことが好きで、これまでずっとまとめています。

『０メートルの旅』に書かれた名言を紹介します。

何を消費するかではなく、何を創るか【0メートルの旅の名言】

たとえ地球の裏側に行こうと、通り過ぎるだけの景色もある。ふらりと出かけた散歩で、忘れられない景色もある。

その違いは、何が起こるかよりも、どう受け入れるかにあった。
どこに行くかよりも、どう接するかにあった。
何を消費するかではなく、何を創るかにあった。

僕の平凡な火曜日を特別な日に変えた【0メートルの旅の名言】

寿司を置い続けた３年間は、僕の平凡な火曜日を特別な日に変えた。

本の名言紹介

これまで読んできた本の名言を書き記しています。

▶読んだ本の名言をまとめたカテゴリーです。

参考：本の名言・名文カテゴリー

各年に読んだ本の中から、心に響いた名言を集めた記事です。

2018年に読んだ本から心に響いた名言集・名文集20選【本の名言】

【本の名言】2019年に読んだ本の名言集・名文集20選

【2020年】読んだ本から心に響いた名言・名文14選【本の言葉】

『0メートルの旅』はaudibleオーディブルで聴ける？

audibleオーディブルの聴き放題対象作品に「0メートルの旅」は入ってる？

僕が2022年上半期に読んだ本をランキング形式で紹介した記事で第1位に選んだ『0メートルの旅』ですが、残念ながら現在はaudibleの対象本ではありません。

オーディブル（audible）は、Amazonが提供している聴く読書サービスで、入会最初の1ヶ月間は無料体験を実施しています。
つまり、1ヶ月間は聴き放題対象作品の本が全て無料で聴けるサービスなので、めちゃくちゃお得です。

今回紹介した0メートルの旅は入っていませんが、同じく2022年上半期のベスト本で紹介した「詰むや詰まざるや」は無料で聴けるし、傑作ノンフィクション『サピエンス全史』や、お金の悩みのヒントをもらえる『ジェイソン流お金の増やし方』など、話題の本が全て無料で聴けます。

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